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いつもと違う道を歩いてみる

こうすれば子どもはしっかり育つ 「良い子の育てかた」 74

子どもの手を引いて買い物に行く。こんな時、たいていは行きも帰りも同じ道です。子どもが違う道に行こうとすると 「そっちじゃない、こっちでしょ」 などと声をかけながら。

これはよく考えてみると、子どもの気持ちを無視した親の都合です。これを思いきって、子ども中心に考えなおしてみたらどうでしょう。子どもがいつもと違う道に行こうとしたら 「あら、そっちへ行ってみたいの? じゃ、行ってみようか。何か、おもしろいことがあるかもしれないね」 と声をかけながら、子どもの行こうとする道に入ってみる。

また、時には親の方から 「きょうは、こっちの道へいってみようか」 と声をかけて、積極的に新しい道に入ってみる。花の咲いている道、小学校の見える道、小川の流れている道、珍しい家や店のある道へ……。

「早くおいで」 「何してるの?」 「もう、おいていくわよ」 「ほら、危ないでしょ」 などと、小言めいたことばかりいいながら、買い物の道をただ往復するよりも、昨日とは違う道を母と子で、新しい発見を楽しみながら語って歩けたら、どんなにすてきなことでしょう。

「きょうは、少ししかお花が咲いていなかったけど、こんどまたいっぱい咲いているときに、あの道へ行ってみようね、楽しみだね」 買い物の道から、家へもどって、子どもにこんな声をかけてやったら、もうそれだけで、再び胸をふくらませるはずです。

子育ての主役は 「子ども」 であることを、常に忘れないようにしたいものです。

投稿日:2008年03月10日(月) 09:22

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コメント (1)

ヘンリーおじさん:

今回のお話は、いいですね〜!
これは、なにも子供だけの問題ではないような
気がします。
毎日がroutine では飽きてしまいますね。
サラリーマンをしたことがある人なら、この感触が理解できると思います。

一人でも、いつもとは違う道を行ってみる。
これは、大人にも通用することです。
冒険をしない人は、定年を迎えたとき、
奥さんに先立たれた人、子供が巣立って行って
しまった夫婦。。。。常に前向きに冒険する
心を持って生きてきた人との差がつくと
信じます。

毎日が退屈だという人は、新しいチャレンジに
臆病でいる人に多いと思います。
子供みたいには無理でも、彼らの何分の一でも
好奇心を忘れないようにしたいものですね。

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)