今日3月31日は、ソナタ形式の確立者として、モーツァルトやベートーベンに大きな影響力を与え、104もの交響曲を作ったことで知られる古典派初期の作曲家ハイドンが、1732年に生まれた日です。 作曲家ハイドンのふるさとは、オーストリア東部のローラウという村で、むかしから歌や踊りのさ...
今日3月28日は、足尾鉱毒事件を非難したり日露戦争に反対するなど、正義と平和のために生きた思想家・内村鑑三が、1930年に亡くなった日です。 7歳のときに明治時代を迎えた内村鑑三は、12歳から数年、東京で英語を学び、15歳で、札幌農学校へ入学しました。 「少年よ、大志をいだけ」...
私の好きな名画・気になる名画 18 18世紀後半から19世紀はじめにかけて、数々の名画を残したスペインの巨匠ゴヤは、さまざまな伝説の持ち主です。1746年、スペインのサラゴサ地方にある田舎町で、貧しい職人の家に生まれました。子どもの頃から絵が好きで、父親にいいつけられた仕事をせ...
「シャックリって、どうして出るの ?」 おもしろ科学質問箱 13 おなかと胸の間に、横隔膜(おうかくまく)という大きな筋肉の膜があります。この膜は呼吸をするときに、上がったり下がったりして、胸が広がったり縮んだりするのを助ける働きをしています。この筋肉の膜は、いつもは規則正しく...
たまには子どもと添い寝をしながら、こんなお話を聞かせてあげましょう。 [おもしろ民話集 39] 昔ある村に、おじいさんとおばあさんがいました。ひどい貧乏で、その日の暮らしがようやくできるほどでした。ある年、村に泥棒がやってきて、あっちの家でもこっちの家でも、お金や食べ物が盗まれ...
こうすれば子どもはしっかり育つ 「良い子の育てかた」 76 朝早く家を出ていって、夜遅く帰ってくる父親。子どもと会話を交わすことの少ない父親。こんな父親をもつ家の母と子に、ぜひ奨めたいことがあります。それは、母と子の間で父親を話題にすることです。 母と子で3時のおやつを食べる時...
今日3月21日は、宗教的なお祈りや日ごろのなぐさめ程度だった音楽を、人の心を豊かに表現する芸術として高めたバッハが、1685年に生まれた日です。バッハの音楽は、やがてハイドンやモーツァルト、ベートーヘンらに引きつがれていったのです。 バッハは、ドイツのアイゼナハという町に、なん...
「ジェット機とロケットとどこがちがうの ?」 おもしろ科学質問箱 12 ゴム風船に空気を入れてふくらませたあと、閉じていた口を開けると、ものすごい勢いで風船は、口と反対の方向へ飛んでいきます。この原理は、次の通りです。 風船の口を閉じているときには、あらゆる方向に同じ圧力がかか...
たまには子どもと添い寝をしながら、こんなお話を聞かせてあげましょう。 [おもしろ民話集 38] むかし、ごんべぇさんという、貧乏ではありますが、正直でよく働く若者がいました。ある晩のこと、見たこともない美しい娘が、ごんべぇさんの家にやってきて 「道に迷ってしまいました。どうか、...
こうすれば子どもはしっかり育つ 「良い子の育てかた」 75 母親が子どものことを 「勉強はあまりできませんが、素直なだけがとりえです」 「親に逆らうようなことのない素直な子です」 などといいます。母親同士の会話の中にも 「素直が一番ですよ」 という言葉を耳にすることが少なくあり...
私の好きな名画・気になる名画 17 この絵 「フォリー・ベルジェールのバー」 を描いたマネは、モネやルノアールらとともに、印象派を代表する画家といわれます。でも、マネは彼らと同時代に新しい絵画を創造していましたが、印象派展には一度も出品したことはなく、印象派の画家たちに行くべき...
「キリンの首やゾウの鼻は、どうして長いの ?」 おもしろ科学質問箱 11 ヨーロッパには、古くから自然界の成り立ちを詳しく調べる 「博物学」 という学問が発達していました。古代ギリシアのアリストテレスは哲学者として有名ですが、さまざまな生きものの形態や生態について、詳しい観察と...
今日3月12日は、「三民主義」 を唱え、国民党を組織して中国革命を主導、「国父」 と呼ばれている孫文(そんぶん)が、1925年に亡くなった日です。 中国の革命に一生をささげた孫文は、1866年、広東省香山県(いまの中山県)の農家に生まれました。 12歳のとき、兄のいるハワイへ渡...
たまには子どもと添い寝をしながら、こんなお話を聞かせてあげましょう。 [おもしろ民話集 37] 昔あるところに、ジョンという、頭のちょっと弱い男の子がいました。 ある日ジョンの母親が、町まででかける用事ができたため、ジョンにいいました。「町まで行ってくるから、どろぼうに入られな...
こうすれば子どもはしっかり育つ 「良い子の育てかた」 74 子どもの手を引いて買い物に行く。こんな時、たいていは行きも帰りも同じ道です。子どもが違う道に行こうとすると 「そっちじゃない、こっちでしょ」 などと声をかけながら。 これはよく考えてみると、子どもの気持ちを無視した親の...
このたび、いずみ書房のホームページ・「オンラインブック」に、新たに「レディバードブックス100点セット」の日本語訳を公開しました。「レディバードブックス100点セット」というのは、1987年に英国レディバード社(当時社長マルコム・ケリー氏)が刊行していた「レディバードブックス」...
私の好きな名画・気になる名画 15 イタリアの首都ローマの一角にある、カトリックの総本山バチカン市国。世界最大の教会サン・ピエトロ寺院のまわりには、たくさんの宮殿や礼拝堂があり、その最大のものがシスティナの礼拝堂です。幅13.3m、奥行40.5mで、1...
たまには子どもと添い寝をしながら、こんなお話を聞かせてあげましょう。 [おもしろ民話集 36] 昔、評判のよかった手品師がいましたが、死んでしまいました。人は死ぬと、冥土の旅に出かけなくてはなりません。手品師はその旅のとちゅうに、やはり生きているころ、腕のよかった歯医者と、かじ...
今日3月4日は、大正時代の白樺派作家の中では、唯ひとり社会性の高い作品を数多く残した有島武郎(ありしま たけお) が、1878年に生まれた日です。 絵のぐをぬすんだ生徒と、その生徒をやさしくいましめる先生との、あたたかい心のふれあいをえがいた『一房の葡萄』。この物語の作者、有島...
こうすれば子どもはしっかり育つ 「良い子の育てかた」 73 母親が小さな子どもをいましめる時に使う言葉の中には、「あんな叱り方をしなくてもよいのに」 と思われることが少なくありません。たとえば 「……のくせに」 という言い方も、そのひとつです。 「お...