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太陽は燃えつきないの?

おもしろ科学質問箱 20

これは、太陽が地球とは違って固体ではなく、気体の球だと知らされた子どもたちが感じた疑問です。たいていの大人も、同じような疑問を持ち続けていることでしょう。

むかしの科学者たちは、太陽と地球が1億5000万キロメートルも離れていることがわかってからも、太陽が輝いているのは燃えているからだと考えていました。そのため、だんだん太陽の中の燃料が減っていき、熱も光も弱くなって、燃え尽きるに違いない……と。でも、それから何百年たっても、少しも変わらずに燃え続けています。

最近の科学は、太陽は燃えているのではなく、原子の変換がおこっているといいます。太陽の内部で、水素原子が結合してヘリューム原子に変わり、この時、大量のエネルギーがはきだされます。この現象が、太陽の内部から表面へと絶えずおこっているのだそうです。つまり、太陽では原子爆弾が爆発しているのとよく似たしくみによって、光と熱を作り出しているのです。

それでは、この仕事はいつまで続くのでしょうか。それは、太陽の中にある水素がヘリウムに変わるまで続くということで、100億年以上は続くそうです。しかも、その100億年の間でも太陽の質量は1パーセントも減らないそうで、私たちにとって太陽は、永遠に輝き続けると思って間違いはなさそうです。

投稿日:2009年07月14日(火) 10:06

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)