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間(ま)を大切に、ゆっくりと

「読み聞かせ」のすすめ 5

母から子への読み聞かせ──心さえこもっていれば、じょうず、へたを気にすることはありません。10回も続けるうちに、その人なりの、その人らしい読み聞かせの型ができてくるものです。

でも、ひとつだけ大切にしたいことがあります。それは間(ま)です。正確にゆっくり読み進めながら、じゅうぶんに間をとっていくことです。ひとつの文がマルで終わったあとの間、それは話に聞き入る子どもの心を落ち着かせます。物語が事件に入るときの間、話が山場にさしかかったときの間、それは、次はどうなるのだろうという話の展開に期待する子どもの心の高まりを、さらに高めます。

つまり、間は、子どもの集中力を高め、子どもを物語の中へより深く引きこむのに欠かせません。

話の中の「すると…」「ところが・・・」などのところでは、わざと5秒くらいの間をおいて、子どもの目をじっとみつめます。この時の母親と子どもの心の通いあいの深さ、確かさ…、それはまちがいなく一つになっています。

また、この間は、読み手にとってもたいせつです。間をとることによって心を落ち着かせ、間をとってるあいだに、子どもの反応、子どもの心の高まりを確かめ、味わい深く読み進めることができるからです。

投稿日:2008年09月30日(火) 09:05

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)