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聞き上手が、素直に話す子どもを育てる

こうすれば子どもはしっかり育つ「良い子の育てかた」 59

家に帰ってきた子どもが 「今日ね、○○ちゃんと遊んでたら、転んで、ここのところ、少しけがしたの。それでね……」 と言い出すと、「あら、どこけがしたの。見せてごらん。一体、何してたの。また、あわてて走って転んだんでしょう。いつも言ってるでしょ、あわてちゃいけないって、あわてるから、こんなことになるのよ」 などと、子どもが一言いえば、その何倍もの言葉を返してしまう母親を、よく見かけます。

これは、絶対に慎まなくてはなりません。せっかく、子どもは、今日の出来ごとを伝えようとしているのに、これでは、やがて親には何も言わない子どもになってしまいます。子どもが話し出したら、子どもの思いに母親の心を寄り添わせるようにして、子どもの話にゆっくり耳を傾けてやることです。

「今日ね、算数のテスト、3つ間違えて70点だったよ」 と言い出した時、「あら、どこ間違えたの。こんな事、間違えちゃだめじゃないの。ちゃんと勉強しないから、だめなのよ。○○ちゃんは、100点か90点取ったでしょ」 などと、まくしたてたら、もう決して成績のことなど話すものか、ということになりかねません。「自分が子どもの立場なら、どう思うだろうか」ということを、いつも心に留めておくようにしたいものです。

どうして間違えたのか──これを、子どもにゆっくり語らせ、「今度は間違えないようにしようね。あなただったら90点か80点くらいは、取れるわよ」 と、励ましの言葉を添えることこそ大切なのではないでしょうか。

投稿日:2007年11月21日(水) 09:00

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コメント (1)

YUYU:

いつも楽しく拝見しております。
「聞き上手〜」、本当にそうだと思いました。
ですが、最後のところが気になりコメントをさせて頂きます。
「今度は間違えないようにしようね。あなただったら90点か80点くらいは、取れるわよ」
は、逆にプレッシャーをかけているように感じます。
間違いについて語った後なら、もう点数について言う必要はないと思いますがどうでしょうか?

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)