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星っていくつくらいあるの?

たまには、子どもたちに身近な科学のおもしろさを、お話ししてあげましょう。「おもしろ科学質問箱 29」

晴れた日に、夜空の星をみると数かぎりないほど見えます。でも、肉眼でみえる星の数(6等星)にはかぎりがあって、世界じゅうに行ってみえる数は6千ほどで、そのうち日本からはみえない南にある星が1/4ほどあります。

いまは性能のよい望遠鏡があるので、それにカメラをつけて写真にとると、なん10億個もの星の写真がとれるそうです。そのほとんどは、恒星といって、「太陽」のように燃えている星です。

わたしたちの住んでいる「地球」は、太陽のまわりを回っている「惑星」で、太陽に近い順に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星なので、これを「太陽系」といっています。太陽系には「月」のように地球をまわっている星もあります。このように、惑星をまわっている星を「衛星」といって、太陽系にはおよそ40あります。おそらく、夜空に光っている星のまわりにも惑星や衛星があるはずですが、そういう星は、恒星の反射をうけているだけなので、ほとんど写真にはうつりません。

太陽系がはいっているのは「銀河系」という大きな星の集まりで、太陽のような恒星が、2000億個あるといわれています。宇宙にはさらに、銀河系のようなおおきな星の集まりが、数千個もあるようです。

なお、2003年にオーストラリアのシドニーで開かれた国際天文学連合の会議で、宇宙には7×10の22乗個(7のうしろに0が22個)の星があると発表しました。こんなにあれば、わたしたちの地球のような環境にある星もまた、たくさんあることはまちがいありません。


「9月20日にあった主なできごと」

1806年 喜多川歌麿死去…江戸時代に活躍した「美人画」浮世絵師の喜多川歌麿が亡くなりました。

1943年 鈴木梅太郎死去…ビタミンB1が脚気の治療に効果があることをつきとめ、糠から「オリザニン」を取りだすことに成功し、脚気の不安から人びとを救った農芸化学者の鈴木梅太郎が亡くなりました。

1945年 墨ぬり教科書…敗戦後のこの日、文部省は新しい教科書の印刷が間に合わないため、戦時中につくられた教科書で、軍国主義的内容を削除するように通達しました。そのため先生は、生徒に削除する部分を墨でぬりつぶさせました。

投稿日:2013年09月20日(金) 05:53

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)