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今週のへぇー !?

生誕24,000日

先日80歳を過ぎた人と話をしていましたら、「ずいぶん歳をとったと思ったけど、誕生してからまだ3万日なんだよね」とつぶやいたのを聞いて、「えっ、そんなもんですか」と聞き返してしまいました。 たしかに計算してみると、私も24,000日を少し越えたところ。そう思うとなぜか1日を無為に...

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犬のメスは、片足をあげてオシッコしない?

ある子ども向けの科学絵本を見ていましたら、こんな質問が出ていました。 「犬はみんな足を上げてオシッコをするの?」 次の1〜3のうち正しいのはどれでしょう。 1. 足の長い犬だけが、足をあげてオシッコする。 2. 犬はみんな、足を上げてオシッコする。 3. メスの犬は、足を上げて...

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小学校で英語が必修化

1月25日の日曜日に、東京・一ツ橋にある日本教育会館で行なわれた「こどもシンポジュウム」という、子ども英語教育のカリスマ的実践指導者4氏(阿部フォード恵子、仲田利津子、中本幹子、松香洋子)、コーディネーター小川隆夫氏によるパネルディスカッションに参加してきました。 すでに新聞報...

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「フェルメール展」大盛況

今週の火曜日(28日)、スケジュールに余裕があったのと久しぶりの秋晴れに誘われて、かねてから行ってみたかった「フェルメール展」へ出かけてみました。前日、株価がバブル崩壊後最安値、円高加速、景気の先行きに悲観論続出などとニュースで騒がれていても、上野公園はそんな世間の情勢などとは...

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ジブリ美術館の 「小さなルーヴル美術館」

先日、地元の井の頭公園内の片隅にできた 「三鷹の森 ジブリ美術館」 にはじめて出かけました。「となりのトトロ」 「もののけ姫」 「千と千尋の神隠し」 などアニメーション映画の話題作を毎年のように世界的にヒットさせているスタジオ・ジブリ。そのアニメーション制作の仕組みを中心に展示...

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複利は人類最大の発見か

「今あなたは1円持っていたとします。この1円が翌日に2倍の2円、3日目が2円の2倍で4円、4日目は4円の2倍で8円、5日目は8円の2倍で16円という具合で増えていくとします。初日の1円が1億円を越えるのは何日目だと思いますか?」 ちなみに10日目が512円、15日目ではじめて1...

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「ブリヂストン美術館」 との出会い

先週の土曜日、たまたま近くの古本屋で 「セザンヌとブリヂストン美術館」(1982年・朝日新聞社刊) という本を見つけ、購入しました。この本は今はもちろん絶版、購入したいと思っているうち買いそびれてしまったものでした。 ブリヂストン美術館は、東京駅から徒歩5分ほどのところにあるの...

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平均寿命と平均余命のこと

日本人の平均寿命は、女性は世界1位の85.81歳、男性は世界2位の79.00歳と発表(2006年7月)されています。 1950年代では、世界の主要先進国といわれる日本を含む10か国(カナダ、米国、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、英国、アイスランド)の中で...

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マラッカひとり旅

昨日に引き続き、「マレーシアの旅」で印象に残ったことを記します。 このブログにリンクしている、私の兄「十(とお)一(はじめ)こと酒井猛夫のブログ」(8月22日〜31日)に、マレーシアの古都マラッカの記述がありますが、今回兄とホテルで合流する前に、マラッカ訪問を強く勧められていま...

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活気あふれる文化都市・クアラルンプール

先週も記しましたように、11月1日から11日まで、2年半ぶりにマレーシア旅行を楽しんできました。 マレーシアへ行ったことがない人にとっては、タイやフィリピンと同じような国と思うようで、「マレーシア」へ行ってきたというと、「お腹は大丈夫?」といわれます。たしかに、7、8年前、タイ...

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遠くて近い国マレーシア

先のブログに記しましたように、11月1日から11日まで、2年半ぶりにマレーシア旅行を楽しんできました。前回は、「ロングスティ下見の旅」といった企画を利用したため、航空券からホテル予約、旅行地への交通に至るまで、すべて旅行会社が手配をしてくれたため、何の苦労もすることのない旅でし...

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「ハイタッチ」 に参加しよう

昨夜遅く、マレーシア旅行から無事帰国いたしました。 12日ぶりに会社へ出て、メールをチェックしましたら何と250件以上も入っています。チェックするだけで2時間以上もかかってしまいました。 無味乾燥なメールや、メルマガが多い中、多少ひいき目で見ているせいかもしれませんが、ヘンリー...

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みちがえる店舗と客の入り

つい10年ほど前まで「朝鮮焼肉」といえば、カルビやロース1人前の料金1000円前後と、一般庶民にとってはごちそうで、いつも口にできる手軽な食事ではありませんでした。ところが、数年前から、朝鮮焼肉の大衆化が一気に進み、数多くのファミレス風の焼肉チェーンがしのぎをけずって参入したた...

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ヘンリーおじさんのSNSが面白い!

当ブログで何回か紹介させてもらっている「ヘンリーおじさん」ですが、9月10日にホームページをリニューアルしたのを機に、「ヘンリーおじさんのSNS」がスタートしました。ミクシィのSNSなどと違って、会員の紹介がなくても、簡単に参加できることもあって、いっきに人気が上昇しています。...

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ファッシズムと戦った河合栄治郎

1938年(昭和13年)の今日10月5日は、東大の経済学部の教授だった河合栄治郎の著書「ファッシズム批判」など4冊の著書が発売禁止になった日です。 河合栄治郎は自ら、資本主義を無条件に肯定する(第1期自由主義)から、資本主義の弊害を改良する(第2期自由主義)、さらにこれをしのぐ...

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「ル・コルビュジエ」 を知ってますか

もう、7、8年も前のことです。いずみ書房の応接室のソファが、あまりにも長く使いすぎたため、革がヒビ割れし、中からアンコが出てきてしまいました。お客さんを迎える大事なソファなので、すぐに新しいものを見つけなくてはなりません。そこで、日本最大の家具展示場のある有明の「大塚家具」へ出か...

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ピーターラビットの「ミス・ポター」 ロードショー公開

世界中で愛されているコンパクト判絵本「ピーターラビット」シリーズ23点の生みの親ビアトリクス・ポターの自伝映画「ミス・ポター」が、9月15日から、日劇3ほか全国東宝洋画系約300館でロードショー公開されます。あらすじは、次の通りです。 1902年のロンドン。上流社会の女性が仕事...

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「プリマベーラ」(春) と 「ビーナスの誕生」 にまつわる驚き

昨日のブログで、イタリア・フィレンツェの「ウフィツ美術館」にある、ボッティチェリの名画「プリマベーラ」(春)を紹介しましたが、この絵について調べているうちに、実に興味深いことが判りました。そのいくつかを記してみることにします。 (1) 「ウフィツ美術館」の名称の意味 この絵を所...

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戦争のことを語り継ごう

昨日8月6日は 「広島に原爆が落とされた日」として紹介しましたが、9日が「長崎市に2発目の原爆が投下された日」、15日が「太平洋戦争に敗れた日」であることから、8月という月は、親子で戦争について考えるよいチャンスでもあります。 でも、ばくぜんと話をするのでなく、戦争について描か...

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映画 「殯(もがり)の森」 に思うこと

今年のフランス・カンヌ映画祭で、グランプリの栄誉に輝いた「殯(もがり)の森」(河瀬直美監督作品)は、次のような物語です。 [奈良県東部の山間地。自然豊かなこの里に、旧家を改装したグループホームがある。ここでは軽度の認知症を患った人たちが、介護スタッフとともに共同生活をしている。...

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ホーホー ツカレタ ツカレタ……

もう何年も前から気になっている声が、今年も聞こえます。この声は、6月はじめころから始まって8月頃まで続きます。時間は早朝から午前10時頃まで。けっこう低音なので、玉川上水にでもいるカエルかしらと思っていました。でも、カエルの声をいろいろ調べてみましたが、どうも似た鳴き声をみつけ...

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「山梨県立美術館」 にあるミレーの代表作

大正時代に、武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎ら白樺派の作家たちが積極的に紹介したことから、日本に広く知れわたったフランスの画家ミレー(1814-1875)。農民の絵を多く描いたこともあって、日本人の大好きな画家のひとりだといってよいでしょう。ミレーの代表作といえば「晩鐘」や「落...

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英語の7月〜11月のこと

45年以上前、高校時代の「世界史」の授業で教わった、英語の月の名前のエピソードをなぜか急に思い出しました。 英語で、7月〜11月は順にJuly, August, September, October, November です。 でも、Septemberは本来、seventh で...

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世界一気持ちの良い町は 「吉祥寺」 ?!

最近、「吉祥寺スタイル―楽しい街の50の秘密」 (文芸春秋社刊)という本が出版されました。 著者は、一昨年 「下流社会」(光文社新書)という80万部をこえるベストセラーとなった本(「下流社会」は氏の造語で流行語となった)を著わしたマーケティングアナリスト・三浦展氏と、日米の住宅...

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親から教師につきつける身勝手な要求

昨年、給食費の不払いが話題になっていた頃、[義務教育なのだから、給食費なんて払わなくてあたりまえ] とか、[給食費を払っているのだから「いただきます」や「ごちそうさま」をいわせるのはおかしい] という人たちがいることを知って、ビックリしたことを記憶しています。ところが、幼稚園や...

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「モナリザ」は聖母マリアか?

昨夜、『「モナリザ」は聖母マリア〜レオナルド・ダ・ヴィンチの真実』(ランダムハウス講談社刊・四六判上製・462ページ)という大作を最近著した、高草茂氏の出版記念パーティにでかけました。高草氏は、まもなく80歳となる年齢にもかかわらずかくしゃくとした方で、歯ぎれ良く、著書の内容を...

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ノイシュバンシュタインは「新白鳥城」

ヨーロッパへでかけたり歴史や文化にふれたりしていくと、英語以外に、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語の5ヶ国語に出会う機会が多くなります。先月はドイツにでかけて印象に残ったのが、世界的に有名な城でディズニー映画「白雪姫」の城のモデルともなった「ノイシュバンシュタイン」...

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だれにでもある「がん細胞」

2年半ほど前になくなった私の妻の死因は、2000年の定期健康診断の際に見つかった肺がんでした。あまりに急で予期しないことだったために、書店へ行っては「がん」とタイトルに名のあるものは片っ端から買いこんで読みあさったことを思い出します。 その結果わかったことは、人間には60兆個以...

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あなたの「アイデンティティ」は何ですか?

1か月ほど前のこと。女子フィギュアスケートの第一人者である浅田真央さんが、ある外国人記者からインタビューを受け、「あなたのアイデンティティは何ですか?」と質問されていました。浅田さんがキョトンとしているのを見て、マネージャーが中に入ってお茶をにごしているテレビの映像をたまたま目...

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散骨の是非

4月27日のブログに記した「千の風になって」を訳詞した新井満氏によりますと、「どうやらこの詩をかいた作者の思想は、アニミズムに近いようです。21世紀の現代ではきわめて少数派ということになります。少ないながらも、これと同様の世界観や宗教観をもつ人々は今も世界の各地にいます。マオリ...

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「千の風になって」 に思うこと

先日の多磨霊園めぐり(4月10日号)の途中、あるキリスト教系の墓地の前で、若い神父さんの説教を聞く10数人の遺族と思われるグループに出会いました。そこに、聴き覚えのある音楽が流れています。何の歌だったかと思い浮かべているうち、「千の風になって」のメロディであることに気づきました...

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ダ・ヴィンチ「受胎告知」の原寸複製画は数百万円

2、3日前、いま東京国立博物館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」開催の影の功労者である藤ひさし氏(4/5号参照)の誘いで、イタリア文化会館とフィレンツェの会場を同時に結ぶ「遠隔シンポジューム」というのを見てきました。400人以上も集まったホールには、イタリア会場と共通...

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新聞は老人の暇つぶしか

今週も、印象に残ったことを記します。 13年ほど前、200万部を超える大ベストセラーとなった永六輔著「大往生」(岩波新書)に目を通した方は多いことでしょう。この本はご存知の通り、永六輔氏の著となっていますが、大半は無名人語録集というべきもので、老人たちのつぶやきを集めたものといっ...

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「フラガール」 はお薦め

今週も、印象に残ったことをつづってみます。 先日、私の亡き妻の姉にさそわれて、「フラガール」という日本映画を観てきました。彼女たちのいとこが、蒼井優演じるフラガールのモデルだというのと、20年ほど前、子どもたちがまだ小学低学年の頃親子4人で楽しんだ「常磐ハワイアンセンター」(現・...

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「野ばら」と「さくら」

今週も、印象に残った事がらをつづってみます。 ●「野ばら」は何百曲もある? 歌曲の「野ばら」と聞いてすぐ口に出るのは、ゆったりとしたメロディのなかに憂いをおびた3拍子のウェルナーの曲と、テンポの速いリズミカルなシューベルトの曲です。 「童は見たり/野中のばら/清らに咲ける/その色...

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はなさかじじい、1円の中古本

先週につづき、今週印象に残った事柄をつづってみます。 ● 花さか爺さん 作家五木寛之氏のロングセラーに「生きるヒント」という全5巻のシリーズがあります。氏は、私よりちょうど10歳年上で誕生月も同じ、このシリーズを執筆したのが現在の私の年齢に近いこと、1巻に12章、全60章からなっ...

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ゴシックって野蛮人、テディベア他

今週末から、その週にであった印象に残った事柄をつづってみることにします。それでは今週のヘェー!3連発 ● ゴシックって野蛮人のこと? 12〜13世紀ごろ、フランスを中心にヨーロッパ全体におこった美術様式を「ゴシック」といいますが、ゴシックという意味が、フランス民族のことをローマ人...

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人口増と環境破壊

「子どもワールド図書館」の初版が刊行されたのは1980年のことでした。当時、世界の人口は、およそ45億人といわれていました。それから25年後2005年現在の人口は、65億人といいます。何と20億人も増えています。日本やヨーロッパ諸国はほとんど増えていないのにくらべ、未開発国といわ...

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)