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2017年版 12月11日はこんな日


● 今日(12月11日)の主なできごと

1485年 山城国一揆……日本最大の内乱といわれる応仁の乱(1467-77)の主な原因は、8代将軍足利義政に仕える守護大名畠山持国の実子義就(よしなり)と、養子政長の家督争いだった。この争いが、乱後も続いたため、この日住民たちは大規模な一揆をおこし、平等院に集合して、8年もの間、山城国の政治を自治的に運営した。

1997年 「京都議定書」採択……地球温暖化防止京都会議(COP3)が閉幕し、温室効果ガスの削減目標を定めた「京都議定書」が採択された。日本は、2008〜12年までに、1990年に比べ、6%削減が目標となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

ユニセフ創立記念日……1946年のこの日、国連児童基金(ユニセフ)の前身・国連国際児童緊急基金が創立された。

百円玉記念日……1957年のこの日、それまでの板垣退助の肖像の紙幣にかわり、百円硬貨が発行されたことにちなむ記念日。

その他の記念日……胃腸の日・タンゴの日など。


● 今日生まれた人

1803年 ベルリオーズ……フランスの作曲家。代表作『幻想交響曲』 『ロメオとジュリエット』『夏の夜』『イタリアのハロルド』など。

1834年 岩崎弥太郎……幕末から明治期の実業家。「三菱財閥」創始者。

1843年 コッホ……ドイツの細菌学者。炭疽菌・結核菌・コレラ菌の発見。「細菌培養法」の基礎を確立。「近代細菌学の開祖」

1864年 ルブラン……フランスの小説家。代表作『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』シリーズ。

1898年 東海林太郎……昭和期の歌手。代表曲『赤城の子守唄』『国境の町』『旅笠道中』『すみだ川』など。

1918年 ソルジェニーツィン……ソ連の小説家。代表作『イワン・デニーソビッチの一日』『収容所群島』『ガン病棟』など。


● 今日亡くなった人

1223年 運慶……平安時代後期から鎌倉時代初期の仏師。代表作『東大寺金剛力士像』 『円成寺大日如来像』『興福寺北円堂弥勒仏像』『興福寺北円堂無著像』など。

1768年 白隠……江戸中期の禅僧。「臨済宗」中興の祖。代表著作『夜船閑話』『坐禅和讃』など。

1950年 長岡半太郎……物理学者。土星型原子モデル提唱、原子核の存在予見など、地球物理学・数理物理学の発展に貢献。

1981年 田辺茂一……昭和期の実業家・随筆家。「紀伊国屋書店」創業。『芸者の肌』『おんな新幹線』『すたこらさっさ』などの著書。

1984年 中西悟堂……大正・昭和期の僧侶・歌人・詩人・野鳥研究家。「日本野鳥の会」設立。

1992年 岸洋子……昭和・平成期の歌手。代表曲『夜明けのうた』『恋心』『希望』『想い出のソレンツァーラ』『わかっているの』など。


● 過去のマイブログ「12月11日」のテーマ

2015年  「臨済宗中興の祖」 白隠
江戸中期の禅僧で、20数年にもわたる苦しみの修行の末に自らを納得させる悟りを完成させ、「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」とうたわれた白隠(はくいん)禅師が、1768年に亡くなった日です。1686年、駿河国原宿(今の静岡県沼津市原)にあった杉山家の3男として生まれた白隠(幼名・岩次郎)は、15歳のとき松蔭寺で出家得度し……。

2014年 「不良老人」 田辺茂一
紀伊国屋書店を創業し、出版業や演劇ホールを設けるなど文化芸術活動を支援した田辺茂一(たなべ もいち)が、1981年に亡くなった日です。1905年、薪炭問屋「紀伊国屋」の長男として東京新宿に生まれた田辺茂一は、小学生のころ、父に連れられて入った丸善で洋書に魅せられ、書店経営を志すようになりました。1926年慶応義塾高等部を卒業すると……。

2013年 「野の鳥は野に」 の中西悟堂
野鳥の研究や保護の基礎をきずき、「日本野鳥の会」を創立した野鳥研究家で詩人・随筆家の中西悟堂(なかにし ごどう)が、1984年に亡くなった日です。1895年、石川県金沢市に生まれた中西悟堂は、生後まもなく両親を亡くし、天台宗の僧侶だったおじの養子となってそだてられました。1907年に養父や祖母とともに東京・調布の祇園寺に移住、1911年16歳のとき……。

2012年 『幻想交響曲』 のベルリオーズ
フランスのロマン派音楽の代表的作曲家ベルリオーズが、1803年に生れた日です。パリの南約250kmにあるラ・コート・サンタンドレに開業医の子として生まれたエクトール・ベルリオーズは、学校へ通わずに、18歳まで父からラテン語、文学、歴史、地理、数学などを学びました。14、5歳のころフルートやギターを習う程度で特別な音楽教育を受けることなく……。

2009年  南北朝時代のきっかけ
後醍醐天皇による建武新政府に反旗をひるがえした足利尊氏は、1335年のこの日、箱根・竹ノ下の戦いで新田義貞軍を破りました。この戦いをきっかけに、南北朝内乱時代がはじまりました。1333年に鎌倉幕府を倒して成立した建武政権でしたが、天皇は武士たちを政治に近づけようとはしません。天皇が皇族や貴族ばかりを重視します。武士たちは不満を募らせ……。

2008年 仏像彫刻の雄・運慶
国宝となっている東大寺南大門の「仁王像」などの仏像彫刻を残した、鎌倉時代初期に活躍した仏師・運慶(うんけい)が、1223年に亡くなった日です。仏像をつくる人の事を仏師といいます。運慶は、鎌倉時代初めのころの仏師です。生まれた年はわかりません。父の康慶も、力強い仏像をつくって名を高めた、すぐれた仏師でした。運慶は、幼いころから……。

2007年 うそをつく子には、親に原因がある
子どもがうそをつき始めるのは、理由はともかく、「ほんとうのことを知られると、もう、いい子と思ってもらえない。もう、かわいがってもらえない」 と考えるからです。うそをつき始めた子どもへの対処には、このことを十分知っておかなければなりません。「うそをついた」 という、その事実だけを問題にして 「なぜうそをついたの」 という叱り方をすれば……。

2006年  読書から知った、世の中の奥深さ
テレビがなかった頃は、どの家も、ひとつちゃぶ台を前にみんな集まり、おしゃべりしながら食事をするなど、貧しくとも、会話と団らんがありました。私の子ども時代を思い起こせば、食事を終えると冬はコタツに入り、みかんを食べながらトランプやいろはカルタ、時には百人一首に興じ、満ち足りた時間を過ごしたものです。夏はひとつ蚊帳に入り……。
投稿日:2017年12月11日(月) 05:59

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)