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2017年版 11月7日はこんな日


● 今日(11月7日)の主なできごと

1336年 室町幕府始まる……足利尊氏が政治方針を示した「建武式目」を制定し、室町幕府が成立した。光明天皇(北朝)を立て、政権を握った尊氏は、後醍醐天皇(南朝)を吉野に追いやったため、南北朝が対立することになった。

1936年 帝国議会議事堂(今の国会議事堂)完成……東京永田町に帝国議会議事堂(今の国会議事堂)が落成。1918年に一般公募で選ばれたデザインを基に、1920年から建設が始められ、16年後のこの日に竣工式が行われたもの。


● 今日の主な記念日・恒例日

鍋の日……この日が立冬になることが多いこと、鍋ものがおいしい季節になることから、食品メーカーが制定。

知恵の日……朝日新聞社が、1988年のこの日『朝日現代用語 知恵蔵』を発刊したことで制定。


● 今日生まれた人

1867年 キュリー夫人……ポーランド出身フランスの科学者。ラジュームの発見とその分離に成功し、2度ノーベル賞を受賞。

1889年 久保田万太郎……大正・昭和期の小説家・劇作家・演出家・俳人。代表作『大寺学校』『うしろかげ』『三の酉』など。

1903年 ローレンツ……オーストリアの動物学者。「動物行動学」創始。「刷り込み」を発見。

1913年 カミュ……フランスの小説家・評論家。代表作『異邦人』『シーシュポスの神話』『カリギュラ』『ペスト』など。


● 今日亡くなった人

1910年 トルストイ……ロシアの文豪。代表作『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』『イワンのばか』など。

1901年 李鴻章……清(中国)末の政治家。

1944年 ゾルゲ……ドイツのジャーナリスト・ソ連のスパイ。「ゾルゲ事件」の首謀者。巣鴨拘置所で刑死。

1944年 尾崎秀実……昭和期の評論家・ジャーナリスト。「ゾルゲ事件」で刑死。

1980年 越路吹雪……昭和期のシャンソン歌手・女優。代表曲『愛の讃歌』『サン・トワ・マミー』『ろくでなし』など。「日本のシャンソン女王」

2008年 筑紫哲也……昭和・平成期のジャーナリスト・ニュースキャスター。


● 過去のマイブログ「11月7日」のテーマ

2014年  「下町の人情」 と久保田万太郎
戯曲『三の酉』をはじめ、伝統的な江戸言葉を駆使して滅びゆく下町の人情を描いた小説家・劇作家の久保田万太郎(くぼた まんたろう)が、1889年に生まれた日です。今の東京浅草雷門に、足袋を製造販売する店に生まれた久保田万太郎は、東京府立第三中学(今の両国高)を経て慶応大学文学科に入学したころ、教授をしていた永井荷風に出会って作家となる意志を固め……。

2013年  X線ってなーに?
「おもしろ科学質問箱 32」 X線というのは、1895年にドイツのウィルヘルム・レントゲンによって発見された放射線のことです。レントゲン線ともよばれ、物質を通りぬける性質(透過性)があるために、未知で不思議なものという意味でX(エックス)線と命名されました。X線は、光と似た電磁気の波で、光とちがうのは、波長(波と波の距離)が光にくらべて1万から100万分の1ほど短いために……。

2012年 「清」末の外交をリードした李鴻章
中国・清の政治家で、「日清戦争」の講和条約(下関条約)の全権大使として調印を行った李鴻章(り こうしょう)が、1901年に亡くなった日です。1823年安徽(あんき)省の合肥に生れた李鴻章は、1847年、科挙の最終合格者である「進士」になりました。1853年に太平天国の乱(キリスト教の信仰をもとに洪秀全を天王とし、清王朝を倒して漢民族の王朝を復興させようと起こした反乱) が広まったことで……。
 
2011年  不条理の作家・カミュ
『異邦人』『ペスト』などの小説、『シジフォスの神話』『反抗的人間』などのエッセイ、『誤解』『カリギュラ』などの劇を遺し、44歳の若さでノーベル文学賞を受賞したフランスの作家カミュが、1913年に生まれた日です。フランス領アルジェリアのモンドビに、フランスから渡ってきた農場労働者の子として生まれたアルベール・カミュは、幼くして父が戦死したため、アルジェにある母の実家の貧民街に……。

2008年 「どじをふむ」 「くだらない」
[どじをふむ]  しくじったり、へたなことをしたり、まのぬけた失敗をしたりしたときに使う言葉ですが、相撲からきた言葉という説があります。むかしは、力士の足が土俵の外へ出ることを、土地を踏むといっていたことから、これが「どじをふむ」になったというものです。でも、江戸後期の本には「どぢ、鈍遅の字音か」と記されているため、鈍遅が鈍智に変化したのではないかという説、ヘマをする「とちる→とちり」からきているという説もあってはっきりしません……。

2006年 「マルコポーロ」 のこども時代
マルコポーロは、15歳になるまで、父の顔を知りませんでした。父は、マルコがまだ母のお腹の中にいるときに船で商売の旅にでたまま、もどってこなかったのです。マルコは、母から父の話を聞き、いつもベネチアの港へ行って、心にえがいた父を待ちました。14歳のときに母が亡くなり、ひとりぼっちになりました。マルコは、それまで以上に海の向うをみつめて父を待ちつづけました。15年ぶりにもどってきた父は……。

2005年  中国の暗部
広州でのもう1日は、ホテル周辺を歩きまわり、中国の一般の人たちの暮らしぶりを探訪してみることにした。まず、気がついたことは、交通マナーの悪さだ。メインとなる幅15mほどの道路の多くは、道路を横断させないために中央に金網が張ってあるが、幅10mほどの一般道路では、歩行者は車の合間を練るように横断していく。近くに信号があっても、ほとんど信号まで行こうとしない。赤信号でも平気で歩いて行くし、バイクも赤信号でも突っ込んできて左折するのは当たりまえ……。
投稿日:2017年11月07日(火) 05:46

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)