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星座(せいざ)ってなーに?

たまには、子どもたちに身近な科学のおもしろさを、お話ししてあげましょう。「おもしろ科学質問箱 28」

大むかしから、世界じゅうの人々が、さまざまに並ぶ夜空の星をながめながら、いくつかの星のグループに名前をつけたのが星座のはじまりです。いま私たちが呼んでいる星座の名は、古代バビロニア人が、動物や神話に出てくる女王や英雄の名にして呼んでいたのを、古代ギリシャ人が多くを受けつぎ、150年ごろにアフリカ北部アレキサンドリアの天文学者プトレマイオス(トレミー)が、48個にまとめあげました。でも、それだけでは空全体のをおおいつくしたわけでなく、あいたところがたくさんありました。

その後、後世の学者たちは少しずつ星座をおぎなって、南半球しかみえない星などだんだん数をふやしていき、88星座に区分しました。日本全体を都道府県にわけ、どの町や村もどこかに属しているように、どの星もどこか一つの星座に属すようになっています。そして、古くから知られていた星座は、境目が不規則で曲線になっていたのもあったことから、1930年に国際天文学会が会議をひらき、境界線をきちんと統一し、どれも直線となるようにしました。

その88星座は、五十音順に並べると、つぎのとおりです。

アンドロメダ座・いっかくじゅう座・いて座・いるか座・インディアン座・うお座・うさぎ座・うしかい座・うみへび座・エリダヌス座・おうし座・おおいぬ座・おおかみ座・おおぐま座・おとめ座・おひつじ座・オリオン座・がか座・カシオペヤ座・かじき座・かに座・かみのけ座・カメレオン座・からす座・かんむり座・きょしちょう座・ぎょしゃ座・きりん座・くじゃく座・くじら座・ケフェウス座・ケンタウルス座・けんびきょう座・こいぬ座・こうま座・こぎつね座・こぐま座・こじし座・コップ座・こと座・コンパス座・さいだん座・さそり座・さんかく座・しし座・じょうぎ座・たて座・ちょうこくぐ座・ちょうこくしつ座・つる座・テーブルさん座・てんびん座・とかげ座・とけい座・とびうお座・とも座・はえ座・はくちょう座・はちぶんぎ座・はと座・ふうちょう座・ふたご座・ペガスス座・へび座・へびつかい座・ヘルクレス座・ペルセウス座・ほ座・ぼうえんきょう座・ほうおう座・ポンプ座・みずがめ座・みずへび座・みなみじゅうじ座・みなみのうお座・みなみのかんむり座・みなみのさんかく座・や座・やぎ座・やまねこ座・らしんばん座・りゅう座・りゅうこつ座・りょうけん座・レチクル座・ろ座・ろくぶんぎ座・わし座。

市販されている「星座早見盤」を手に、日時と時間を見ながら、星空を見るのは楽しいものです。でも、載っているのは恒星だけで、大きく見える金星、火星、木星などの惑星は載っていないので注意しましょう。


「9月12日にあった主なできごと」

1571年 延暦寺の焼き討ち…織田信長は、比叡山延暦寺を攻め堂塔を焼き払い、僧徒らを皆殺しにしました。領地をめぐる確執から、近江の浅井氏、越前の朝倉氏の軍勢を延暦寺が受け入れたこと、延暦寺が広大な寺領を誇り、大勢の僧兵をかかえて信長に反抗的だったのが原因でした。

1821年 塙保己一死去…「群書類従」という、わが国有史以来の文献のうち価値ある研究資料3373点を25部門に分類した叢書を著した、盲目の国学者の塙保己一が亡くなりました。

1872年 新橋─横浜間に鉄道が開通…新橋と横浜をむすぶ約29kmでわが国初の鉄道が開通、この日明治天皇を乗せた祝賀列車が走りました。翌日から旅客や貨物の輸送がはじまり、これまで1日かかったところを53分に短縮しました。上り下り共毎日8往復、料金は1円42銭5厘、75銭、37銭5厘の3階級でした。

1940年 ラスコーの壁画発見…フランスの子ども4人が遊んでいるうち偶然に発見。洞窟の側面と天井面には、たくさんの馬や山羊、野牛、鹿などの絵があり、旧石器時代後期(1万5000年ほど前)のクロマニョン人によって描かれたものと推定されています。

投稿日:2013年09月12日(木) 05:54

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)