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妻・国子一周忌

月日の経過は早いもので、わが妻・国子が逝ってから早くも1年がたちました。いずみ書房を創業時から支えてくれ、発展の礎を築いてくれた大功績者でしたが、30周年を前にガンに倒れてしまいました。一周忌までに完成させる予定だった追悼集の完成は間に合いませんでしたが、本日、印刷業者にデータ入稿をします。

タイトルは「秋桜」(コスモス)、9月に生まれ9月に逝った国子の大好きな花だったことなどから決めました。全部で5章からなり、第1章「お別れ会採録」、国子プロデュースによるお別れ会を全採録。第2章「酒井(渋木)国子の思い出」、思い出を寄せてくれたたくさんの方の文を掲載。第3章「闘病記」、姉の一枝さんに肺がんが見つかってからの4年半余の経緯をドキュメンタリー風に綴ってもらいました。第4章「カイネのみなさんへのメール」、亡くなる8ヶ月前から亡くなる直前まで肺がんにかかっている人たちへ国子自身がつづったメール集。最終章「記念CD歌詞集・解説」、追悼記念の2枚のCD集、全18曲のうち14曲は兄猛夫(ペンネーム/とう・はじめ:十・一)の作詞、4曲は私の作詞、作曲と歌唱はすべて私が行いました。口絵写真も8ページ分付いております。

完成しましたら、すぐに関係者あてに発送いたします。少し遅れますことを、ブログを通してお知らせ申し上げます。

投稿日:2005年09月05日(月) 10:07

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)