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2017年版 11月29日はこんな日


● 今日(11月29日)の主なできごと

1875年 同志社創立……新島襄らが京都に、キリスト教精神に基づく「良心」を建学精神に掲げ、漢学以外はすべて英語で教育するという「同志社英学校」(現・同志社大学)を創設した。

1987年 大韓航空機爆破事件……イランのバクダッドから韓国のソウルに向かう航空機が、ミャンマー沖で爆破され、乗員・乗客115人が死亡・行方不明になった。北朝鮮の工作員金賢姫(キムヒョンヒ)らが実行犯と判明したが、北朝鮮は関与を否定しているため、真相は不明のまま。


● 今日の主な記念日・恒例日

議会開設記念日……1890年のこの日、初の帝国議会が開かれた。前年の「大日本帝国憲法」発布を受けたもので、衆議院と貴族院の二院制だった。

いい肉の日/いい服の日……「いい(11)にく(29)」「いい(11)ふく(29)」の語呂あわせから、それぞれの記念日として制定。


● 今日生まれた人

1546年 黒田官兵衞(如水)……安土桃山期から江戸前期の武将。豊臣秀吉の軍師として活躍後に出家、家督を嫡子で福岡藩初代藩主となる長政に譲る。

1803年 ドップラー……オーストリアの物理学者。「ドップラー効果」発見。

1832年 オルコット……アメリカの小説家。代表作『若草物語』4部作。

1849年 フレミング……イギリスの物理学者・電気技術者。「フレミング(左手・右手)の法則」考案。

1898年 ルイス……アイルランド系イギリスの小説家。代表作『ナルニア国ものがたり』『別世界物語』シリーズなど。

1927年 古田足日……昭和・平成期の児童文学作家・評論家。代表作『モグラ原っぱのなかまたち』『宿題ひきうけ株式会社』など。

1928年 尾崎秀樹……昭和・平成期の文芸評論家。代表著作『大衆文学論』『大衆文学の歴史』など。

1931年 勝新太郎……昭和・平成期の俳優。代表作『悪名』『座頭市』『兵隊やくざ』各シリーズなど。

1965年 尾崎豊……昭和・平成期の歌手。1992年に急死。代表曲『15の夜』『卒業』『汚れた絆』など。没後も人気を維持。


● 今日亡くなった人

1529年 王陽明……明(中国)の儒学者。「陽明学」の祖。

1780年 マリア・テレジア……オーストリア大公・神聖ローマ皇后。マリー・アントアネットの母。

1924年 プッチーニ……イタリアの作曲家。代表作『蝶々夫人』『トスカ』など。

2002年 家永三郎……昭和・平成期の歴史学者。執筆した高校日本史教科書への検定に対し、政府を相手に32年間にわたる裁判は有名。


● 過去のマイブログ「11月29日」のテーマ

2013年   磁石ってなーに ?
「おもしろ科学質問箱 34」 磁石とは、鉄を引きつる性質を持つ物質のことで、両はしにN極とS極を持ち、N極とN極あるいはS極とS極のように同じ極同士を近づけると反発し、N極とS極を近づけると引合う性質を持っています。S極だけ、あるいはN極だけの磁石はなく、磁石を2つに切っても、4つに切っても、同じ数の磁石になります。古代ギリシアでは、鉄を引き寄せる石として磁石はすでに知られていました。古い伝説によりますと、マグネスという羊飼いが、持っていた鉄のつえと……。

2012年  [おもしろ民話集 63] 三枚のお札
昔むかし、ある山寺の小坊主が、栗ひろいに行きたくなりました。「和尚(おしょう)さん、うら山へ栗ひろいに行ってもいいですか?」小坊主が聞くと、「だめだよ、あの山には山んばがいるぞ。食われてもいいのか」と反対しました。でも、あんまり小坊主が行きたがるので、和尚さんは三枚のお札(ふだ)を渡して、「それならこれを持って行きなさい。こまったことがあったら、このお札に願をかけて使うんだよ」と、小坊主を送り出しました。小坊主が山に入ると、あるわあるわ……。

2011年 『蝶々夫人』 のプッチーニ
人気オペラ『トスカ』『蝶々夫人』『ラ・ボエーム』などを作曲したイタリアの歌劇作曲家プッチーニが、1924年に亡くなった日です。1858年、ピサ近郊のルッカに代々音楽家の家系に生まれたジャコモ・プッチーニは、町の音楽学校を卒業後に教会のオルガニストになります。しかし、19歳のときにべルディのオペラ『アイーダ』を見たことで心打たれ、オペラ作曲家を志すようになりました。1880年から3年間、ミラノ音楽院でポンキェルリに師事し、卒業後に作曲家として……。
 
2010年 『若草物語』 のオルコット
自伝的な少女小説『若草物語』など、たくさんの楽しい物語を著したアメリカの女流作家オルコットが、1832年に生まれた日です。ペンシルベニア州に生まれたルイーザ・メイ・オルコットは、4人姉妹の次女として生まれました。父は、「アメリカのペスタロッチ」といわれる個性を尊重する理想主義教育の主唱者でした。4人の娘たちは家族の深い愛情にかこまれ、精神的にゆたかな子ども時代をすごしましました。ところが1844年に一家はボストンへ移住し、父は実験学校を設立しましたが……。

2007年  活気あふれる文化都市・クアラルンプール
マレーシアへ行ったことがない人にとっては、タイやフィリピンと同じような国と思うようで、「マレーシア」へ行ってきたというと、「お腹は大丈夫?」といわれます。たしかに、7、8年前、タイのバンコック、フィリピンのマニラから帰国後、1か月近くも食中毒にやられ、ひどい下痢に苦しめられたことを、いろいろな人に話したせいなのかも知れません。今回は2度目のマレーシアでしたが、衛生面ではまったく問題がないばかりでなく……。

2006年 「イプセン」 のこども時代
主人公のノラが、最後に、妻や母であるまえに1人の人間として生きることを求めて家を出て行く『人形の家』。この3幕の社会劇で世界的に名を高めたイプセンは、ノルウェーの小さな港に生まれました。父は、裕福な貿易商人でした。ところが、イプセンが8歳のとき、父は投機の失敗で家は破産、一家は、町の中心にあった大きな家を去って、郊外の小さな家に住むことになりました。すると、町の人たちの目はいっぺんに冷たくなり、父は、そんな町の人びとに腹をたてて、家にとじこもるように……。
 
2005年  名曲と大音楽家の伝記
拠点長会の席上で語った内容の第7回目・最終回。「せかい伝記図書館」とは、セミクラシックの名曲と結びつけるのがよいと思います。たとえば第1巻目をとりあげただけでも説得力のあるテーマをみつけることができます。この巻には、世界の3大音楽家といわれるベートーベン、モーツァルト、シューベルトの名曲がそれぞれ1曲ずつ取りあげてあります。ベートーベン作曲の有名な 「エリーゼのために」 が、ほとんど耳がきこえなくなった40歳のころに書かれた作品であるということや、モーツァルトがあまりの貧しさのために、遺骸は共同墓地に捨てられるように葬られ……。
投稿日:2017年11月29日(水) 05:05

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)