今日6月30日は、「二日月」「行く春」「彩雨」など、詩情豊かな独自の日本画を数多く残した川合玉堂(かわい ぎょくどう)が、1957年に亡くなった日です。 1873年、いまの愛知県一宮市の豪農で筆墨紙商の長男として生まれた川合玉堂(本名・芳三郎 玉堂=号)は、幼いころから絵が上手...
今日6月27日は、イタリア・ルネサンス期の画家・建築家で、ルネサンス期の芸術家百数十人の評伝を著した文筆家として知られるバザーリが、1574年に亡くなった日です。 1511年、イタリア中央部の都市アレッツォに生まれたジョルジョ・バザーリは、フランス人画家のマルシラ工房に入って修...
今日6月26日は、絶対温度(−273度)の概念を打ち出すなど、熱力学の基礎を確立したイギリスの物理学者・数学者のケルビンが、1824年に生まれた日です。 アイルランド北東部のベルファストでグラスゴー大学教授の子として生まれたケルビン(本名・ウィリアム・トムソン)は、兄とともに父...
今日6月25日は、風刺辞書『悪魔の辞典』を著したことで知られるアメリカのジャーナリストで作家のビアスが、1842年に生まれた日です。 オハイオ州ホースケイブ・クリークの貧しい農家の12番目の子として生まれたアンブローズ・ビアスは、両親が文学的素養があったことから、読書と作文が好...
今日6月24日は、川崎造船所(今の川崎重工)を30年以上経営して造船界の基礎をこしらえた実業家、国際的に活躍した政治家、絵画・彫刻・浮世絵などを収集した美術収集家として知られる松方幸次郎(まつかた こうじろう)が、1950年に亡くなった日です。 1866年、第6代内閣総理大臣を...
今日6月23日は、大正末期から昭和初期に盛んとなった、プロレタリア文学の理論的指導者として活躍した文芸評論家の青野季吉(あおの すえきち)が、 1961年に亡くなった日です。 1890年、新潟県佐渡ヶ島の廻船問屋兼酒造業「青野屋」に10人兄弟の末子として生まれた青野季吉でしたが...
今日6月20日は、1935年に100m10秒3の「世界タイ記録」を達成し、戦後はコーチとして飯島秀雄や依田郁子らを育てた吉岡隆徳(よしおか たかよし)が、1909年に生まれた日です。 いまの島根県出雲市に神官の子として生まれた隆徳は、小学校卒業後に吉岡家の養子となりました。杵築...
今日6月19日は、初めて院政をはじめ、43年間もその地位についた白河天皇(上皇・法皇)が、1129年に亡くなった日です。 1053年、後三条天皇の第一皇子として生まれた白河天皇は、1069年に立太子、1072年20歳で即位しました。しかし当時は、天皇に代って政治をおこなっていた...
今日6月18日は、「郵便報知新聞」の社長を務めながら政治小説の先駆的な作品を発表し、政治家・官吏・民権運動家としても活躍した矢野龍渓(やの りゅうけい)が、1931年に亡くなった日です。 1851年、豊後国(今の大分県)佐伯藩の中級武士の長男として生まれた矢野龍渓(本名・文雄)...
今日6月17日は、倒産寸前だった王子製紙を再建し、巨大製紙企業につくりあげた実業家で、政界、教育界にも力を尽くした藤原銀次郎(ふじわら ぎんじろう)が、1869年に生まれた日です。 現在の長野市に、藍問屋を営む豊かな農家に生まれた藤原銀次郎は、16歳のとき医者になることを条件に...
今日6月16日は、17世紀のツァーリ専制時代のロシア南部で、大がかりな農民による抵抗運動を指揮したステンカ・ラージンが、1671年に亡くなった日です。その名は、ロシア民謡『ステンカ・ラージン』や、グラズノフの交響詩『ステンカ・ラージン』などに歌いつがれています。 1630年、ロ...
今日6月13日は、鎌倉幕府を創始した源頼朝の妻北条政子の弟で、政子や大江広元らに支えられて執権政治の基盤をこしらえた第2代執権の北条義時(ほうじょう よしとき)が、1224年に亡くなった日です。 1163年、初代執権北条時政の次男として生まれた北条義時は、1180年に父とともに...
今日6月12日は、中華民国・新中国の政治家であり、文学者・歴史家として活躍した郭沫若(かく まつじゃく)が、1978年に亡くなった日です。 1892年、四川省の楽山県に生まれた郭沫若は、成都の中学を卒業後の1914年に日本へ留学、第一高校予科、岡山の第六高校を経て、九州帝国大学...
今日6月11日は、ロシア革命の指導者の1人で、臨時政府首相を務めたロシアの政治家ケレンスキーが、1970年に亡くなった日です。 1881年、ボルガ川中流域にあるシンビルスク(現・ウリヤノフスク)に、中学校長の子として生まれたアレクサンドル・ケレンスキーは、1904年にペテルブル...
今日6月10日は、『舞妓林泉』『三人の舞妓』『湯女(ゆな)』『島の女』など、はなやかで大胆な構図を得意とした日本画家の土田麦僊(つちだ ばくせん)が、1936年に亡くなった日です。 1887年、新潟県佐渡島の農家に生まれた土田麦僊(本名・金二)は、子どものころから絵の上手な少年...
今日6月9日は、『アンノルフィー二夫妻の肖像』『赤いターバンの男』などを描いたフランドル(ベルギー)の画家ファン・アイクが、1441年に亡くなったとされる日です。 イタリアに興ったルネサンスは、アルプスを越え、ドイツやネーデルランド地方(現在のオランダ・ベルギー・ルクセンブルク...
今日6月6日は、映画の撮影機と映写機を兼ねた「シネマトグラフ」を開発し、世界初の実写映画を公開したフランスの発明家で製作者・リュミエール兄弟の弟ルイが、1948年に亡くなった日です。 1864年、フランス東部のブザンソンに写真館の子として生まれたルイ・リュミエールは、1881年...
今日6月5日は、「アメリカのモーパッサン」といわれる短編の名手で、生涯に300編以上も著した作家のオー・ヘンリーが、1910年に亡くなった日です。 1862年、ノースカロライナ州グリーンズボロに医師の子として生まれたオー・ヘンリー(本名・ウィリアム・シドニー・ポーター)は、3歳...
今日6月4日は、世界最大の漢和辞典『大漢和辞典』や『広漢和辞典』などを著した諸橋轍次(もろはし てつじ)が、1883年に生まれた日です。 いまの新潟県三条市に生まれた諸橋轍次は、幼いころから父に「三字経」の素読を学んだり、地元の小学校卒業後は独学で「漢学」を学ぶなど、幼少年期か...
今日6月3日は、明治中期に生きる下層民の実態を克明に記録したジャーナリストの横山源之助(よこやま げんのすけ)が、1915年に亡くなった日です。 1871年、いまの富山県魚津市に網元の私生児として生まれた源之助は、生後まもなく左官職人横山伝兵衛の養子となりました。地元の小学校を...
今日6月2日は、20世紀前半のアメリカ哲学・教育・思想界を代表するデューイが、1952年に亡くなった日です。 1859年、バーモント州バーリントンの小規模な食料品店を営む両親の3男に生まれたジョン・デューイは、少年のころから新聞配達や農場の手伝いなどをしながら生活の手助けをし、...