児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ Top >  心の子育て論 >  偏食っ子、欲張りな子

偏食っ子、欲張りな子

「ダメな子」「良い子」の育てかた 6

● 子どもを偏食っ子にしたいなら

いつも子どもに「今日は、なにが食べたい」と聞いてから、愛情こまやかに料理を作ってあげましょう。子どもが食べ残したら「いいわよ、お母さんが食べてあげるから」と言ってあげることです。いつも「はい、これがあなたのよ」と、愛する子どもにだけは、特別料理を作ってあげましょう。子どもは偏食っ子になるだけでなく、わがままな子にも行儀の悪い子にもなってくれます。

○ おもちゃをたくさん欲しがる子

子どもにとっておもちゃは、遊びを豊かにするために、あるいは創造力を育てるために必要なものでしょう。しかし、与えすぎは、害あって益なしです。高価なものをたくさん与えて、わが子をかわいがっているつもりの母親がいたら、それは間違いです。おもちゃの与えすぎは、子どもを移り気な、気の散りやすい性格にしてしまいます。心理学者の研究でも「散漫な性格にする」という結論が出ています。
子どもは、たったひとつのおもちゃでも、よく考えられたおもちゃなら、いろいろ工夫して遊ぶものです。また、空き缶や木切れでも、楽しく遊ぶこともあります。むしろ、完成されていないおもちゃの方が、子どもの創造力をかきたてるということを知っておかなくてはいけません。欲しがるものを何でも与えることは、子どもを不幸にするということも、充分認識しておかなければなりません。今は、実に多岐にわたるおもちゃにあふれています。わが子にはどんなおもちゃがふさわしいかを良く考え、できたら誕生日やこどもの日、クリスマスなど特別な日に、選び抜いたおもちゃをプレゼントしたいものです。

投稿日:2006年12月21日(木) 09:11

 <  前の記事 人を差別する子、話しベタな子  |  トップページ  |  次の記事 無駄づかいする子、自信のない子  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mt.izumishobo.co.jp/mt-tb.cgi/483

         

2014年08月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

月別アーカイブ

 

Mobile

児童英語・図書出版社 社長のこだわりプログmobile ver. http://mt.izumishobo.co.jp/plugins/Mobile/mtm.cgi?b=6

プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)