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2017年版 11月4日はこんな日


● 今日(11月4日)の主なできごと

1946年 ユネスコ成立……国際連合には、総会、安全保障理事会などさまざまな仕事があるが、それ以外に経済、社会、文化などを扱う専門機関がある。ユネスコもその一つで、正式には「国際連合教育科学文化連合」といい、それぞれの英文の頭文字だけをとってUNESCO (ユネスコ)と呼んでいる。この日「ユネスコ憲章」が発効し、正式に成立した。当初は、識字率の向上や義務教育の普及のための活動が主だったが、最近では、世界遺産の登録と保護などの事業も行っている。


● 今日の主な記念日・恒例日

ユネスコ憲章記念日……1946年のこの日、「ユネスコ憲章」が発効し、「ユネスコ」が発足したことにちなんで制定。日本は1951年7月に加盟。

唐津くんち……佐賀県唐津市で、毎年11月2〜4日にかけて行われる唐津神社の秋祭りで、「漆(うるし)の一閑張」という手法で製作された高さ7mもある14台の巨大な曳山が、数百名の若者からなる曳子による「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」のかけ声とともに、唐津市内の旧城下町を、豪快に引きまわしながら練り歩く。1660年頃に始まったとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。


● 今日生まれた人

1592年 隠元……江戸時代前期に来日した明(中国)の禅僧。「日本黄檗宗」の開祖。「インゲン豆」の由来。

1873年 泉鏡花……明治・大正・昭和期の小説家。代表作『高野聖』『婦系図』『歌行灯』など。


● 今日亡くなった人

1591年 北条氏直……安土桃山期の武将。小田原城主。秀吉に降伏し開城。

1596年 服部半藏……安土桃山期の武士。伊賀忍者の指導者。

1756年 竹田出雲(2代目)……江戸時代中期の浄瑠璃作者。

1847年 メンデルスゾーン……ドイツの作曲家。代表作『バイオリン協奏曲』『真夏の夜の夢』『フィンガルの洞窟』など。

1921年 原敬……明治・大正・昭和期の外交官・政治家。第19代首相となり、「平民宰相」といわれたが、右翼少年に刺殺された。

1924年 フォーレ……フランスの作曲家。代表作『夢のなかに』『レクイエム』『優しい歌』など。


● 過去のマイブログ「11月4日」のテーマ

2015年  「人形浄瑠璃の全盛期」 と竹田出雲
江戸時代中期の浄瑠璃作者で、『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』など今も人気の作品を多く残した竹田出雲(たけだ いずも)2代目が、1756年に亡くなった日です。1691年、大坂道頓堀にあった人形浄瑠璃芝居「竹本座」を経営する初代竹田出雲(元祖出雲)の次男として生まれた2代目(本名・清定)は、幼いころから父の指導を受けて育ち、やがて小出雲の名で、父や松田文耕堂、長谷川千四と組んだ合作……。

2014年 『夢のなかに』 のフォーレ
幻想性と甘美さではとびぬけて魅力のある曲を数多く作曲し、フランス音楽界の巨匠といわれたフォーレが、1924年に亡くなった日です。1845年、フランス南部ピレネー山脈に近い小村パミエに、地元の師範学校校長の子として生まれたガブリエル・フォーレは、幼少のころから教会のリードオルガンに親しむうちに、オルガン演奏の才能を見出され、9歳でパリに出て古典宗教音楽学校で学びました。1861年には、音楽教師として赴任してきたサン=サーンスにピアノと作曲を師事……。

2012年 「インゲン豆」 と隠元
江戸時代の初期に禅宗の流れをくむ「日本黄檗(おうばく)宗」を開いた、中国の僧 隠元が、1592年に生まれた日です。隠元隆g(いんげんりゅうき)は「民」の時代に中国福建省で生まれました。29歳のとき、黄檗山に登って禅の修業を積み、鎌倉時代に栄西が日本に伝えた臨済宗を究め、35歳で悟りを開きました。江戸時代のはじめ、長崎に住んでいた中国人は……。
 
2011年 「おもしろ古典落語」47回目 『近日息子(きんじつむすこ)』
「お父っつぁん、行ってきたよ」「おお、ご苦労。で、芝居はいつが初日だ?」「明日だ」「明日? おかしいな、きのう千秋楽になったばかりだろ、一日おいただけで、あしたが初日のはずはねぇ。いいかげんなことをいうな」「だって看板に『近日開演』って書いてあったぜ」「ばかっ! 近日開演ってぇのは、明日はじまるってことじゃねぇ」「お父っつぁんは字を知らないから困るな……。

2008年  ロマン派の代表作曲家・メンデルスゾーン
世界3大バイオリン協奏曲(コンチェルト)の一つと賞賛される「バイオリン協奏曲」をはじめ、「真夏の夜の夢」「フィンガルの洞窟」などを作曲したことで知られるメンデルスゾーンが、1847年に亡くなった日です。フェリックス・メンデルスゾーンは、19世紀前半の、ドイツの作曲家です。1809年、大銀行家を父にハンブルクに生まれ、幼いときから、教養豊かな母にピアノをおそわりながら育ちました……。

2005年  桁ちがいに安い労働力と物価
成長著しいという中国だが、労働賃金の安さは驚くほどだ。同行したこの旅行の主催者のK社長が、フット・マッサージは試す価値ありという勧めもあり、宿泊したホテル近くのホテル内にあるフット・マッサージ店に出かけてみた。20歳前後の美人女性によるたっぷり1時間のマッサージ。朝鮮人参入りのお湯桶に足を入れたまま、まず肩もみを10分ほど。次に片足をお湯に入れ……。
投稿日:2017年11月04日(土) 05:18

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)