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「ケネディ」 のこども時代

● 人一倍つよかった負けん気

小学生のころのケネディは、偉人の伝記を読んだり、国の歴史の本を読んだりして、ひとりで静かに考えてすごすのがすきでした。しかし、負けん気は人いちばいつよく、ふたつ年上の兄とレスリングやボクシングをしては、負けても、負けても、兄にむかっていきました。ふたりが、公園の広場をそれぞれ反対に走って1周してくる自転車競走では、死にものぐるいにペダルをふんで、ついにゴールで兄の自転車と正面しょうとつして大けがをしたこともありました。
造船所の副支配人をしていた父は、ふたりの子どもが戦っているときは、弟のケネディが、どんなに投げとばされていても、どんなになぐられていても、けっしてとめません。
「どちらも負けるな。さいごまで戦うのだ」
「どんなことも1番になれ。2番は負けだ」
兄もケネディも、いつも父から、こう言い聞かされていたのです。でも、兄弟の仲が悪かったのではありません。血がでるほど戦ったあとでも 「よくがんばったなあ」 「このつぎは負けないからね」 といいながら握手するほどの、仲のよい兄弟でした。こんな負けずぎらいと、やさしさが、大統領への道を歩ませたのです。

ケネディ(1917-1963)──人間の自由を愛し「勇気ある戦い」に生きて、46歳の若さで凶弾にたおれた悲劇のアメリカ大統領。

詳しくは、いずみ書房のホームページにあるオンラインブック「せかい伝記図書館」をご覧ください。
http://www.izumishobo.co.jp/onlinebook/c02_denki/kennedy/index.html

投稿日:2006年11月01日(水) 09:16

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)