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幼児期にできあがる知的能力の基礎

レディバード図書館」の監修者であるウィングフィールド夫妻は、監修に当たって、「家庭でおこなう幼児教育」と題し、次のような文をよせてくれた。

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大脳生理学や発達心理学の最近の研究成果によると、人間形成の基礎は、小学校へあがるまでの幼児期に家庭でどのような育児、しつけを受けてきたかによって決定されるということが、立証されています。

お母さんお父さんが家庭で行なう教育が、子どもへの教育の出発点にあります。正常な赤ちゃんは、生まれたときから、冒険心と探求心を備えており、心も身体もめざましく成長する幼児期の子どもの生活は、目覚めている限り、たえず何かを求めて活動するといっても過言ではありません。身のまわりの見るもの、聞くもの、触るもの、五感に感じるあらゆるものが新鮮であり、見たり聞いたり触ったり、具体的な行動で、身近な世界を確認し認識していくのです。

安定した幸せな家庭があれば、人間形成の基礎づくりは、自然にできあがっていくものだとお考えの方も多いようですが、必ずしもそうではありません。子どもの行動範囲が制限されていたり、回りをあまりに大人の基準に添って整理整頓してしまうと、かけがえのない冒険心や探求心の芽までも摘んでしまい、2歳にして、すでに無気力な子どもにしてしまうということにもなりかねません。

お母さんお父さんは、毎日意識的に、今までよりもたくさんの刺激と興味を子どもに与えるようにしましょう。人間の一生を通じて、もっとも成長が著しいのは、誕生から2歳まで、それに続いて3歳から6歳までです。私たちは、この時期の子どもの成長を促すこともできるし、同時に遅らせてしまう可能性もあるのです。

家には、たくさんのおもちゃがあると思いますが、果してそのおもちゃは、子どもの成長に役立っているでしょうか。子どもがしゃぶったり、なめたりしそうな有害な塗料をおとしてあれば、普通の家庭用品でも、絶好の遊び道具になるものがたくさんあります。ガラクタも、子どもにとって大切な遊び道具なのです。

ダンボール箱や木の箱は、積木のように積み重ねて遊べます。プラスチックのびんは、切ったり形を整えて、水遊びや砂遊びに使ったり、形合わせのおもちゃとしても使えます。こんな身近な素材をたくさん与えることが、子どもの旺盛な知識欲、冒険心を刺激するということを忘れないで下さい。

このシリーズは、私どもの尊敬する提携先である日本の「いずみ書房」の要請に応じて、たくさんある「レディバード・ブックス」の中から、未就学児にふさわしい絵本を厳選したものです。きっと、毎日の子育てに役立たせることができることでしょう。

特に、別巻の「お母さんとお父さんの育児・しつけ教室」 の5冊は、子どもの潜在能力を引きだすことの大切さ、さまざまな状況をフルに活用することの大切さに気づいたご両親のお手伝いをし、刺激をあたえることをめざしています。まずこの本を通読し、子どもへの育児・しつけをどのように行なうべきかを理解し、わが子の年齢にあった教育をしてください。なお、ここに示した年齢は、あくまで参考です。子どもには、非常に個人差がありますので、愛情と忍耐をもって、お子さまの知的成長を暖かくみまもってください。

投稿日:2005年12月06日(火) 09:37

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)