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日焼けのもたらす功罪

「どうして日に焼けると黒くなるの ?」 おもしろ科学質問箱 4

日焼けをすると、皮膚の中にあるチロシンというのが、メラニンとよばれる茶色のつぶつぶに変わります。そのため、日に焼けると黒くなるのです。でも、黒くなるのは、1日か2日たってからで、はじめは、赤くなります。それは、強い日光が身体の中に入ると、血管が広がって、やけどをしたようになってしまいます。やけどしては大変なので、メラニン色素というのが増えて、日光が身体の中に入るのを防ごうとするのです。ちょうど、カーテンで日ざしを防ぐのに似ています。

日光は、次のように、私たちの身体によい効果をもたらせてくれます。
(1) 皮膚に住みついている細菌を殺します。
(2) 身体の中で病原菌とたたかう細胞を刺激して、活動をさかんにします。
(3) 日光の働きで、筋肉や神経が元気になります。
(4) 日光の中の紫外線が、皮膚の中で化学変化をおこして、骨や歯をつくるのに大切なビタミンDを作り出します。

でも、薬を飲みすぎると身体によくないように、日焼けしすぎることに注意しなくてはなりません。将来、シミやソバカスが増えたり、皮膚ガンの要因になったりすることがよくあるからです。

投稿日:2008年01月17日(木) 09:31

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)