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困難から逃げる子、我慢できない子

だれにもできる逆説的しつけ法「ダメな子の育てかた(●印))」と、努力を伴う期待型しつけ法「良い子の育てかた(○印)」を考える連載「ダメな子・良い子の育てかた」第15回目。

● 困難からすぐに逃げだす子にしたいなら

子どもが困っている時は、どうしたら解決できるか、全部教えてやりましょう。また親がすぐ手を貸してあげて、さいごまで手伝ってあげます。友だちとの関係で悩んでいる時は、助言して自分で処理させるのでなく、親が中に入って解決してやることです。人の物をなくしたり、こわしてしまった時は、親が詫びたり、弁償をしてあげます。そうすると子どもは、困難にぶつかったら、すぐ逃げ出す子になってくれます。また、問題に責任を持とうとしない、心の弱い人間にもなってくれます。

○ 物欲に耐える心を育てたいなら

最近の子どもの多くは、親から物を豊かに与えられことになれすぎています。また、心をそそぐべき子どもへの愛を、物に肩がわりさせている親が多くなっています。「与えられすぎ」は、物の価値観を失わせ、我慢する心を失わせ、心を粗末にして物だけを大切にする心を植えつけ、心を楽しもうとせず物と遊ぶことだけを覚えさせます。「みんなが持つものは、必ず自分も持つ」という行為を続けていると、自分というものをも失わせることにもつながります。わが子可愛さに、人と同じものを持たせようとすることの是非を、今一度問い直してみてはいかがでしょう。自分が耐えることを知れば、耐えている者の心を理解するようになってくれます。ただ、子どもに耐えさせるには、親自身も耐えなくてはなりません。

投稿日:2007年01月12日(金) 09:16

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)