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2017年版 12月28日はこんな日


● 今日(12月28日)の主なできごと

1180年 興福寺焼き討ち……平清盛は、5男重衡に命じ興福寺を焼き討ちした。火は隣の東大寺にも燃え移り、大仏殿をはじめ貴重な宝物が焼失した。同年4月、源頼政が反乱をおこした際、興福寺の僧兵が加担したことに対する報復だった。

1682年 天和(てんな)の大火……江戸で大火災がおき、3500名もの人が焼死した。当時16歳だった八百屋の「お七」一家も焼け出されて吉祥寺に避難したとき、お七は寺の小姓と恋仲になった。火事がおこれば、また小姓にあえるかも知れないと、寺小姓に会いたい一心であちこちに放火したことで、お七は火あぶりの刑になった。この話はのちに、井原西鶴がとりあげ、浄瑠璃や歌舞伎の題材になって有名になったため、この大火は「お七火事」ともよばれている。


● 今日の主な記念日・恒例日

官公庁御用納め/仕事納め……1873年から、官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められており、28日が仕事納めとなる。また、多くの民間企業でもこの日が仕事納めとなる。通常は12月28日であるが、土・日曜日の場合は直前の金曜日となる。

シネマトグラフの日……1895年のこの日、フランスのパリでリュミエール兄弟が発明した世界初の映画であるシネマトグラフで、初の商業公開が行われたことにちなむ記念日。

その他の記念日・恒例日……煤(すす)払い・ディスクジョッキーの日・身体検査の日など。


● 今日生まれた人

1822年 佐野常民……明治期の政治家。「日本赤十字社」創立。

1904年 堀辰雄……昭和期の小説家。代表作『聖家族』『風立ちぬ』『かげろふの日記』『菜穂子』など。

1934年 石原裕次郎……昭和期の俳優・歌手。代表作『太陽の季節』『狂った果実』『嵐を呼ぶ男』 (映画)『太陽にほえろ!』『大都会』『西部警察』各シリーズ(テレビ)『夜霧よ今夜も有難う』『恋の町札幌』(歌)など。


● 今日亡くなった人

1937年 ラヴェル……フランスの作曲家。代表作『ボレロ』『ダフニスとクロエ』など。

1974年 三島海雲……大正・昭和期の実業家。「カルピス」創業。

1981年 横溝正史……昭和期の推理小説家。代表作『犬神家の一族』『八つ墓村』『本陣殺人事件』など。

2010年 高峰秀子……昭和期の映画女優・エッセイスト。代表出演作『カルメン故郷に帰る』『二十四の瞳』『浮雲』など。


● 過去のマイブログ「12月28日」のテーマ

2012年 「おもしろ古典落語」100回目 『尻餅(しりもち)』
「ねぇー、おまえさん、おまえさんってば」「なんだよ」「なんだよって、もうすぐお正月がくるんだよ」「むこうが勝手にくるんだい、こっちが呼んだわけじゃねぇや」「よくもまぁ、そんな気楽なことがいってられるね。あたしが針仕事してるっていうのに、なんだと思ってるんだい。子どものものを繕うったって、みんなご近所の子どものものだよ。うちの子のものなんて、まるでありゃしない。せめてお正月には、親の気持ちとして、一枚でも買ってやりたいじゃないか。それなのに……。

2007年  [おもしろ民話集 27] 出かせぎ下男とおかしな約束
むかしあるところに、何でもテキパキとやるタイプの兄と、おっとりとした性格の弟の兄弟がいました。家は貧しく、ふたりいっしょだと暮していけないので、ひとりが出かせぎをして、かせいだお金を家に送ろうということにしました。まず、兄さんがある村の金持ちの家に行き、下男として雇ってくれないかと頼みました。すると、金持ちは、こんなことをいいました。「雇ってあげてもいいよ。ただし、最初のカッコウが鳴く春までは、必ず働くと約束してもらいたい。その間に……。

2006年 父親ぎらいの子、参観日をきらう子
「父親ぎらいにさせたいなら」━━ 母親が、子どもの前で、夫の悪口をいうだけではまだ序の口です。父親が子どもを叱ろうとしたら、母親はいつも「いけないお父さんね。お母さんのところへいらっしゃい」と言います。子どもが、少しいたずらするたびに「お父さんにしかられますよ」「ひどい目にあわされますよ」ということです。子どもは、次第に父親から離れていってくれます……。
投稿日:2017年12月28日(木) 05:58

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)