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プラスチックってなぁーに?

おもしろ科学質問箱 19

プラスチックは、私たちの毎日の生活に欠かすことができません。プラスチックという言葉は「好きな形にできる」という意味の形容詞で、熱を加えるとプラスチックは粘土のようになり、冷えるとそのままの形を保つ性質があるために、こう呼ばれます。

プラスチックの本質は、分子にあります。分子というのは、物質の一番小さい粒子のことで、物質を小さく切りきざんでいったとき、もうこれ以上分けたら、その物質の性質がなくなってしまうぎりぎりの小さい単位のことです。化学者は、この分子を結びつけて、粒子の鎖の輪を作ることができます。

長い鎖となった分子は、たったひとつのときと違った性質を持って、新しい物質になります。分子がつながって鎖になることを「重合する」といいますが、時には、2つの違ったタイプの分子がいっしょになって重量体(ポリマー)とよばれる物質を作ります。

この重合体で作られた物質が、プラスチックのもとになります。重合する分子の種類や数をいろいろ変えていけば、必要な性質をもった新しいプラスチックを、いくらでも作り出すことができるのです。

プラスチックは、軽くて強くて、絶縁性や断熱性もあって、衛生的で、とても簡単に大量に製品をつくることが可能です。最近では、金属と同じような強さを持って熱や衝撃に強いプラスチックや、人間の皮膚のようにとても柔らかなプラスチックも開発されています。

プラスチックの原料は、石炭、石油、食塩、綿の繊維などさまざまです。一般に、たくさんの石油が使われているといわれますが、石油の全使用量のプラスチックの割合は、7%程度だそうです。

プラスチックは、公害性の強い素材としてのイメージがありますが、現在では、使用済みのプラスチックを焼却処理して、その熱エネルギーを暖房や温水などに利用したりしています。もういちど溶かしてクイやベンチなどの材料として再利用するなど、貴重なリサイクル資源として、効率よく利用されるようになってきています。

さらに、微生物によって分解されて土に戻るプラスチックも開発されていて、人と自然と環境に優しい素材として注目を集めているのです。

投稿日:2009年07月08日(水) 07:54

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)