「曲が完成して仕事の都合がつけば、ギターをかかえてキャメロン・ハイランドへこないか」と私にいい置いて、兄たちは1月21日に3週間のマレーシア旅行へでかけていった。
私は、まもなく曲作りを終えた。しかし、短調の曲にしたため哀愁と情感はあるものの、明るさが不足する。「讃歌」なのだから、明るく軽快な感じのものもこしらえておこうと、同じ詞で長調にも挑戦してみた。どちらにするかはみんなの評判を聞いて決めればいいやと、1週間遅れの1月28日、10日間の予定でひとりマレーシアに出発した。私にはリタイヤした人と違って、休暇はとれても10日間がせいぜいだったからだ。キャメロン・ハイランドでは5日間兄とそのグループの人たちと行動をともにした。キャメロン高原の快適な生活はもちろん大満足だったが、それ以上に初めて会った兄の友人たちとの語らいは楽しいものだった。そして、みんなの前で両方の讃歌も披露した。うれしいことに、長調も短調もそれぞれに味があるという。
それではと、帰国後すぐに「ASORA」というプロのアレンジャーグループに編曲してもらった。出来上がったカラオケにあわせて私がテープに吹きこんだものを「キャメロン会」の理事であるS氏に渡し、理事会でみんなに聞いてもらったという。大好評だったということで、6月17日に「キャメロン会」の総会があるから、その席で歌ってくれないかと要請された。予想以上の反応に気をよくした私は、それでは総会の出席者全員に「讃歌」をCD-Rにしてさしあげようと、(1)キャメロン高原讃歌 長調・歌唱入 (2)短調・歌唱入 (3)長調・カラオケ (4)短調・カラオケ として、私のつたない歌唱はあくまで参考歌唱、カラオケをもとに、みんなが楽しんでくれたら有難いと伝えた。
そして先週末17日予定通り、キャメロン会の総会で、約100名を前に「讃歌」を歌った。おおむね好評だったようで、ほっとしている。現在更新中の「キャメロン会」のホームページで、近日中にこの歌が聞こえるようになるという。