前回に続き「レディバード図書館」シリーズのおもな絵本には、どのようなねらいがあり、どう利用してほしいか、監修者ウィングフィールド夫妻のコメントを紹介してみよう。
(19) きるものの おはなしをしよう
これまでに、個別に学んだ色や形などを、この巻では、毛糸玉を使って色の理解を深め、つぎあての布を丸、三角、四角にして形への理解、ボタンの数で数字の理解へと導きます。
また、着るものと季節や天候を結びつけること、右手・左手の区別、着るものを通して合うもの・合わないものを理解できるように導きます。
(20) ねむりの おはなしをしよう
幼児に本を読みきかせる時間帯は、寝る前が最も適しているといってよいでしょう。そこで、この本では、そろそろ眠くなってきた子どもに、眠りについてのさまざまな話題を用意しました。生きものはみんな眠ることからはじまり、子どもが眠ったあとも大人はまだ何かをしていること、ほとんどの人が眠っている真夜中にも働いている人がいること、動物には、昼間眠って夜になると活動するものがいること……など。
それから、寝る前にはしっかり歯をみがくことが大事であること、ぬいだものをきちんとたたんでおくことなどを、絵本をみながらしつけていきたいものです。