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生活絵本

今回から「レディバード図書館」シリーズのそれぞれの絵本には、どのようなねらいがあり、どう利用してほしいか、監修者ウィングフィールド夫妻のコメントを紹介してみよう。

(1) ぼくと わたしの いちにち

幼児のうちから、規則ただしい生活をすることは大切なこと。早寝早起き、朝起きたら 「おはようこぎいます」、寝る前の「おやすみなさい」、人にあったら「こんにちは」といったあいさつ、朝晩の歯みがき、洗顔などの習慣はきちんと身につけさせたいものです。食事を行儀よくする、公園ですべり台やブランコに乗るときは順番を守る。危険ないたずらはしない、きまりを守るといった社会的なルールを出来るだけ早い機会に教える必要があります。家の中でも外でも思う存分遊ばせることは良いことですが、あとかたづけはきちんとさせましょう。 ぼくと私の一日
ただし、こうしたしつけも、頭ごなしにしかりつけては子どもの心を萎縮させてしまうことになりかねません。お母さんはイライラせずに、忍耐強く子どもと接することが大事です。この絵本は、幼児の1日をくわしく追いながら、いろいろな子どもが登場します。身近な場面がたくさんありますから、子どもたちはお話したいことがいっぱいあるはずです。さまざまな会話をまじえながら、良い習慣、良い行為を自然に身につけていくようにしてください。

(2) こいぬと こねこ

こいぬとこねこ 犬とねこは、人間と最もかかわりのある生きものです。こいぬやこねこは、かわいいもので、おもちゃにじゃれついたり、ボールと遊んだり、毛糸をからませたり、いたずらしたり、好奇心豊かなその愛くるしい姿に、子どもは絵本の世界にとけこみ、共に遊びます。どのページからでもかまいません。文字通り楽しい絵本の絵を見ながら、お話をたくさんさせてください。

(3) のりもの えほん

たいていの子どもは、乗りものが大好きです。パトカー、救急車、電車、汽車、自動車、船、飛行機などさまざまな乗りものがありますが、色、形、スピード、どれをとっても、子どもたちの心をとりこにします。機会をみつけて、出来るだけ実物をみせてあげるようにしてください。

投稿日:2005年12月16日(金) 09:22

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)