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2017年版 11月13日はこんな日


● 今日(11月13日)の主なできごと

1523年 インカ帝国皇帝捕えられる……15世紀から16世紀にかけてペルー南部に栄えたインカ帝国は、クスコを中心に石造建築や織物、金銀細工など優れた文明を築いたが、この日スペインのピサロは、帝国のアタワルバ皇帝をだまして捕えた。翌年インカ帝国は滅亡、スペインは南アメリカ大陸の大半を長い年月支配することになった。

1614年 高山右近国外追放……織田信長、豊臣秀吉、徳川家康につかえた高山右近は、築城術にたけ茶道にも長じたキリシタン大名だったが、禁止されたキリスト教を捨てなかったためにこの日国外追放、40日後にマニラで亡くなった。


● 今日の主な記念日・恒例日

うるしの日……日本の伝統工芸に使用される漆のすばらしさを知ってもらおうと、日本漆工芸協会が1985年に制定。平安時代に、文徳天皇の第一皇子惟喬親王が京都嵐山の法輪寺に参籠し、その満願の日のこの日に漆の製法を菩薩から伝授されたという伝説に由来し、以前から漆関係者の祭日だった。

いいひざの日……「いい(11)ひざ(13)」の語呂合せと、寒さが厳しくなりひざなど関節痛の治療や予防を呼びかけようと薬品会社が制定。


● 今日生まれた人

354年 アウグスティヌス……古代キリスト教の神学者・哲学者・説教者。代表著作『告白』『三位一体論』『神国論』など。

1850年 スチーブンソン……イギリスの小説家。代表作『宝島』『ジキル博士とハイド氏』『誘拐されて』など。

1896年 岸信介……昭和期の政治家。第56・57代首相。「日米安保条約改定」を強行。


● 今日亡くなった人

1643年 天海……安土桃山期から江戸時代初期の僧。家康の側近として、江戸幕府初期の宗教政策に関与。

1722年 康熙帝……中国・清の第4代皇帝。中国歴代最高の名君の一人。『康熙字典』『古今図書集成』などを編纂。

1868年 ロッシーニ……イタリアの作曲家。代表作『セビリアの理髪師』『ウィリアム・テル』『アルジェのイタリア女』など。

1973年 サトーハチロー……昭和期の詩人・作詞家。代表作『おかあさん』(詩集)『ちいさい秋みつけた』『かわいいかくれんぼ』『リンゴの唄』『長崎の鐘』(作詞)など。

1983年 金栗四三……明治・大正・昭和期の陸上競技選手・指導者。「日本マラソンの父」

2007年 稲尾和久……プロ野球選手・コーチ・監督・解説者・評論家。投手として3年連続30勝・シーズン最多42勝を記録。


● 過去のマイブログ「11月13日」のテーマ

2015年 「日本マラソンの父」 金栗四三
箱根駅伝の開催に尽力し、高地トレーニングを導入するなど日本マラソン界の発展に大きく貢献した金栗四三(かなぐり しぞう)が、1983年に亡くなった日です。1891年、熊本県玉名市に生まれた金栗四三は、旧玉名中学を卒業後、1910年東京高等師範学校(今の筑波大)に入学しました。1911年、翌年に開催される第5回ストックホルムオリンピックに向けた……。

2014年 「家康の懐刀」 天海
徳川家康に重用され、日光東照宮、上野寛永寺を中心とする関東天台宗の主宰者として活躍した天海(てんかい)が、1643年に亡くなった日です。1536年、会津に生まれたとされる天海は、11歳のときに会津龍興寺で出家した後天台宗を学び、比叡山延暦寺や三井寺、興福寺などで学を深め、1571年、織田信長により延暦寺が焼き打ちに合うと武田信玄の招きにより……。

2013年  [おもしろ民話集 104] もえあがる小屋
むかし、ある海岸近くに小高い丘がありました。この丘の小屋に、病気でねたきりのおばあさんが一人きりで住んでいました。ある秋の寒い日の午後のこと。この日は、浜辺でにぎやかなお祭りがある日でした。町のひとたちは一人残らずやってきて、楽団の音楽にあわせ、ダンスに興じたり、歌をうたったり、テント張りのお店もたくさん出て、飲んだり食べたり……。

2012年  古代思想界の巨人アウグスチヌス
『告白』や『神の国』などを著わし、キリスト教発展の基礎を築いた古代キリスト教会指導者・教父のアウグスチヌスが、357年に生れた日です。キリスト教徒の母と異教徒の父の子として、北アフリカのヌミディアという田舎に生まれたアウレリウス・アウグスチヌスは、若いころから弁論の勉強をし、370年からカルタゴで弁論術を学びました。当時カルタゴは貿易などで……。

2009年 「ちいさい秋みつけた」 のサトーハチロー
「ちいさい秋みつけた」「かわいいかくれんぼ」「わらいかわせみに話すなよ」などの童謡や、戦後大ヒットした歌謡曲「リンゴの歌」「長崎の鐘」などの作詞を手がけた、詩人・作家のサトーハチローが、1973年に亡くなった日です。サトーハチローは、作家の佐藤紅緑の長男として、1903年に東京・市谷に生まれました。幼い頃に、鍋の熱湯を背中に浴びた……。

2008年  図書館を利用した読み聞かせ
週のうち4日をパートで働く33歳の主婦の話です。「私の、3歳と5歳の子どもへの読み聞かせは、月に2回です。第1と第3の日曜日の午後1時から3時まで。12時半に家を出て、帰ってくるのは3時半。場所は家からバスで20分ほどのところにある図書館の児童室。児童室の片隅にすわって、まず、2人の子どもを前にかみしばいの熱演をはじめます。そばにいるよその子も……。

2007年 「まわり」 という物さしで、人を 「変わり者」 扱いにしない
お互いのわが子を、同じ保育園あるいは幼稚園に通わせている母親が集まったとき 「〇○ちゃんって、とっても変わってるみたいね。小さくて無口なのに、みんなにのけものにされると、すぐ乱暴するそうじゃないの。先生にしかられると、黙って帰ってしまうこともあるそうよ」 などと話しているのを耳にすることがあります。しかし、これは少しおかしなことです……。

2006年 「林芙美子」 のこども時代
親の行商から行商への旅で、小学校を10数回も変わった芙美子は、11歳のとき、親子3人で尾道へやってきました。まもなく芙美子は、町の人たちから“オイチニのむすめ”と、よばれるようになりました。父が、日本一薬館という薬屋から、軍服まがいの服と手風琴を借りて、町角で 「オイチニのくすりは、よいくすり、日本一のくすりがオイチニッ」 など……。
投稿日:2017年11月13日(月) 05:13

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)