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レディバードブックス特選100点セット

英国レディバード社とのタイアップ企画の第3弾は、1987年に刊行した「レディバードブックス特選100点セット」だった。レディバード原書絵本100冊に、それぞれの日本語全訳をつけた。さらに、当時レディバード社は、ピックウィックという音響メーカーとタイアップして、レディバードブックスの主な絵本を朗読したカセットテープとセットした商品の販売をしており、選定した100冊のうち、カセットテープがついていた80点を添付して構成した。「レディバードブックス特選100点セット」の大きな特長を10のポイントにまとめると、次の通りとなる

レディバード100点1

● 10大特色

  1. 英語教育に100年の歴史をもつ英国レディバード・ブックス600余点のうち、日本人になじみの深い作品100点を厳選
  2. 全巻がオールカラーの美しいイラストで飾られているため、文の内容を視覚でとらえることができる。
  3. 各巻56ページという手軽な厚さ、B6変型判上製のコンパクトな装丁のため、抵抗なく原書に立ち向かえる。
  4. 民話や伝説、なじみ深い文学作品、伝記物語などやさしいものからやや高度なものまで、作品を楽しみながら段階を追って進んでいける。
  5. 全100点のうち80点にカセットテープが添付され、最も洗練された英語として定評のある英国公共放送BBC所属のアナウンサーや声優が朗読。
  6. 登場人物の多くは、それぞれのキャラクターに合ったアクターが担当しているので、生き生きした会話が展開。
  7. カセットテープには、鳥の声、動物の鳴き声、川の流れなど臨場感あふれる効果音が的確に使われている。
  8. バックには格調高いクラシックの名曲が流れているため、BGMとして楽しめる。
  9. 全点にわかりやすく見やすい翻訳本が添付されているので、学習に最適。
  10. 木製の専用書架、専用カセットケース付なので収納が容易。
投稿日:2006年01月18日(水) 09:35

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)