「レディバード図書館」の別巻「お母さんお父さんのための育児・しつけ教室」は、監修者ウィングフィールド夫妻の代表作であり、本シリーズの本質が綴られているため、5回に分けて、詳細を紹介する。本日は4巻目、4歳から5歳の「育児・しつけ教室」
(監修者コメント) 4歳から5歳になると、新しい技能が芽生え、いままで以上に感情のコントロールができるようになり、大人の世界とのつながりも一層深まって、旺盛な独立心を示すようになります。この独立心は、着替えをしたり、身体を洗ったり、お母さんの手伝いをしたりするときに、特に顕著にあらわれます。しかし、練習をして、技能をマスターするという点では、まだまだ大人の力を借りなければなりません。
この時期も、言葉の発達にすばらしいものがあります。両親が、子どもの興味を引き出し、話しかけ、よく聞き、話し合うことによって、内容のある言葉をたくさん習得していきます。
そして、一般的に想像力が発達し行動範囲も広がっているので、絵本は、子どもの遊びや生活をテーマにしたお話はもとより、ストーリーの単純な昔ばなし、あまり複雑でない科学絵本などがよいでしょう。5歳近くになると、絵本の絵も、全体を総合的にみる眼ができはじめてきます。