最近、「吉祥寺スタイル―楽しい街の50の秘密」 (文芸春秋社刊)という本が出版されました。 著者は、一昨年 「下流社会」(光文社新書)という80万部をこえるベストセラーとなった本(「下流社会」は氏の造語で流行語となった)を著わしたマーケティングアナリスト・三浦展氏と、日米の住宅...
今日、6月28日は、第1次世界大戦のきっかけとなったオーストリア皇太子暗殺事件のおきた日(1914年)であり、世界大戦の終結としてベルサイユ講和条約が結ばれた日(1919年)でもあります。 当時、ヨーロッパではドイツを中心とした新興勢力と、イギリスを中心とした勢力とがたがいにい...
1936年の6月27日は、児童雑誌 「赤い鳥」を創刊した鈴木三重吉が、児童文学を愛する人々におしまれながら、亡くなった日です。 三重吉は、帝国大学(いまの東大)に在学中、グリムやアンデルセンの童話を原書で読んだり、師である夏目漱石から借りた世界各国の子ども文学に親しむうち、日本...
たまには子どもと添い寝をしながら、こんなお話を聞かせてあげましょう。 [おもしろ民話集 3] 昔むかし、ある小さな村に、おばあさんが住んでいました。 おじいさんが死んでしまったので、ひとりっきりです。でもおじいさんが残してくれた財産がありましたから、仏壇に手をあわせ感謝しながら...
こうすれば子どもはしっかり育つ「良い子の育てかた」 39 子どもが小学校へあがったりすると、多くの母親は「さあ、これからは、しつけもきびしくしなくては」とひそかに決意します。そして、これはいけません、あれはいけません。ああしなさい、こうしなさいと言いはじめます。物事の良し悪しや...
昨年、給食費の不払いが話題になっていた頃、[義務教育なのだから、給食費なんて払わなくてあたりまえ] とか、[給食費を払っているのだから「いただきます」や「ごちそうさま」をいわせるのはおかしい] という人たちがいることを知って、ビックリしたことを記憶しています。ところが、幼稚園や...
今日6月21日は、江戸幕府の鎖国政策に対し、海外のようすを少しも知らない国民たちに、警告を発した先駆者・林子平が、1793年、仙台のちっ居先で亡くなった日です。 「海国日本を守るためには、海軍の力を強くしなければだめだ」 林子平は、日本が鎖国で外国とのまじわりを閉じている時代に...
たまには子どもと添い寝をしながら、こんなお話を聞かせてあげましょう。 [おもしろ民話集 2] むかし、あるところに神父さんと、年とった黒人の召使いがいました。 召使いは、神父さんが子どもの頃から家にいたので、大人になってもまだ子ども扱いをしていました。神父さんが少しでも雨にぬれ...
このたび、いずみ書房ホームページ上にある「オンラインブック」に、「子どもワールド図書館」の全巻内容を一挙に掲載しました。 「子どもワールド図書館」(全38巻) は、1980年に初版を発行、1982年、1983年、1984年と版を重ねてきました。さらに、1991年に「世界はいま」...
こうすれば子どもはしっかり育つ「良い子の育てかた」 38 子どもが、とくによいことをした、見ちがえるようなことをした、大きな約束を果たした、よくがんばった……こんなとき、どんな親でもほうびを与えたくなりますが、いま、この 「ほうび」 でもっとも多いの...
昨夜、『「モナリザ」は聖母マリア〜レオナルド・ダ・ヴィンチの真実』(ランダムハウス講談社刊・四六判上製・462ページ)という大作を最近著した、高草茂氏の出版記念パーティにでかけました。高草氏は、まもなく80歳となる年齢にもかかわらずかくしゃくとした方で、歯ぎれ良く、著書の内容を...
本日6月14日は、アメリカの小説家ストー夫人が196年前に生まれた日です。 ストー夫人の代表作は、よく知られているように「アンクル・トムの部屋」。1852年この小説が発表されるや大評判となり、1年間で30万部も売れたといいます。そして、9年後、リンカーンによって南北戦争がおこさ...
たまには子どもと添い寝をしながら、こんなお話を聞かせてあげましょう。 [おもしろ民話集 1] ある町に、ハンスという名前の男と、そのお嫁さんがいました。 ふたりはそれほど貧乏ではありませんでしたが、ハンスもお嫁さんも、すこしばかり欲張りでした。 「町長さんのように、広い土地とり...
前回(6/7号)に続き、25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」(38巻) 第29巻「南アメリカ」 の巻末解説と一部補足事項を記します。 「南アメリカ」 について [ブラジル] ブラジルは1500年、ポルトガル人によって発見されました。一般に南アメリカの国々の歴史と...
こうすれば子どもはしっかり育つ「良い子の育てかた」 37 小学校の2、3年生にもなると、かなりの割合の子どもが、失敗したことや叱られそうなことは、親に報告しないようになります。また、かりに報告しても、適当にうそをついて自分を守るようになります。たとえば、悪い点数のテストはかくし...
ヨーロッパへでかけたり歴史や文化にふれたりしていくと、英語以外に、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語の5ヶ国語に出会う機会が多くなります。先月はドイツにでかけて印象に残ったのが、世界的に有名な城でディズニー映画「白雪姫」の城のモデルともなった「ノイシュバンシュタイン」...
前回(6/5号)に続き、25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」(38巻) 第28巻「中央アメリカ」 の巻末解説を記します。 「中央アメリカ」について 中南米のことを世界の人びとは、ラテン・アメリカとよんでいます。この土地が、スペイン人やポルトガル人な...
こうすれば子どもはしっかり育つ「良い子の育てかた」 36 「ちゃんとしつけたはずなのに」 「しつけだけはきびしくしたつもりなのに」……わが子が思いがけないことをしでかしてしまった親の口から、よくこんな言葉を聞かされます。 しかし、よく聞いてみると、し...
前回(6/1号)に続き、25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」(38巻) 第27巻「メキシコ」 の巻末解説と、その後の変化を記した補足事項を記します。 「メキシコ」 について 「高原と太陽と花と砂ばくの国」 メキシコは、国土が日本の5倍半、人口は*[約...
こうすれば子どもはしっかり育つ「良い子の育てかた」35 お母さんが子どもにぶつける言葉のなかで、[わかっちゃいるけどやめられない] 言葉の代表は 「どうして?」 です。 どうしてそんなことをするの? どうしてわからないの? どうしていうことをきいてくれないの? どうして勉強しな...
2年半ほど前になくなった私の妻の死因は、2000年の定期健康診断の際に見つかった肺がんでした。あまりに急で予期しないことだったために、書店へ行っては「がん」とタイトルに名のあるものは片っ端から買いこんで読みあさったことを思い出します。 その結果わかったことは、人間には60兆個以...