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言葉の数を増やす本 2

前回に続き「レディバード図書館」シリーズのおもな絵本には、どのようなねらいがあり、どう利用してほしいか、監修者ウィングフィールド夫妻のコメントを紹介してみよう。

(17) あかちゃんの おはなしをしよう

第1子の子どもにやがて弟か妹が生まれてくるというとき、第2子誕生の前に、心の準備をさせるためにいろいろ話し合っておかなければなりません。そして、お兄ちゃん、お姉ちゃんになるのだという自覚をさせてください。お母さんは、赤ちゃんを産むためにしばらく家を留守にすること、また、赤ちゃんが生まれたら病院へ会いに行ってもいいことなどを話しましよう。きっと、期待に胸をふくらませるはずです。あかちゃんまた、子どもはだれも、自分がどのように生まれ、育てられてきたかを知りたがります。この本では、赤ちゃんについてのさまざまな局面を用意しましたので、ページを開きながら、バラエティに富んだお話をしてください。

(18) いえのなかの おはなしをしよう

この本では、家での日常生活をテーマにしています。導入部では、人の五感、つまり味覚、視覚、臭覚、聴覚、触覚について示し、たとえば、味覚では、「あまい」「にがい」「すっぱい」「しょっぱい」といった言葉を引出すように促してください。いえのなかまた、おそうじ、食事のしたくをする場面をだして、楽しみながら、お手伝いをすることの意義を教えてください。

投稿日:2005年12月26日(月) 10:17

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)