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ねこの目が光る理由

「ねこはどうして夜も目が見えるの ?」 おもしろ科学質問箱 15

いくらねこでも、真っ暗な中では見えません。でも、人間に比べると、ずっと少しの光でも、よく見えます。それは、ねこの目が外に突き出ているために、広い角度から光を集めることができるのと、明るさに応じて、瞳を大きくしたり小さくしたりできるからです。

大きさばかりでなく、形も変えます。暗闇に近いところではまん丸、うす暗いところでは縦長の楕円形、明るいところでは針のようになります。そのため、昔の人は 「六つ(午前・午後6時頃)丸く、五・七(午前8時・午後4時)卵に、四つ八つ(午前10時・午後2時)は柿の種、九つ(正午)は針」 といって、ねこの目の大きさを見れば、およその時間がわかるといいました。すばやい変化のことを 「ねこの目のように変わる」 といいます。

それから、ねこの網膜の裏側には、光を反射させる膜があるため、光の当たる角度によって緑色に光ったり、ピンクや黄色、金色に光ったりもします。暗い夜道を歩いていて、急に路地から飛びだしてきたねこが、キラリと目を光らせたりするのは、そのためです。

このように光る目やよく見える目は、ねこばかりでなく、夜に動きまわる動物たちにそなわっている性質です。

投稿日:2008年04月10日(木) 08:24

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)