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2017年版 11月5日はこんな日


● 今日(11月5日)の主なできごと

1688年 名誉革命起こる……国王ジェームズ2世に反発したイギリス議会はクーデターを起こし、次の国王としてウイリアム3世(オランダ総督オレンジ公)とメアリー2世夫妻を招き、夫妻は軍隊を率いてイギリスへ上陸した。ジェームズ2世はフランスに亡命し、流血のないまま新王が即位したため、「名誉革命」といわれている。

1922年 ツタンカーメン王墓発見……イギリスの考古学者カーターが、古代エジプト18王朝(BC1340年頃)18歳で亡くなったツタンカーメン王の墓を発見した。3000年以上の歴史を経てもほとんど盗掘を受けておらず、王のミイラにかぶせられた黄金のマスクをはじめ、副葬品の数々をほぼ完全な形で出土しました。そのほとんどは「カイロ博物館」に展示されている。


● 今日の主な記念日・恒例日

津波防災の日……2011年3月11日の東日本大震災を受け、同年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」で制定。当初は東日本大震災が発生した3月11日を記念日とする案だったが、震災が起きて間もないことから、被害を受けた方々の心情を考慮してこの日とされた。

雑誌広告の日……消費者の保護と雑誌広告の信頼を高めることを目的に、日本雑誌広告協会が1970年に制定。

その他の記念日……いいりんごの日・縁結びの日・電報の日など。


● 今日生まれた人

1901年 海音寺潮五郎……昭和期の小説家。代表作『天正女合戦』『天と地と』『武道伝来記』『西郷隆盛』など。

1905年 入江泰吉……昭和期の写真家。主に大和路の風景、仏像、行事などの写真に高い評価。

1913年 ヴィヴィアン・リー……イギリスの女優。代表作『風と共に去りぬ』『欲望という名の電車』『哀愁』など。

1923年 佐藤愛子……昭和・平成期の小説家・エッセイスト。代表作『戦いすんで日が暮れて』『血脈』『九十歳。何がめでたい』など。


● 今日亡くなった人

1869年 大村益次郎……幕末から明治期の兵学者。「日本近代軍制」の祖。

1888年 狩野芳崖……明治期の日本画家。代表作『悲母観音』『不動明王』『伏龍羅漢』など。

1918年 島村抱月……評論家・劇作家・翻訳家。松井須磨子と劇団「芸術座」結成。『復活』(トルストイ原作の脚本) 劇中歌「カチューシャの唄」は大ヒット。

1937年 木下尚江……明治・大正・昭和期の小説家・社会運動家・評論家。代表作『火の柱』『良人の自白』など。

1942年 清浦奎吾……明治・大正期の官僚・政治家。第23代首相。司法大臣・農商務大臣・内務大臣・枢密顧問官など歴任。

1955年 ユトリロ……フランスの画家。代表作『コタンの袋小路』『パリのサント=マルグリート教会』『ラヴィニャン街の眺め』など。

2010年 佐野洋子……昭和・平成期の絵本作家・エッセイスト。代表作『100万回生きたねこ』(絵本)『神も仏もありませぬ』(エッセイ集)など。


● 過去のマイブログ「11月5日」のテーマ1

2015年 「治安警察法」 と清浦奎吾
明治期には司法行政を中心に活躍し、大正時代後期に第23代首相になったものの、ほぼ全閣僚を貴族院議員から選んだため、護憲三派に激しく非難され、わずか5か月で総辞職した政治家の清浦奎吾(きようら けいご)が、1942年に亡くなった日です。1850年、今の熊本県山鹿市にある明照寺住職大久保家の5男に生まれた奎吾は、まもなく清浦家の養子となり……。

2014年 「社会運動の先駆者」 木下尚江
普通選挙運動、廃娼運動、反戦運動、公害告発など数々の先駆的社会運動をおこしたことで知られる木下尚江(きのした なおえ)が、1937年に亡くなった日です。1869年、今の長野県松本市に、松本藩士の子として生まれた木下尚江は、新設したばかりの開智小学校を経て、松本中学時代にイギリスの清教徒革命で活躍したクロムウェルを知り、国王を裁くほどの……。

2013年 「日本軍隊の祖」 大村益次郎
幕末期の長州藩兵学者で、長州征討と戊辰戦争で長州藩兵を指揮して勝利の立役者となり、明治新政府の兵部大輔(たいふ)となって軍隊制度の基礎をこしらえた大村益次郎(おおむら ますじろう)が、1869年に亡くなった日です。1824年、周防国(現在の山口市)の村医の長男として生まれた大村益次郎(旧名・村田蔵六)は、1842年に防府の梅田幽斎に蘭学を学び……。

2012年  新劇運動の先駆者・島村抱月
今日11月5日は、新劇運動をリードする劇団「芸術座」を結成するなど、評論家・劇作家として活躍した島村抱月(しまむら ほうげつ)が、1918年に亡くなった日です。1871年、島根県(現・浜田市)に鉱石の精製業を営む家の長男に生れた島村抱月(本名・佐々山滝太郎)でしたが、子どものころに父の事業が失敗、小学校は首席で卒業したものの上級学校に……。

2010年  モンマルトルの画家・ユトリロ
20世紀前半に花開いた「エコール・ド・パリ」(パリ派)の代表的画家のひとりといわれるユトリロが、1955年に亡くなった日です。モーリス・ユトリロは、1883年、私生児としてパリのモンマルトルに生まれました。母は、のちに優れた画家となるシュザンヌ・バラドン16歳の時の子で、バラドンは当時、ルノアール、ドガ、ロートレックらのモデルをつとめていました……。

2008年  心の高まるよろこび
母から子への「読み聞かせ」をはじめてから1年7か月という方からうかがった話です。「子どもが、心のやさしい思いやりのある人間に育ってほしいという願いで、4歳の長男を相手に絵本の読み聞かせを始めました。子どもが、夜、床に入ったときとか、雨で外へ遊びに行けないとき、私のパートの休みの日など、時間や場所はきちんと決めずに、自由にしました。ところが半年ほどして……。
投稿日:2017年11月05日(日) 05:18

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)