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水の3変化

「氷はどうして浮くの ?」 おもしろ科学質問箱 7

水に浮くものは、同じかさ(体積)の水よりも軽いものです。水は、たくさん冷やしていくと氷になります。氷になるとき、水が10の体積だったのが11くらいに増えて、大きくなります。重さは変わらないので、同じ体積での重さは、氷のほうが軽いため、水に浮くのです。

冬に水道管が凍って破裂するのも、岩の小さな割れ目に入った水が凍って岩を割ってしまうのも、霜柱が土を持ち上げるのも、みんな水が凍って体積が大きくなるためです。

水はよく知られているように、1気圧(1013ヘクトパスカル)の時に、摂氏0度で凍りはじめ、100度で沸騰します。そして、体積が一番小さいのは、摂氏4度の時で、温度が4度よりあがっても下がっても、体積がだんだんふえて大きくなります。お風呂に入っていて、上のほうが暖かくなるのはそのためです。

なお、水はふつう液体ですが、氷の時は固体、蒸発すると気体になります。やかんを沸かすと蒸発して水蒸気になりますが、水蒸気になると、体積は1650倍にもふえます。沸騰したやかんがふたを持ち上げてしまうのは、そのためです。むかし、蒸気機関車という汽車が走っていましたが、石炭を燃やして水を沸騰させ、その体積が増えた力で車輪をまわしていました。

投稿日:2008年02月06日(水) 09:12

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)