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おもしろ落語

佐々木政談

「おもしろ古典落語」の69回目は、『佐々木政談(ささきせいだん)』というお笑いの一席をお楽しみください。 江戸時代の終わりころ、名奉行で知られた南町奉行・佐々木信濃守(しなのかみ)という方がいらっしゃいました。非番のときはいつも、めだたないかっこうをして、三蔵というお供をつけて...

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こんにゃく問答

「おもしろ古典落語」の68回目は、『こんにゃく問答(もんどう)』というお笑いの一席をお楽しみください。 上州(今の群馬県)の安中にあるこんにゃく屋の六兵衛さんは、若いころ江戸で親分とか、兄ぃといわれた人でした。昔の縁で、江戸からやってきた者が顔を出します。もともと世話好きですか...

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そこつの釘

「おもしろ古典落語」の67回目は、『そこつの釘(くぎ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「ちょいとおまえさん、今ごろまで何をしてたんだい?」「どこったって、こんな重いもんしょって、どこへいくもんか、ここへこようと思ったんだ」「朝早いうちに家を出て、もうじき夕方じゃないか...

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花筏

「おもしろ古典落語」の66回目は、『花筏(はないかだ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「これは親方、ようこそおいで下さいました。ところで、患ってるとおっしゃっていた大関・花筏の具合はいががですか?」「実はそのことなんじゃ。医者から『動かしちゃ、いかん』といわれて困って...

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武助馬

「おもしろ古典落語」の65 回目は、『武助馬(ぶすけうま)』というお笑いの一席をお楽しみください。 武助が元の主人のところに久しぶりに帰ってきました。「あれからどうしてた?」「へぇ、こちらをおいとまいただきましてから、何をやってもうまくいかないもんで、上方へ行って役者の修行をい...

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そこつ長屋

「おもしろ古典落語」の64回目は、『そこつ長屋(ながや)』というお笑いの一席をお楽しみください。 ある長屋に、そそっかしい人間がふたり、隣あって住んでいました。片方はマメでそそっかしい八五郎、もう一方は無精でそそっかしい熊五郎で、兄弟と同じように仲よしの間柄。ある日のこと、八っ...

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孝行糖

「おもしろ古典落語」の63回目は、『孝行糖(こうこうとう)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「大家さん、このたびはおめでとうございます」「長屋のみなさん、わざわざすまないね、上がっておくれ」「今年21になるあのウスバカの与太郎が、親孝行のほうびに、お奉行さまからごほうび...

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看板のピン

「おもしろ古典落語」の62回目は、『看板(かんばん)のピン』というお笑いの一席をお楽しみください。 「ご隠居、どうぞお上がり下さい」「若い者が大勢集まって、何をしてるんだ」「ちょいとサイコロを」「スゴロクか」「いえ、子どもじゃねぇんで…チョボイチです」「バクチだな...

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山号寺号

「おもしろ古典落語」の61回目は、『山号寺号(さんごうじごう)』というお笑いの一席をお楽しみください。 一口に芸人といいましても、いろいろな種類があります。昔は幇間(ほうかん)という芸人がいました。俗に「太鼓持ち」という男の芸者で、芸者といっしょにお座敷にあがり、客を相手にいろ...

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千早振る

「おもしろ古典落語」の60回目は、『千早振(ちはやふ)る』というお笑いの一席をお楽しみください。 百人の歌人の有名な歌を一首ずつ集めたものを「百人一首」といいます。その中でも有名なのが藤原定家という人が選んだといわれる『小倉百人一首』です。この中に在原業平の「千早ふる神代も聞か...

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転失気

「おもしろ古典落語」の59回目は、『転失気(てんしき)』というお笑いの一席をお楽しみください。 ある寺の住職、ぐあいが悪いので、お医者さんがまいりました。「ちとこれは、お腹が張っておりますな。いかがですかな、『転失気(てんしき)』はありますか?」とききましたが、この住職は知った...

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寝床

「おもしろ古典落語」の58回目は、『寝床(ねどこ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 江戸時代に名人といわれた蜀山人(しょくさんじん)の狂歌に「まだ青い しろうと浄瑠璃 玄人(くろ)がって 赤い顔して 黄な声を出す」なんていうのがあります。浄瑠璃の親戚のような、物語を歌に...

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二番煎じ

「おもしろ古典落語」の57回目は、『二番煎(にばんせん)じ』というお笑いの一席をお楽しみください。 火事と喧嘩は江戸の花とかいって、名物といわれるほど火事がよくありました。特に真冬は乾燥してるために大火事がたえません。そこでどこの町内にも番小屋というのがありまして、町内のだんな...

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らくだ

「おもしろ古典落語」の56回目は、『らくだ』というお笑いの一席をお楽しみください。 「くずーぃ、ぐずやぁ、おはらい…」「ぐず屋、おい、くず屋」「いけねぇ、らくださん家(ち)の前だ、向こうの道をまわりゃよかったな。…へ、へい、らくださんのお宅ですね」「...

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浮世寝問

「おもしろ古典落語」の55回目は、『浮世寝問(うきよねどい)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「ご隠居さん、いるかい?」「八っつぁんか、相変わらず壮健で何よりだ」「あの、おもて通りの伊勢屋ですけどね」「何だ、唐突に?」「今晩、婚礼があります。『嫁入り』だって騒いでますけ...

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ねこの災難

「おもしろ古典落語」の54回目は、『ねこの災難(さいなん)』というお笑いの一席をお楽しみください。 めっぽう酒好きな熊五郎。朝湯から帰って一杯やりたいと思っても、先立つものがありません。「たまの休みだというのに、なんとかして飲めねぇかな」「あら、熊さん帰ってたの?」「ああ、お隣...

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桃太郎

「おもしろ古典落語」の53回目は、『桃太郎(ももたろう)』というお笑いの一席をお楽しみください。 昔話を親が語ってやるかたわらで、子どもが寝入って「子どもなんてものは、罪のねぇもんだ…」なんていう風景はよくみられましたが、ただいまの子どもは、なかなか寝つかなくなり...

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豆屋

「おもしろ古典落語」の52回目は、『豆屋(まめや)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「八百勝さん、2円借りてきました」「おお、元気にやってきたな、そうか、隠居のおじさんが貸してくれたんだな。ところでおまえさんは素人だ。表通りばかりを商いしてたんじゃいけないよ」「へぇ」「...

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素人うなぎ

「おもしろ古典落語」の51回目は、『素人(しろうと)うなぎ』というお笑いの一席をお楽しみください。 徳川幕府が終わって、明治の新しい政府ができたころのお話です。「おや、中村のお殿さまじゃございませんか、どちらへ」「おう、神田川の金か、もうわしは武士じゃないから、殿さまなんていっ...

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火事息子

「おもしろ古典落語」の50回目は、『火事息子(かじむすこ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 江戸・神田三河町に、伊勢屋という大きな質屋がありました。ある夜、ジャンジャンジャンジャン…。火の見やぐらで、けたたましい半鐘の音がします。近所で出火したようで、火の...

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小言幸兵衛

「おもしろ古典落語」の49回目は、『小言幸兵衛(こごとこうべえ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 麻布にある大家の幸兵衛、のべつまくなし長屋を回っては小言をいい歩いているために「小言幸兵衛」とあだ名がつけられています。「おい魚屋、魚をこさえるのはいいが、はらわたをむやみ...

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甲府ぃ

「おもしろ古典落語」の48回目は、『甲府(こうふ)ぃ』というお笑いの一席をお楽しみください。 ある豆腐屋の店先で、オカラを盗みぐいしている男がいます。店の若い衆が袋だたきにしようとするのを、主人がみとがめて、事情を聞いてみますと… 「わたしは、甲府育ちの善吉と申し...

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近日息子

「おもしろ古典落語」の47回目は、『近日息子(きんじつむすこ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「お父っつぁん、行ってきたよ」「おお、ご苦労。で、芝居はいつが初日だ?」「明日だ」「明日? おかしいな、きのう千秋楽になったばかりだろ、一日おいただけで、あしたが初日のはずは...

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親子酒

「おもしろ古典落語」の46回目は、『親子酒(おやこざけ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 お酒の好きな親子がありまして、あるとき親父が息子に「どうも酒というのは、いろいろ間違いをおこしやすい。おまえはまだ若いんだから今が大事だ、酒をやめなさい。そのかわり、わしのほうも酒...

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宿屋の仇討

「おもしろ古典落語」の45回目は、『宿屋の仇討(あだうち)』というお笑いの一席をお楽しみください。 東海道は神奈川宿の「武蔵屋」という旅籠に、年のころ32、3歳の品の良い侍が入ってまいりました。「いらっしゃいませ、お泊まりでございますか?」「せっ者は、万事世話九郎ともうす者、昨...

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てれすこ

「おもしろ古典落語」の44回目は、『てれすこ』というお笑いの一席をお楽しみください。 むかし長崎の浜辺で、珍しい魚が1ぴき捕れましたが、漁師が大勢集まっても、だれひとり名前を知ってる者がいません。これから先、困るだろうと奉行所に聞きに行きました。専門家の漁師がわからないものを、...

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芋俵

「おもしろ古典落語」の43回目は、『芋俵(いもだわら)』というお笑いの一席をお楽しみください。 落語に出てくる泥棒は、たいていまぬけなやつに決まってますが、なかにはちょっとばかり知恵のあるのもいます。「なぁ、兄弟、このごろはうまい仕事がさっぱりなくなっちまったな。そろそろ商売替...

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元犬

「おもしろ古典落語」の42回目は、『元犬(もといぬ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 浅草は蔵前あたりの八幡さまの境内に、まっ白な犬がいました。みんなでかわいがっていますから、食べ物にもこまりません。おとなしくて人間に吠えつくこともなく、「可愛い犬だね、こんど生まれかわ...

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堀の内

「おもしろ古典落語」の41回目は、『堀の内(ほりのうち)』というお笑いの一席をお楽しみください。 世の中には、ずいぶんとそそっかしい人がいるもんで。「ちょいとあんた、起きなさいよ」「こりゃ、どうも、おはようございます」「おはようじゃないわよ、あんた」「あんたって、あんたはどたた...

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目黒のさんま

「おもしろ古典落語」の40回目は、『目黒(めぐろ)のさんま』というお笑いの一席をお楽しみください。 江戸時代は、士農工商といって、身分制度がはっきりしていました。一番位の高い武士の中でも、お大名といえば、ご先祖が命がけで弓や鉄砲の下をかけまわって、ようやくはい上がって何万石とい...

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お血脈

「おもしろ古典落語」の39回目は、『お血脈(けちみゃく)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「牛にひかれて善光寺まいり」なんてことをいいます。むかしから、信心深い人がおまいりをする信州信濃(長野県)の善光寺で、[お血脈のご印] というのを売り出しました。これは、額(ひたい...

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夏どろ

「おもしろ古典落語」の38回目は、『夏(なつ)どろ』というお笑いの一席をお楽しみください。 泥棒というのは、季節にかかわりないようですが、「こそ泥」というのは夏に多いようです。夏は暑いので、戸締りをしていない家もけっこうあります。 「おやおや、しょうがねぇな。この家は留守かな。...

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子別れ

「おもしろ古典落語」の37回目は、『子別(こわか)れ』というお笑いの一席をお楽しみください。 「大変だね、棟梁。ちょっと出かけるのにも、隣に頼まなくちゃならないってのは」「へぇー、どうもね、ひとりじゃしょうがありませんで。女やもめに花が咲き、男やもめにウジがわくっていいますが、...

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たがや

「おもしろ古典落語」の36回目は、『たが屋(や)』というお笑いの一席をお楽しみください。 江戸名物のひとつに、両国の川開きがありました。両国橋の上は花火の見物人でごったがえします。むかしは、鍵屋(かぎや)と、玉屋(たまや)と2軒の花火屋がありましたが、玉屋が火事を出したために取...

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鹿政談

「おもしろ古典落語」の35回目は、『鹿政談(しかせいだん)』というお笑いの一席をお楽しみください。 奈良・春日大社にいる鹿は、神のお使い・神鹿(しんろく)といわれて、特別に大切にされています。たとえ過失であってもこれを殺した者は死刑にするというのですから、こわい話です。そのおか...

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夏の医者

「おもしろ古典落語」の34回目は、『夏の医者』というお笑いの一席をお楽しみください。 夏の真っ盛り。辺ぴな山村で病人が出ると、医者のいる隣村まで迎えに行かなくてはなりません。鹿島村の勘太が患って食欲がなく、いつもは飯を茶碗7、8杯も食うのに2、3杯しか食えない。年だし、もうだめ...

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あくび指南

「おもしろ古典落語」の33回目は、『あくび指南(しなん)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「おぅ、安っさん、すまないがちょっとつきあってくれないか」「つきあえ? なんだよ、熊」「じつはこの先に『あくび指南所』ってのが出来たんだ。で、そこへ行ってみようってんだ」「やだよ、...

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ばけもの使い

「おもしろ古典落語」の32回目は、『化けもの使い』というお笑いの一席をお楽しみください。 人使いの荒いことで有名な隠居がありました。日本橋にあった桂庵という、私設の職業安定所から、何人も紹介されて来ますが、あんまりきつくて、だれも長く勤まりません。もく兵衛が紹介されて来てみると...

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たぬさい

「おもしろ古典落語」の31回目は、『狸賽(たぬさい)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「こんばんは、こんばんは」「もう寝ちゃったよ、あしたにしてくれねぇか」「ちょっと開けてください」「だれなんだい?」「た、たぬきです」「たぬき? たぬきになんぞに用はねぇ」「そちらになく...

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おばけ長屋

「おもしろ古典落語」の30回目は、『おばけ長屋』というお笑いの一席をお楽しみください。 「よう、もくべえ(杢兵衛)さん」「なんだ、現さん、何か用か」「うん、うちの隣の空き家のことだがね」「空き家がどうかしたか」「いえね、この長屋のうちに、一軒くらい空き家がなきゃ、あのいんごうな...

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ろくろっ首

「おもしろ古典落語」の29回目は、『ろくろっ首』というお笑いの一席をお楽しみください。 「だれだい、そこから首を出したりひっこめたりしてるのは? …なんだ、与太郎じゃねぇか、こっちきてあがれ」「おや、おじさんいたな」「なんだ、そのあいさつは」「だって、いたじゃねぇ...

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青菜

「おもしろ古典落語」の28回目は、『青菜(あおな)』というお笑いの一席をお楽しみください。 そろそろ暑くなったころ、ある隠居の家で、植木屋の八五郎が植木の手入れをしながら、一服していました。「植木屋さん、たいそうご精がでますな」「あっ旦那、おいでなすってたんですか。植木屋は、な...

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うまや火事

「おもしろ古典落語」の27回目は、『厩(うまや)火事』というお笑いの一席をお楽しみください。 「どうしたい、お崎さん、また夫婦げんかかい?」「そうなんでございますよ、今日も、仕事で朝早くから働きづめ、いつもは5時頃に帰るんですけど、途中であたしの姉弟子にあいましたら、指をケガし...

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片棒

「おもしろ古典落語」の26回目は、『片棒(かたぼう)』というお笑いの一席をお楽しみください。 あかにしやケチ兵衛という男がいます。その名前のように他人から何といわれようとケチに徹して、食うものも食わずに金をためこみ、一代で分限者になりましたが、70歳を越えてそろそろ先が見えてき...

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だくだく

「おもしろ古典落語」の25回目は、『だくだく』というお笑いの一席をお楽しみください。 ある新米の泥棒が、仕事場を物色しながら歩いていると、明かりがぼんやりついていて、戸が半分開きかかった家があります。 「こんばんは…、ごめんくださぁーい、お留守ですか? しめしめ、...

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宿屋の富

「おもしろ古典落語」の24回目は、『宿屋(やどや)の富(とみ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「富」というのは今の「宝くじ」のようなもので、江戸時代には、たいそう流行っていました。江戸・馬喰町のあまりはやらない宿屋に、長いこと泊っている男がいます。「ちょいとお前さん。...

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首屋

「おもしろ古典落語」の23回目は、『首屋(くびや』というお笑いの一席をお楽しみください。 江戸時代に、自分の首を売って歩くという不思議な男がおりました。風呂敷包みをひとつしょって、町にやってきました。「くびーっ、首屋でござーい。首・くび、首はいりませんか」 こんな調子で、番町あ...

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あたま山

「おもしろ古典落語」の22回目は、『あたま山』 というばかばかしいお笑いの一席をお楽しみください。 しみったれのけちべえさん。サクランボを食べていて、種をすてるのがもったいないので、いっしょに飲みこみました。この種が腹の中の暖かみで芽を出し、これがだんだん育っていきました。そし...

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かえん太鼓

「おもしろ古典落語」の21回目は、『火焔太鼓(かえんだいこ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 道具屋の甚兵衛は、おかみさんと甥の定吉の3人暮らし。「ちょいと、おまえさん」「何だよ」「何だよじゃないよ。おまえさんほど、商売のへたな人はないね。よくも道具屋になんてなったね」...

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子ほめ

「おもしろ古典落語」の20回目は、『子ほめ』というお笑いの一席をお楽しみください。 日頃は、おせじのひとつもいったことのない職人の熊さん。仕事が早じまいしたので、ご隠居さんのところへやってきました。「こんちは、さっき聞いたんですが、お宅に酒樽が届いたんですってね、一杯飲ませてく...

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そば清

「おもしろ古典落語」の19回目は、『そば清(せい)』というお笑いの一席をお楽しみください。世間にはよく「そば好き」という人がいます。ちょっとそばを食べても、5、6枚は食べないと食べたような気がしないなんていう、大変なそば好きもいます。江戸に、清兵衛さんという旅商人(あきんど)がい...

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しわい屋

「おもしろ古典落語」の18回目は、『しわい屋』というお笑いの一席をお楽しみください。 「しわい屋」というのは、ケチ、しみったれのことで、けちん坊、赤にしや、吝嗇(りんしょく)、ガリガリ亡者……等など、いろいろな悪口がありますが、「6日知らず」というの...

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長屋の花見

「おもしろ古典落語」の17回目は、『長屋の花見』というお笑いの一席をお楽しみください。四季を通じて人の心持ちが浮きうきするのが春です。春は花なんてことを申しまして、まことに陽気です。「おい、花見に行ったってじゃないか」「おう、きのう飛鳥山へ行ったが、たいへんな人だぜ、仮装なんか出...

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花見酒

「おもしろ古典落語」の16回目は、『花見酒』というお笑いの一席をお楽しみください。幼なじみの熊さんと辰っつぁん、向島の桜の花が見頃という評判を聞いて「ひとつ、花見にくりだそうじゃねぇか」と、話がまとまりました。ところがあいにく二人とも金がまったくありません。そこで兄貴分の熊が、い...

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死神

「おもしろ古典落語」の15回目は、『死神(しにがみ)』というお笑いの一席をお楽しみください。 借金でどうにも首が回らなくなった男、3両の金策にかけまわるものの、誰も貸してくれません。かみさんには、金ができないうちは家には入れないと追い出され、ほとほと生きるのが嫌になりました。 ...

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王子のきつね

「おもしろ古典落語」の14回目は、『王子のきつね』というお笑いの一席をお楽しみください。「王子」といっても童話の王子様ではありません。江戸にある地名で、当時はうらさみしい場所でした。 昔話にでてくる「きつね」というのは、愛嬌のある化け方をする「たぬき」とちがって、どちらかという...

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ぞろぞろ

「おもしろ古典落語」の13回目は、『ぞろぞろ』 という、ミステリアスなお笑いの一席をお楽しみください。 昔、江戸・浅草の「うら田んぼ」のまん中に、「太郎稲荷」という小さな神社がありました。今ではすっかり荒れはてていて、その神社の前に、めったに客がこない茶店があります。老夫婦二人...

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蜀山人

「おもしろ古典落語」の12回目は、『蜀山人(しょくさんじん)』という、江戸時代に狂歌の名人といわれた方のお笑いの一席をお楽しみください。五・七・五の「俳句」を、面白おかしく表現した文芸を「川柳」というのに対し、五・七・五・七・七の「和歌」を面白おかしく表現したのが「狂歌」です。...

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初天神

「おもしろ古典落語」の11回目は、『初天神(はつてんじん)』というお笑いの一席をお楽しみください。天神様というのは、学問の神様といわれる菅原道真公のことで、その天神様を祀ってあるお宮が天満宮です。新年になってから、天満宮にはじめてお詣りにいくことを「初天神」といい、とくに25日...

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ねずみ

「おもしろ古典落語」の10回目は、『ねずみ』という、名工・左甚五郎にまつわるお笑いの一席をお楽しみください。 江戸・日本橋橘町の大工・政五郎の家に十年もの間居候をしていた左甚五郎。その政五郎が亡くなり、今は2代目のせがれの後見をしていますが、もともと旅が好きなため、まだ見ていな...

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平林

「おもしろ古典落語」の9回目は、『平林(たいらばやし)』という、ばかばかしいお笑いの一席をお楽しみください。 昔は、学校なんていうものがありませんでしたから、おとなになっても、まともに字を読んだり書いたりできない人がたくさんありました。 ある店のご主人が、小僧の定吉を呼んで、使...

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一眼国

「おもしろ古典落語」の8回目は、『一眼国(いちがんこく)』という、奇想天外なお笑いの一席をお楽しみください。 昔はあちこちに、見世物小屋というのがありました。珍しいものを見せてお金をとろうという商売ですが、中にはインチキくさいものもありました。「さぁ、ごらんよ…世...

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猫の皿

「おもしろ古典落語」の7回目は、『猫の皿』という、お笑いの一席をお楽しみください。   (田舎を歩き回って、骨とうの掘り出し物を見つけては安く買いたたき、江戸の好事家へ高く売る、[果師(はたし)] という商売人がありました。ある果師が、とある川岸の茶店で休んでいて、何...

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松山鏡

「おもしろ古典落語」の6回目は、『松山鏡(まつやまかがみ』という、心暖まるお笑いの一席をお楽しみください。 (鏡を誰も見たことのない越後の国の松山村に、庄助という正直者で評判の農民がいました。両親が死んでから18年間、墓参りを欠かしたことがないほど孝心のあついことが領主に知れ、...

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三方一両損

「おもしろ古典落語」の5回目は、『三方一両損(さんぽういちりょうぞん)』(または『大岡裁き』) をお楽しみください。 (神田白壁町の長屋に住む左官の金太郎は、ある日柳原の土手で、神田堅大工町の大工・熊五郎名義の印形と書付、三両入った財布を拾いました。金太郎は、さっそく家を訪ねて...

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大山詣り

「おもしろ古典落語」の4回目は、人気の高い一席『大山詣り(おおやまいり)』です。大山は丹沢山塊の東にあり、1253メートルの山の中腹にある神社は、商売繁盛にご利益があるということで人気のスポットでした。 (長屋の連中が大家の吉兵衛を先達に、大山詣りに出かけることになりました。去...

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出来心

「おもしろ古典落語」の3回目は、これまた人気の高い落語のひとつ『出来心(できごころ)』(または『花色木綿』)というばかばかしい「お笑い」を一席。 (親方から、てめぇは素質がないから廃業しろと宣告されたドジでまぬけな泥棒。心を入れかえて悪事に励むと誓ったものの、大きな土蔵の塀を切...

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時そば

「おもしろ古典落語」の2回目は、これまた人気の高い落語のひとつ『時そば』というばかばかしい「お笑い」を一席。 「夜鷹そば」とも呼ばれた、屋台の二八そば屋へ、冬の寒い夜に飛びこんできた男がいます。「おうッ、何ができる? 花巻にしっぽく? しっぽく、ひとつこしらいてくんねえ。どうだ...

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まんじゅうこわい

「寿限無(じゅげむ)」と並んで、もっとも人気の高い落語のひとつ「饅頭(まんじゅう)怖い」というばかばかしい「お笑い」を一席。 (暇をもてあました若者数人が集まって、それぞれ嫌いなもの、怖いものをいいあっていきます。皆んなで、「青大将(ヘビ)」「クモ」「アリ」などといっている中に...

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続・小噺八席

好評につき、続・小噺(こばなし)を紹介しましょう。 少しばかり頭の弱い親子の会話です。「兄さん、来年のお正月とお盆はどっちが先にくるの?」「そんなこと、来年にならなければ、わかるわけないよ」。それを聞いていた親父「さすがは兄貴だ、考えがしっかりしてる」 浅草の観音さまに泥棒が入...

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小噺十席

落語に親しむには、いくつかの小噺(こばなし)を覚えるのが、いちばんよろしいようで。 「向かいの空き地に囲いが出来たって」「へぇー!」 「えェー、天国の小噺です」「あのヨォー」 「このねずみおっきぃね」「ちっちゃいよ」「大きいだろ」「ちっちゃい」。するとねずみが、「チュー」 「ぼ...

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「おもしろ落語」 コーナー新設

あけましておめでとうございます。 最近、江戸の庶民文化にふれているうち、「古典落語」 の奥深さに、あらためて目覚めています。落語には、子どもの頃、ラジオにしがみついて熱中したことがあり、37年前の「いずみ書房」創業以来、子ども向け落語シリーズを構想して、たくさんの落語関連資料を...

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから40年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して31年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも40年近くになったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、30年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。