1987年に刊行した英国レディバード社とのタイアップ企画第3弾、「レディバードブックス特選100点セット」に対し、上智大学外国語学部英語学科の菅原勉教授は、次のような推薦文を寄せてくれた。
● 英語学習の救世主
いま、全世界で最も広く親しまれているというレディバードブックスが日本に本格的にお目見えすることになったことは大変喜ばしいことだ。しかも美しい絵が満載されている原書ばかりでなく、カセットがほとんどの本についていて、最も洗練された英語として定評のあるBBC放送の俳優たちによる語りが、バックに流れるクラシック音楽と相まって聞いていて実に心地よく、英語とはこんなにも美しい言語だったのかと改めて感じ入った次第。
さらに、簡潔明瞭、わかりやすい日本語の全訳が添付されているのはまことに親切な心遣いだ。これまで英会話や英語を勉強しようと気負いながら、やがて投げだしてしまった人たちも、この内容ならほとんど苦労することなく持続できるだろう。いいかたを変えれば、この至れりつくせりの内容でも英語の勉強をする気になれないなら、英語をマスターすることはあきらめたほうがよいかもしれない。初級の内容から上級の内容まで、日本人になじみ深い作品が採り入れられているのは何ともうれしい。食事時や就寝時、車中などでBGMがわりに聞くだけでも相当実力がつくだろう。これはいわば「英語学習の救世主」といえそうだ。