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新着情報【2005年07月】

W氏のセールス現場に立ち合わせてもらい、いかに一般家庭に「ポケット絵本」を売り込めばよいかのイメージをつかんで勇気を得た私は、J・チェーンのことを思い出していた。系列会社のJ総業が倒産した以上、どんなに頑張っても2、3ヶ月後にはJ・チェーンも破綻してしまうだろう。そうなると、多額...

登録カテゴリ: 会社の歴史

投稿日:2005年07月29日(金) 09:24

いずみ書房のホームページにある「セサミえいごワールド」コーナーは、2002年9月に発売以来、たくさんの方々においでいただき好評を博しておりましたが、このたびさらにスッキリと見やすく、好評のトーキングリピートカード30枚をアップで見ることができるなど、教材内容がいっそうよくわかる工...

登録カテゴリ: 業務日誌

投稿日:2005年07月28日(木) 09:41

あの日の出会いから3日後、W氏は約束通り私を同行して、セールスの現場を見せてくれた。セールスマンというのは、ふつう、仕事の現場を人に見せるのをいやがるものだが、幸いW氏は人が同行しても一向に苦にならないという。むしろ、人がいることによって張り合いも出るし、「今日は新人を教育中です...

登録カテゴリ: 会社の歴史

投稿日:2005年07月27日(水) 10:43

わが家の愛犬モカにノミがとりついたのは、1ヶ月ほど前のこと。かゆがっているので、久方ぶりにシャンプーをしてあげた。モカは4年10ヶ月のパピヨンの女の子(最近はメスといわなくなった)、人間でいえば妙齢のご婦人ということになる。白い毛がふさふさしているため、ノミにとっては住むのに実に...

登録カテゴリ: 日常生活

投稿日:2005年07月26日(火) 09:38

W氏に手渡した冊子の内容はどんなものかという問い合わせがあり、原文はかなり長いものなので、そのポイントをここに記載してみることにする。 ◇ 昔話の原話をできるかぎり忠実に 「三びきのこぶた」という有名な英国のむかし話がある。ジェイコブズというイギリスの民話収集家が19世紀末に「イ...

登録カテゴリ: 会社の歴史

投稿日:2005年07月25日(月) 10:20

「酒井さん、この絵本は売れますよ。15年以上前に、世界文化社という会社からでていた『科学ブック』というシリーズがありましてね、これが毎日のように1日7オーダー、8オーダーと契約が取れたことがありました。あの快感を久しぶりに思い出しました」 ニコニコしながらW氏は、取ってきたばかり...

登録カテゴリ: 会社の歴史

投稿日:2005年07月22日(金) 10:37

私は1976年当時、板橋区にある高島平団地という新興高層団地の11階に住んでいた。賃貸の2DKだった。独立した年に生まれた長男と、いずみ書房を興した年に生まれた次男と、年子の子どもがいた。会社がうまくいっていたなら、社会思想社時代に知り合い社内結婚した妻・国子も退社し、いずみ書房...

登録カテゴリ: 会社の歴史

投稿日:2005年07月21日(木) 09:58

1976年8月末、離れ業ともいえる手法で倒産をまぬがれたことを記した。しかし、それからしばらくは毎月数百万円の手形決済が待っているし、J・チェーンの売り上げがなくなってしまったわけだから、他の方法で売り上げをあげなくてはならない。それでも、これまでのようにJ・チェーンに気兼ねをす...

登録カテゴリ: 会社の歴史

投稿日:2005年07月20日(水) 10:08

5月30日にブログを開始して以来、6月末まで17回にわたり、創業期の大苦戦物語を綴ってきた。今思い返しても、よくもあの苦境が乗り越えられたかと思う。まさに、若さの賜物だといえよう。しかしこれも、30余年間のいずみ書房の歴史にとっての序章、シチュエーションを変えながら、それに近いこ...

登録カテゴリ: 会社の歴史

投稿日:2005年07月19日(火) 11:36

最近、土日のいずれかの休日は、自宅から歩いて7、8分のところにある井の頭公園を散策することが多い。井の頭公園駅のほうから入り、井の頭池に浮かぶたくさんの足こぎボートを左に見ながら池沿いの通路を歩くと、両側にフリマーケットというのか出店がずらりとならんでいる。アクセサリー、古着、古...

登録カテゴリ: 日常生活

投稿日:2005年07月15日(金) 09:37

三鷹市が、絵本をテーマにこれまでにない「絵本館」構想をしているという。絵本と長くかかわってきた私の経験が生かされるかもしれないということで、たまたま市報に載っていた公募ワクに応募したことを6月29日のブログで綴った。その後、いろいろな人から「絵本館構想」はどうなったかと聞かれるの...

登録カテゴリ: 日常生活

投稿日:2005年07月14日(木) 13:02

6月17日、20日のブログで紹介した「キャメロン会」のホームページがリニューアルされた。開いた途端に私の兄猛夫(ペンネーム/とお・はじめ=リンクしている「ブログ」ものぞいてみてください)の作詞、私の作曲した「キャメロン高原讃歌」のメロディが流れるようになっている。「キャメロン会の...

登録カテゴリ: 日常生活

投稿日:2005年07月13日(水) 11:41

家庭学習システム「セサミえいごワールド」という、完成度の高い子ども向英語教材を、無事制作し終えることができたのは、企画が持ち上がってから約2年半、まことにたくさんの人たちのねばり強い努力の賜物であった。発行元のNHKソフトウエア(現NHKエンタープライズ)のS氏を中心に、監修およ...

登録カテゴリ: セサミえいごワールド

投稿日:2005年07月12日(火) 11:49

幼児向とはいえ、英語の総合教材に絵辞典を欠かかすことができない。「セサミえいごワールド」の総合セットにも、絵辞典を組み入れてほしいと要望した。セサミワークショップの制作による「セサミストリートの絵辞典」英語版は、世界的に大ロングセラーをつづけていて、日本語版も偕成社から刊行され...

登録カテゴリ: セサミえいごワールド

投稿日:2005年07月11日(月) 11:08

昨日、一昨日と「セサミえいごワールド」の「リピートカード」300枚に関する記述をしてきたが、このカードの特長のひとつは「フォニックス」を取り上げたことである。フォニックスに関しては、最近の子ども向英語教材や、子ども英語教室には欠かせない存在になってきたが、意外にその本質を知ってい...

登録カテゴリ: セサミえいごワールド

投稿日:2005年07月08日(金) 13:04

「セサミえいごワールド」教材の中で、もっとも時間と労力がかかったのは300枚のリピートカードのほとんどに、映像で登場する単語や表現を連動させた点かもしれない。映像というのは次々にイメージや音声が流れていくだけに、視聴しているだけでは英語を身につけることはむずかしい。どうしても、日...

登録カテゴリ: セサミえいごワールド

投稿日:2005年07月07日(木) 10:57

「セサミストリート」が、テレビによる「子どもの学校」をめざした教育番組であることは、先に記述したが、「セサミえいごワールド」の映像も、同じような独創的なカリキュラムを基に制作されている。1話15分、全52話は、日本語も英語も話せる小学生の主人公ティンゴが、ニューヨークに住む女子高...

登録カテゴリ: セサミえいごワールド

投稿日:2005年07月06日(水) 12:52

トーキングカードという磁気の貼られたイラスト付カードを、リピーターという機械に通すと、スイッチが入ってカードが動きだし、5、6秒間声が聞こえ、終わると自動的にスイッチが切れるというシステムがある。世界のソニーを育て上げたことで有名な井深大氏が、1970年代に開発、販売を開始した。...

登録カテゴリ: セサミえいごワールド

投稿日:2005年07月05日(火) 10:31

世界中の子どもや親たちに大人気の「セサミストリート」は、1969年、アメリカで誕生した教育番組である。アメリカの1960年代というのは、政治的にも経済的、文化的にも充実した時代で、世界の超大国として自信と活気に満ちあふれていた。しかし、一方では、黒人やヒスパニッシュらに対する人種...

登録カテゴリ: セサミえいごワールド

投稿日:2005年07月04日(月) 11:14

「いずみ書房」では、小学館発行「マミイ」「ベビーブック」「めばえ」、講談社発行「げんき」「おかあさんといっしょ」、ベネッセ発行「ひよこクラブ」「こっこクラブ」など、毎月、10誌前後の幼児雑誌にカラー1ページの広告を載せている。ニューヨークにあるセサミワークショップが制作する子ど...

登録カテゴリ: セサミえいごワールド

投稿日:2005年07月01日(金) 10:12

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)