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自ら創りあげたイメージは、映像をはるかに越える

ごく最近も、大きくふくらんだイメージ体験をしました。今年の2月ごろ、話題になっていた「ダビンチコード」を読んだのです。キリスト教の世界を良く知らない日本人にはかなり骨の折れる作品だなと思いながらも、展開するストーリーの面白さにグイグイ引きつけられて10日ほどで読破しました。5月に映画が公開されたのは知っていましたが、あまり見に行きたい気になれませんでした。

その後、ダビンチに関する本を数冊読み、聖書の勉強もし、11月のDVD発売後すぐに購入して早速観てみました。感想は、やはりがっかりでした。本でイメージしていた世界は、相当深く大きなものでした。ところが、映像のそれは、たしかにストーリーはほぼ原作通りに展開していましたが、2時間程度で表現できる内容はたかが知れています。

一方、原作を読み終えるまでには、おそらく30時間以上も費やしたはずです。しかも、読みながら、どんどんイメージがふくらんで、私なりのダビンチコード像ができあがっていきました。このように、人のイメージする力というのは、映像をはるかに越えるものがあるということです。是非、テレビや映画などの面白さとは別に、イメージをどんどんふくらませることのできる読書の面白さを、子どもの時代に体験させてやってください。
イメージ力(想像力)は、創造力につながり、強い意志力と向上心をはぐくみ、たくましく生きる力を養ってくれるからです。

投稿日:2006年12月13日(水) 09:14

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)