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フランチャイズ販売組織順調に拡大

いずみ書房独自のフランチャイズ販売組織の告知は、口コミによる他に、当時ダイヤモンド社が発行していた月刊雑誌「セールス」に1ページ広告を掲載して公募を開始した。手元に1977年の2月発売号の掲載広告があるが、次のようになっている。

ただ今、全国60支社長募集中(募集地区を明記)。1976年11月募集開始、たちまち11地区の支社(神奈川・栃木・長野・宮城・南茨城・北茨城・東京多摩・東千葉・山口)決定。チャンスは今です。加盟料不要、保証金1地区わずか30万円、当社の将来性をみきわめ、参加の余地があるうちにお申込み下さいとし、神奈川支社長W氏の次のコメントを掲載した。

20数年間にわたり、100種類以上の本のセールスをしてきたが、わずかなセールス時間で1日10件も申し込みのとれる、しかもお客様に喜ばれ利益率の高い商品に出合ったのははじめてだ。2、3日テストセールスをしてみて「これだ!」と思い、即刻神奈川県内3地区の契約を済ませた。重いカバンも必要なく、まさに「ポケット」に見本を入れ、軽装で出かけられるのも魅力だ。

さらに、[近日完成]として、ビデオ絵本「せかいのどうわ」(全10作・制作ソニー)、[企画進行中]として、第2期「こども科学図書館」(40巻)、第3期「こどもワールド図書館」とある。さらに、「各界の有名人も絶賛の声」として、次の7名の方々の「ポケット絵本(現「せかい童話図書館」)への推薦文」を掲載している。

文芸評論家・山室静、歌手・加藤登紀子、作曲家・高木東六、詩人・高田敏子、参議院議員・田英夫、女優・寺島(藤)純子、全国学校図書館協議会理事・甲斐清通[敬称略]。ほとんどが社会思想社時代に出版でお世話になった方々だか、絵本の献本をしただけで、よくぞこれだけの推薦文をいただけたものだと、今さらながら感心する。

投稿日:2005年08月19日(金) 09:35

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)