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新着情報【2012年10月】

今日10月31日は、『兎の眼』『太陽の子』など児童文学のベストセラーを著わした作家の灰谷健次郎(はいたに けんじろう)が、1934年に生れた日です。   神戸市の貧しい家庭に生まれた灰谷健次郎は、働きながら定時制高校に通いました。大阪学芸大学(現・大阪教育大)卒業後は...

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投稿日:2012年10月31日(水) 05:08

今日10月30日は、明治期最大の流行作家として、幸田露伴とともに「紅露時代」を築いた尾崎紅葉(おざき こうよう)が、1903年に亡くなった日です。 1868年、江戸(現在の浜松町)に男芸者といわれる幇間(ほうかん・たいこもち)を兼ねた彫職人の家に生れた尾崎紅葉は、4歳のときに母...

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投稿日:2012年10月30日(火) 05:51

今日10月29日は、「ニューヨーク・ワールド」の新聞経営者でジャーナリストだったピュリッツァーが、1911年に亡くなった日です。 1847年にハンガリーのユダヤ家系に生まれたジョゼフ・ピュリッツァーは、1864年のときアメリカ南北戦争の北軍募集に応募して従軍、その後帰化してミズ...

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投稿日:2012年10月29日(月) 05:37

「おもしろ古典落語」の91回目は、『つぼ算(ざん)』というお笑いの一席をお楽しみください。 「源さん、いるかい?」「おお、甚兵衛さんか、上がんなよ」「上がっちゃいられねぇんだ。実は家の水がめが割れちゃってさ、新しいのを買うことにしたんだ。これまでは一荷入りの水がめだったんだが、...

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投稿日:2012年10月26日(金) 05:12

今日10月25日は、『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『古寺巡礼』などの写真集を著わし、戦後の日本を代表する写真家として活躍した土門拳(どもん けん)が、1909年に生れた日です。 山形県の酒田市に生まれた土門拳は、7歳のときに一家で東京へ移住しました。旧制中学在学中は考古学者や...

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投稿日:2012年10月25日(木) 05:57

たまには子どもと添い寝をしながら、こんなお話を聞かせてあげましょう。 [おもしろ民話集 59] むかしむかし、この世をつくった神さまが、それぞれの生き物たちの寿命を何年にするかを考えていました。そこへ、ロバがやってきたので、神さまはロバにたずねました。「おまえの寿命を、30年に...

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投稿日:2012年10月24日(水) 05:04

今日10月23日は、イギリス出身の博物学者・作家でボーイスカウト運動にも貢献したシートンが、1946年に亡くなった日です。 アーネスト・シートンは1860年、イングランド北東部にある港町サウスシールズに12人兄弟の末っ子として生まれました。商人だった父の事業の失敗から、シートン...

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投稿日:2012年10月23日(火) 05:46

今日10月22日は、詩集『山羊(やぎ)の歌』『在りし日の歌』など、350編もの詩を残して夭折した詩人・中原中也(なかはら ちゅうや)が、1937年に亡くなった日です。 1907年、山口市湯田温泉に陸軍軍医の子として生まれた中也は、幼い頃は父の転任のため広島、金沢に移り住みました...

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投稿日:2012年10月22日(月) 05:09

「おもしろ古典落語」の90回目は、『クモ駕籠(かご)』というお笑いの一席をお楽しみください。 むかしの街道には、駕籠をかつぐ「くも助」というのがいました。なぜこんな名がついたかといいますと、住んでいるとこが決まっておらず、今日は東、今日は西と、浮雲のようにフワフワしているからと...

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投稿日:2012年10月19日(金) 05:23

今日10月18日は、中国・北宋期の儒学者・歴史家・政治家の司馬光(しば こう)が、1019年に生れた日です。『資治通鑑(しじつがん)』という、古代の戦国時代(BC403年)から五代末期(959年)まで1362年間の中国の歴史を294巻にまとめた通史を著した人物で、その主張は儒学...

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投稿日:2012年10月18日(木) 05:05

今日10月17日は、テネシー・ウィリアムズと並び「アメリカ現代演劇の旗手」といわれた劇作家アーサー・ミラーが、1915年に生れた日です。 ミラーは、オーストリアのユダヤ系商人の家にニューヨークで生まれました。ミシガン大学に入学しましたが、大恐慌によって父親の支援がなくなり、2年...

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投稿日:2012年10月17日(水) 05:40

今日10月16日は、飛鳥時代の645年に始まった「大化の改新」に、中大兄皇子(天智天皇)の腹心として活躍し、藤原氏繁栄の基礎を築いた藤原鎌足(ふじわらの かまたり)が、669年に亡くなった日です。 聖徳太子が40歳だった614年、大和国(奈良県)で生まれた鎌足のもとの姓は、中臣...

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投稿日:2012年10月16日(火) 05:26

今日10月15日は、日本海軍の育ての親といわれ、海軍大臣として日露戦争に勝利し、2度首相を務めた山本権兵衛(やまもと ごんべえ)が、1852年に生まれた日です。 薩摩国(鹿児島)の藩士の子として生れ育った権兵衛は、1868年から69年にかけて新政府軍と旧幕府軍との間で戦われた「...

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投稿日:2012年10月15日(月) 05:02

「おもしろ古典落語」の89回目は、『松竹梅(しょうちくばい)』というお笑いの一席をお楽しみください。 松五郎、竹蔵、梅吉の3人は、長屋の「なかよし三人組」といわれていました。3人揃うと「松・竹・梅」となり、名前がおめでたいというので、出入り先の伊勢屋から、お嬢さまの婚礼に招待さ...

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投稿日:2012年10月12日(金) 05:01

今日10月11日は、季語や五・七・五という俳句の約束事を無視し、自身のリズム感を重んじる「自由律俳句」をよんだ種田山頭火(たねだ さんとうか)が、1940年に亡くなった日です。 種田山頭火(本名・正一)は、1882年に山口県防府市の大地主の家に生れました。村の助役を務めていた父...

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投稿日:2012年10月11日(木) 05:43

今日10月10日は、日本陸軍の創成期から日露戦争にかけて大きな活躍をした軍人大山巌(おおやま いわお)が、1842年に生れた日です。 薩摩(鹿児島県)藩士の子として生まれた大山巌は、いとこの西郷隆盛の指導を受けて育ちました。同藩の有馬新七らに影響されて過激派に属し、1862年「...

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投稿日:2012年10月10日(水) 05:31

今日10月9日は、フランスの新古典派の作曲家で、さまざまな分野でその能力を発揮したサン=サーンスが、1835年に生れた日です。 パリの官吏の家に生まれたカミーユ・サン=サーンスは、幼いころから音楽の天分をあらわし、2歳でピアノを弾き、3歳で作曲をしたといわれるほどの神童でした。...

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投稿日:2012年10月09日(火) 05:21

今日10月5日は、詩人の高村光太郎と結婚し、光太郎の詩集『智恵子抄』や「切り絵」を残した洋画家の高村智恵子(たかむら ちえこ)が、1938年に亡くなった日です。 1886年に、福島県二本松市の酒造業を営む家に生れた長沼智恵子は、福島高等女学校を卒業後に日本女子大学に入学しました...

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投稿日:2012年10月05日(金) 05:43

「おもしろ古典落語」の88回目は、『やかん』というお笑いの一席をお楽しみください。 天地が開けて以来、この世に知らないものは何もないと豪語する隠居。長屋の八五郎は、一度は隠居をへこましてやろうと物の名の由来を次から次へと質問します。ところが隠居もさるもの、妙ちきりんなこじつけで...

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投稿日:2012年10月04日(木) 05:21

今日10月3日は、長編教養小説『次郎物語』(全5部)や『論語物語』などを著わした作家の下村湖人(しもむら こじん)が、1884年に生れた日です。 佐賀県に生れた湖人(本名・内田虎六郎)は、母親が病弱だったため生後まもなく里子にだされ、4歳のときに実家にもどりましたが、9歳で実母...

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投稿日:2012年10月03日(水) 05:50

今日10月2日は、江戸時代後期に活躍した水戸藩の政治家 藤田東湖(ふじた とうこ)が、1855年に亡くなった日です。 1806年、常陸国水戸藩の「彰考館」(水戸藩の2代目藩主徳川光圀の始めた事業で『大日本史』の編さんを行っていた)に勤務する藤田幽谷の次男として生まれた武次郎(通...

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投稿日:2012年10月02日(火) 05:19

今日10月1日は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将で、キリシタン大名として知られる小西行長(こにし ゆきなが)が、1600年に斬首された日です。 泉州堺(今の大阪堺市)の薬種問屋の子として1558年前後に生まれた小西行長は、父の影響を受けて若い頃にキリシタンになりました。...

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投稿日:2012年10月01日(月) 05:04

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)