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シャックリは、人間の反射運動のひとつ

「シャックリって、どうして出るの ?」 おもしろ科学質問箱 13

おなかと胸の間に、横隔膜(おうかくまく)という大きな筋肉の膜があります。この膜は呼吸をするときに、上がったり下がったりして、胸が広がったり縮んだりするのを助ける働きをしています。この筋肉の膜は、いつもは規則正しく動いていますが、このリズムが狂ってしまうと、間をおいてピクリピクリとけいれんをします。これがシャックリです。

人間の身体は、たくさんの反射行動をするようにできています。反射行動は、無意識のうちに、ひとりでに作用するもので、たとえば食物が呼吸の通路にはいったりすると、咳をしたり、むせたりして、食物を追いだそうとするなどの反射作用です。

シャックリもその一つで、熱い食べものを急に飲みこんだり、胃や腸の具合が悪くてガスがたまって横隔膜を圧迫したりするときなどによくおこります。でも、どうしてけいれんが起こるのかは、まだよくわかっていません。そのため、どうすればしゃっくりが止まるのかの決定的な方法は見つかっていません。多くの場合は、自然に止まるものです。水を飲んで胃を刺激したり、背中をたたいたり、少しずつ唾をのみこんだり、びっくりさせたりすると止まることもあります。

投稿日:2008年03月26日(水) 09:18

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)