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2017年版 11月6日はこんな日


● 今日(11月6日)の主なできごと

1945年 財閥解体……太平洋戦争敗戦後の日本を占領し、間接統治を行なっていたGHQ(連合国軍司令本部)は、三井、三菱、住友、安田など15財閥83社の解体を指令した。これらの財閥が、日本経済をささえ戦争をすすめる原動力になっていたと判断したためだった。しかし、財閥は解体されたものの財閥の流れをくむ企業の大半は、大規模な企業グループを形成していった。

1956年 スエズ戦争停戦……スエズ運河の国有化宣言をしたエジプトに対し、イギリスとフランスが反対を決議。さらにエジプトと対立関係にあったイスラエル軍がエジプトに侵入したのをキッカケに、英仏軍も武力攻撃を開始してスエズ戦争(第2次中東戦争・スエズ動乱)が始まった。エジプトの抵抗、アラブ諸国のエジプト支持、国際連合の批判などにより、この日英仏は軍隊を引き上げることに同意した。


● 今日の主な記念日・恒例日

アパート記念日……1910年のこの日、東京・上野に日本初の木造アパート(5階建て70室)が完成したことにちなんで制定。

お見合い記念日……1947年のこの日、東京の多摩川河畔で集団お見合い(20〜50歳の男女386人が参加)が開催された。結婚紹介雑誌が主催したもので、これがきっかけとなって、各地でおこなわれるようになった。


● 今日生まれた人

1494年 スレイマン……オスマン帝国第10代スルタン。地中海の制海権をにぎるなど、オスマントルコ全盛期を築く。

1854年 スーザ……アメリカの作曲家。代表作『星条旗よ永遠なれ』『ワシントン・ポスト』『雷神』『自由の鐘』など。「マーチ王」

1880年 鮎川義介……明治・大正・昭和期の実業家・政治家。「日産コンツェルン」創設。

1906年 江上波夫……昭和・平成期の考古学者・東洋史学者。「騎馬民族征服王朝説」提唱。代表著作『騎馬民族国家』『東アジア文明の源流』など。


● 今日亡くなった人

BC80年 司馬遷……中国前漢時代の歴史家。代表著作『史記』。

1632年 グスタフ2世……スウェーデンの国王。王国の最盛期を築く。

1796年 エカチェリーナ2世(大帝)……ロシアの女帝。帝国領土をポーランドやウクライナに拡大。

1848年 滝沢(曲亭)馬琴……江戸時代中・後期の読本作家。代表作『南総里見八犬伝』『椿説弓張月』など。

1898年 佐久間貞一……明治期の実業家。「秀英舎(今の大日本印刷)」創業。

1901年 ケイト・グリーナウェイ……イギリスの挿絵画家・絵本作家。代表作『ハーメルンの笛吹き』『海賊島の女王様』『マリゴールド・ガーデン』など。

1941年 ルブラン……フランスの探偵小説家。代表作『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』シリーズ。


● 過去のマイブログ「11月6日」のテーマ

2015年 「アルセーヌ・ルパン」 のルブラン
フランスの探偵小説家で、怪盗紳士ルパンを生みだし、フランス小説史上最大のキャラクターに成長させたルブランが、1941年に亡くなった日です。1864年、ノルマンディー地方のルーアンに生まれたモーリス・ルブランは、幼いころからバルザック、ユゴー、デュマ、ベルヌらの作品を愛読し、地元の高等中学を優秀な成績で卒業しました。卒業後は1年半にわたり……。

2014年 「北方のライオン」 グスタフ2世
ドイツの宗教戦争「三十年戦争」でめざましい活躍をした、スウェーデン王国最盛期の国王グスタフ2世が、1632年に亡くなった日です。1594年、スウェーデンに新教を広めたカール9世の子として生まれたグスタフ2世アドルフは、幼いころから新教の教育を受け語学にも長け、ラテン語・ドイツ語・オランダ語・フランス語・イタリア語を自国語のように話し……。

2013年 「大女帝」 エカチェリーナ2世
ロマノフ朝第8代ロシア帝国の女帝で、領土をポーランドやウクライナにまで拡大したエカチェリーナ2世が、1796年に亡くなった日です。1729年、ドイツ貴族の娘として北ドイツに生まれたエカチェリーナ(前名・ソフィア・アウグスタ)は、キリスト教ルター派の洗礼を受け、2歳ころからフランス人の家庭教師に育てられ、合理的な精神を持った少女に育ちました……。

2008年 オスマン帝国の全盛期を築いたスレイマン
オスマン帝国第10代スルタンとして13回にもおよぶ遠征の末、地中海の制海権をにぎって「世界の帝王」と呼ばれたスレイマンが、1494年に生まれた日です。1923年に共和国となったトルコは、それ以前は国の名をオスマン帝国とよんでいました。1299年にオスマンという人によって建国された国だったからです。スレイマンは、そのオスマン帝国の、第10代目の帝王……。

2006年 「ダーウィン」 のこども時代
小学校へ行きはじめたダーウィンは、山や森で、虫や鳥をかんさつするのが、とくいでした。でも、ふだんは、ほかの子どもよりも、すこし、ようちでした。ある日のこと、ひとりのいたずらっこの友だちが、ダーウィンをお菓子屋へつれていくと、お菓子をかったのに、お金をはらわないで店をでてきました。そして、ふしぎに思っているダーウィンに、いいました……。
投稿日:2017年11月06日(月) 05:31

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)