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新着情報【2006年10月】

● 「のろまさん」と笑われても、自分の頭でゆっくり考えた アインシュタインが5歳になったときのこと。ある日、父から、ふしぎなものをもらいました。東・西・南・北を書いた文字盤に1本の針がついていて、針の向きは、文字盤をどんなに回しても変わりません。家に入って戸をしめきっても同じです...

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投稿日:2006年10月31日(火) 09:45

● 5年間、父を助けて新聞配達 ディズニーは、11歳のときから、新聞配達をはじめました。 ディズニーが生まれたとき、父は建築のしごとをしていましたが、やがて、そのしごとをやめて、農業をはじめました。ところが、父が畑のしごとになれないうえに、天候の悪い年がつづいて、家じゅうのものが...

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投稿日:2006年10月30日(月) 09:15

● 人に借りた本を雨にぬらし、おわびに3日間働いた アメリカの開拓者の子として生まれたリンカ一ンが、少年時代に学校で勉強できたのは、わずか2、3年でした。父は 「開拓者のむすこは学校へなど行くことはない。はたらくことさえ知っていればいいのだ」 という考えでしたし、さらに、家が貧し...

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投稿日:2006年10月27日(金) 09:38

● 自分はしかられても立たされている子に同情 賢治が小学生のときのこと。ある日、いたずらをした生徒が、水をいっぱい入れた茶わんを手にもたされて、廊下に立たされていました。すると、ちょうど、そこを通りかかった賢治は、その生徒の前に行くと、茶わんの水を、すっかり飲んでやりました。こん...

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投稿日:2006年10月26日(木) 09:26

● 人におしつけられるのをきらい、学校の規則も守れず退学 幼いころのゴッホは、無口で、がんこで、ときどきかんしゃくを爆発させる困った少年でした。 弟とも、妹とも、あそびません。ゴッホがいつも、ひとりで時間をすごしたのは、太陽の光があふれる野山でした。美しい静かな自然のなかにいると...

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投稿日:2006年10月25日(水) 09:23

● 友だちに遊んでもらえず ひとりで植物さがし 父も母も小さいときに亡くして祖母に育てられた富太郎には、友だちができませんでした。そのうえ、みんなから 「西洋ハタットオ」 とよばれて、からかわれました。富太郎が生まれた高知県あたりでは、バッタのことをハタットオとよび、やせて骨ので...

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投稿日:2006年10月24日(火) 13:31

● 炭鉱の蒸気機関をながめながら、粘土で模型をつくって遊ぶ スチーブンソンの父は、炭鉱の坑内にわきだす水を外にくみだす蒸気機関の、かまたきでした。家は、1軒の家に、よその3家族といっしょに住まなければならないほど貧乏でしたから、スチーブンソンは学校へも行かせてもらえません。学校へ...

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投稿日:2006年10月23日(月) 09:20

● 習字を書いていると、いつのまにか字が絵になっていた 雪舟は、7歳か8歳のころ、生まれた家の近くの寺に小僧としてあずけられ、坊さんになる修業をはじめました。 ところが、しばらくすると、坊さんになる勉強には、あまり身がはいらなくなってしまいました。習字を習っていると、いつのまにか...

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投稿日:2006年10月20日(金) 09:12

● 寝るところもなく、公園のベンチや道ばたで夜を明かす チャップリンの両親はまずしい旅芸人でしたが、チャップリンが6歳のときに父が亡くなり、7歳のときには、母が苦しい生活のために精神病にかかって、ときどき、病院へ入院するようになってしまいました。 母が入院しているとき、あとにのこ...

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投稿日:2006年10月19日(木) 09:07

● 目がみえなくなっても悲しい顔をせず、耳から学び続けた 保己一は、5歳のころ、高い熱がつづく病気で目が見えなくなってしまいました。しかし、目が見えなくなっても、いつも明るくふるまいました。わが子を盲目にしてしまった両親の悲しみが、耳から聞くことばで、よくわかったからです。 保己...

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投稿日:2006年10月18日(水) 09:54

● 6歳のころから畑で働き、夜、父親にかくれて読書 農家に生まれた毛沢東は、6歳のころから、泥にまみれてはたらきはじめましたが、親の権力をふりまわす父親から、よく、なぐりつけられました。ところが権力に反対する毛沢東は、けっしてだまってばかりいないで、池のふちまで追いかけてきた父を...

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投稿日:2006年10月17日(火) 09:23

● 不思議でしかたがなかった 木の葉からもれる光のつぶ 秀樹少年は、考えながら遊ぶことが好きでした。幼いときは、とくに積木が好きでした。自分の考えで、自由にいろいろな形のものを作ることができたからです。小学校へあがると、自分の知らないことなら、どんなことにも興味をもつようになりま...

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投稿日:2006年10月16日(月) 09:22

● 子どもの頃から働きながら学び、見知らぬ土地への夢を育てる リビングストンの父はお茶売りの商人でしたが、キリスト教を深く信仰する、心の正直な人でした。そして母も、自分のことより人のことばかり心配する、心のやさしい人でした。 少年時代のリビングストンは、この父母の愛につつまれて、...

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投稿日:2006年10月13日(金) 09:39

● 外で働きながら、教室の先生の話をいっしょうけんめいに聞く パタンパタン、パタンパタン。まいばん、佐吉がふとんに入っても、この音がきこえてきます。母親の、はたおりの音です。佐吉は、この音をきくと、いつも母親がかわいそうになりました。 大工の子として生まれた佐吉は、小学校を卒業す...

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投稿日:2006年10月12日(木) 09:34

● 寒さに負けない体づくりのために、どんなに寒い夜も窓を開けてやすむ 船乗りの子として漁村に生まれたアムンゼンは、小さいときから、海がすきでした。そして、いつかきっと、海のむこうの見知らぬ土地へ行くことを夢にえがいて、成長しました。 15歳のころのこと、アムンゼンは、1冊の本に、...

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投稿日:2006年10月11日(水) 09:35

● 寺へ出された弟との別れに声もでなかった 少年時代の崋山は、なにかひとつ考えはじめると、そのことだけに夢中になってしまう子どもでした。考えごとをしながら歩いているうちに、大名行列を横ぎろうとして家来にとがめられ、あやうく命をおとしてしまいそうになったことがあります。勉強ずきのあ...

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投稿日:2006年10月10日(火) 09:24

● 空想ばかりして人に笑われ、学校はいつも長続きしなかった アンデルセンは、6歳で、貧しい家の子どもだけが通う学校へ入りました。でも、すぐ、やめてしまいました。そして、その後2回かわった学校も、やはり、長続きしませんでした。 勉強がきらいだったのではありません。いろいろなことを、...

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投稿日:2006年10月06日(金) 09:41

● ひとりで山にのぼり、りっぱな人間になるように祈る 林蔵は、貧しい農家に生まれましたが、幼いころから 「人のために、りっぱな仕事をする人間になりたい」 と、思っていました。 12歳のときのこと、村の人たちにつれられて筑波山へ行きました。すると、夜中に、旅館は大さわぎになりました...

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投稿日:2006年10月05日(木) 09:15

● 大理石のカケラをおもちゃにしてあそぶ ミケランジェロは、フィレンツェの警察長官の子として生まれながらも、生後まもなく、親戚の石彫工の家へ里子に出されました。母のからだが弱く、すでにミケランジェロの上に、1歳半になる手のかかる子どもがいたからです。しかし、およそ4年のあいだ石彫...

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投稿日:2006年10月04日(水) 09:18

● まま母にしかられながら子守り 一茶というのは、句をよむときの名まえです。ほんとうの名は、信之 (のぶゆき) といいました。3歳のときに母がなくなり、信之は祖母に育てられました。祖母は、かわいがってくれました。しかし、村の子どもたちからは 「親のない子は、どこでも知れる。つめ...

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投稿日:2006年10月03日(火) 14:54

● わんぱくでいたずら、でも悪いと思えばすぐ反省 牧師の子として生まれた少年時代のシュバイツァーは、ほかの男の子と同じように、わんぱくでした。両親に、わがままを言うこともありました。いたずらをして母を困らせたこともありました。でも、そんなことをしても、ほかの子と少しだけちがうと...

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投稿日:2006年10月02日(月) 09:20

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)