こうすれば子どもはしっかり育つ「良い子の育てかた」 49
子どもというのは、道を歩いていて、ちょっとした土の山があれば登りたがり、穴をみつければわざと足を入れてしまうほど、好奇心が旺盛です。
こんなときの子どもに対する母親の態度は、およそ2つの型に分けられます。
1つは、「だめでしょ」 「あぷないでしょ」 「けがでもしたらどうするの」 などと言って、制止し、保護するタイプ。
2つめは、「そう、そこへのぼってみたいの」 「ガンバッテやってみよう」 などと、子どもの意思に寄りそい、注意すべきことだけを教えて、あとは、子どもにできるだけ自由にふるまわせるタイプ。
これを見ていて、いつも思うことがあります。それは、子どもにとって、どちらが幸せなのだろうかということです。
前者はきっとケガもなく、失敗も少ないでしょう。一方、後者は生キズがたえず、失敗も多いことでしょう。
一見、ケガもなく失敗も少ないというのは、理想的にみえるかもしれませんが、はたしてそうでしょうか。
前者は小さなケガはなくとも、運動神経の発達にブレーキをかけてしまい、それは大きなケガにつながりかねません。
生涯のキズ、心のキズにつながるようなケガには注意しなければなりませんが、それ以外のスリキズ程度のケガはおそれる必要はありません。むしろ、進んで冒険をさせ 「小さなケガが大きなケガを防ぐ」 ぐらいの心の余裕をもって、子どもと接っしてみてはいかがでしょうか。
失敗を防ぐことに努めるのではなく、失敗しながら学び成長していく、子どもの姿を見守っていきたいものです。
コメント (1)
大変興味深く読ませていただきました。私のHPの「闘病記」のページからリンクさせていただきました。
Posted by: creed | 2008年10月22日 18:27
日時: : 2008年10月22日 18:27