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2017年版 11月18日はこんな日


● 今日(11月18日)の主なできごと

1901年 八幡製鉄所操業……福岡県北九州市に建設された八幡製鉄所が操業を開始した。近代化を推進していた明治政府が、殖産振興・富国強兵をもとにしたわが国初の本格的な製鉄所で、日露戦争、第1次世界大戦での鉄鋼需要の急増で、急速に発展した。

1903年 パナマ運河条約……太平洋とカリブ海を結ぶパナマ運河は、スエズ運河をひらいたレセップスが開発に着手したが、難工事のため断念。アメリカ合衆国はパナマとの間でパナマ運河条約を結び、10年以上もかけて建設を進めて、1914年に開通させた。そのため長いあいだアメリカによる支配が続いてきたが、1999年末、パナマに完全返還され、現在はパナマ運河庁が管理している。


● 今日の主な記念日・恒例日

土木の日……1879年に工学会(日本工学会の前身)がこの日に設立されたこと、「土木」を分解すると「十一」「十八」になることから、土木学会や日本土木工業協会が建設省(今の国土交通省)の支援で1987年に制定。

もりとふるさとの日……1994年のこの日、国土保全奨励制度全国研究協議会が設立したことを記念して制定。

その他の記念日……音楽著作権の日・雪見だいふくの日・カスピ海ヨーグルトの日など。


● 今日生まれた人

1786年 ウェーバー……ドイツの作曲家。代表作『魔弾の射手』『舞踏への勧誘』など。

1787年 ダゲール……フランスの画家・写真家。「銀板写真法」発明。

1890年 ドッジ……アメリカの銀行家・財政金融専門家。戦後日本の経済政策「ドッジ・ライン」を立案・勧告。

1901年 ギャラップ……アメリカの心理学者・世論統計家。「ギャラップ調査」創始。

1904年 古賀政男……昭和期の歌謡曲作曲家。代表作『丘を越えて』『影を慕いて』『青い背広』など。


● 今日亡くなった人

1922年 プルースト……フランスの小説家。代表作『楽しみと日々』『失われた時を求めて』など。

1943年 徳田秋声……明治・大正・昭和期の小説家。代表作『あらくれ』『光を追うて』『縮図』など。

1944年 牧口常三郎……明治・大正・昭和期の宗教家。創価教育学会(後の創価学会)初代会長。

1958年 木村荘八……大正・昭和期の洋画家・挿絵画家・随筆家。


● 過去のマイブログ「11月18日」のテーマ

2013年  『魔弾の射手』 のウェーバー
オペラ『魔弾の射手』『オベロン』や、ピアノ曲『舞踏への勧誘』などを作曲したドイツロマン派音楽の祖といわれるウェーバーが、1786年に生まれた日です。北ドイツ・リューベック近郊のオルデンブルクに生まれたカール・マリア・フォン・ウェーバーは、生まれて間もなく父が劇団主となったために、ソプラノ歌手の母とともに一家でオーストリア全土を巡業の旅ですごしました。9歳のころに本格的な音楽教育を受けると才能を発揮しだし、14歳では歌劇『森の娘』を……。

2011年 「おもしろ古典落語」49回目 『小言幸兵衛(こごとこうべえ)』
麻布にある大家の幸兵衛、のべつまくなし長屋を回っては小言をいい歩いているために「小言幸兵衛」とあだ名がつけられています。「おい魚屋、魚をこさえるのはいいが、はらわたをむやみにまき散らして、蠅がたかっていけねぇよ」「糊屋のばぁさん、そんなとこで赤ん坊に小便させちゃ困るね、あとが臭ぇじゃねぇか」「どこの家だい? 焦げくさいな、また熊んとこだな、のべつ飯を焦がしてるから熊公は色が黒ぇんだ」しまいにはネコにまで「寝てばかりいねぇで、ネズミでもとれ……。

2010年  写真の父・ダゲール
写真を発明した人物として知られるフランスの画家で発明家のダゲールが、1787年に生まれた日です。ルイ・ジャック・マンド・ダゲールは、パリに近いセント・オワスに生まれました。子どものころから絵がじょうずで、画家をめざすようになりました。いちじ税務署員として働きましたが、やがて風景画家として有名になります。そして舞台の背景画を描いたり、舞台の照明をてがけたりするうち、より本物に近い風景画を見せたいと「ジオラマ」を発明し……。
 
2009年  流行歌王・古賀政男
今日11月18日は、『丘を越えて』『影を慕いて』『青い背広』など、日本人の心にふれるメロディで、今も口ずさまれているたくさんの歌謡曲を作った作曲家の古賀政男が、1904年に生まれた日です。美空ひばりの歌で大ヒットした『柔』や『悲しい酒』も古賀政男の作品です。古賀政男は、福岡県に生まれました。父は、せと物を売り歩く商人でした。政男が6歳のとき、父は病気で亡くなり、母のせつは、政男や弟をつれて今の韓国の仁川に渡りました……。

2008年  [おもしろ民話集 52] ねずみの嫁入り
むかし、ある家の大きな蔵に、ねずみの夫婦が住んでいました。蔵にはいつも、お米や麦や豆がいっぱい入っていたので、ねずみの夫婦は、とてもお金持ちでした。でも、ねずみの夫婦には子どもがいませんでした。そこで毎晩神様にお願いしていると、ようやく、とても可愛い女の子をさずかりました。夫婦は大喜びです。女の子はずんずん大きくなって、びっくりするほどきれいになって、ねずみ国一の美人といわれるほどになりました。こうなるとねずみの夫婦は……。

2005年  親子読書ライブラリー
拠点長会の席上で語った内容の第1回目。「みんなのおんがくかい」 は、お約束通り5月末(1983年)に完成いたしまして、拡売にはげんでいただいていると思いますが、どんな感想をお持ちでしょうか。内容面では、非常に高い評価をいただいて嬉しく思っております。有吉忠行、西田照子さんお二人による解説のすばらしさ、絵のほうは海外でも高く評価されているアユカワマン氏がメルヘンの世界を精魂こめた120枚の絵にしてくださいました……。
投稿日:2017年11月18日(土) 05:44

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)