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心の高まるよろこび

「読み聞かせ」のすすめ 10

母から子への「読み聞かせ」をはじめてから1年7か月という方からうかがった話です。

「子どもが、心のやさしい思いやりのある人間に育ってほしいという願いで、4歳の長男を相手に絵本の読み聞かせを始めました。子どもが、夜、床に入ったときとか、雨で外へ遊びに行けないとき、私のパートの休みの日など、時間や場所はきちんと決めずに、自由にしました。
ところが半年ほどして、まったく思いがけないことが起こりました。起こったという言い方はちょっと変かもしれませんが、母親の私の方が、すっかり絵本のとりこになってしまったのです。すぐれた絵本は、りっぱな文学作品にも匹敵するというのはほんとうなのですね。
「かさ」「ちからたろう」「しずかなおはなし」「てぶくろ」「こぐまのぼうけん」「もちもちの木」……、題名をあげたらきりがないほどです。子どもに何かを伝えると同時に、私自身がどんなにたくさんのことを学んだことでしょうか。
今、わが家の居間には80冊ほどの絵本が並んでいます。わが家のいちばんの宝ものです」

子どもといっしょに自分の心が高まっていくよろこび──これこそが、「読み聞かせ」のダイゴ味ではないでしょうか。

投稿日:2008年11月05日(水) 09:19

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)