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2017年版 11月14日はこんな日


● 今日(11月14日)の主なできごと

1930年 浜口首相狙撃される……東京駅で狙撃されて重傷を負った浜口雄幸首相は、「男子の本懐」と語って話題になった。軍部の反対を押しきって行った金輸出解禁などが右翼の反感を買ったのが原因。


● 今日の主な記念日・恒例日

世界糖尿病デー……糖尿病の治療に効果を発揮するインスリンを発見したカナダのバンティング医師の誕生日であることから、世界保健機関(WHO)などが制定した国際デー。

いい石の日/いい樹脂の日……「いい(11)石(14)」「いい(11)じゅし(14)」の語呂合せから、山梨県石材加工業協同組合が「いい石の日」を、中部日本プラスチック製品工業会が「いい樹脂の日」を制定。

ウーマンリブの日……1970年のこの日、東京渋谷で女性解放運動を高めるための日本初のウーマンリブの大会が開催されたことにちなんだ記念日。


● 今日生まれた人

1630年 貝原益軒……江戸時代前・中期の儒学者・博物学者。代表著作『養生訓』『大和本草』『自娯集』『慎思録』など。

1765年 フルトン……アメリカの技術者。「実用蒸気船」開発。

1840年 モネ……フランスの画家。代表作『印象・日の出』『日傘を差す女』『ラ・ジャポネーズ』『睡蓮』連作など。

1889年 ネルー……インド初代首相。

1891年 バンティング……カナダの医師。「インスリン」を発見。

1907年 リンドグレーン……スウェーデンの児童文学作家。『長くつ下のピッピ』『やかまし村の子どもたち』『ロッタちゃん』『名探偵カッレくん』など。

1924年 力道山光浩……昭和期の大相撲出身プロレスラー。


● 今日亡くなった人

1716年 ライプニッツ……ドイツの哲学者・数学者。代表著作『モナドロジー』『形而上学叙説』『人間知性新論』など。

1831年 ヘーゲル……ドイツの哲学者。「弁証法」を確立。

1966年 亀井勝一郎……昭和期の文芸評論家。代表作『大和古寺風物誌』『愛の無常について』など。

1971年 金田一京助……明治・大正・昭和期の言語学者・歌人。アイヌ語研究の本格的創始者。

1986年 円地文子……昭和期の小説家・劇作家。代表作『女坂』『ひもじい月日』『朱を奪うもの』『なまみこ物語』など。

1988年 三木武夫……昭和期の政治家。第66代首相。自民党幹事長・運輸相・通産相・外相などを歴任。

1993年 野坂参三……大正・昭和期の政治家・社会運動家。日本共産党第一書記・名誉議長歴任。


● 過去のマイブログ「11月14日」のテーマ

2014年 「知の巨人」 ライプニッツ
デカルトやスピノザと並ぶ哲学者、微分積分法を発見した数学者として知られるほか、歴史学、法学、神学、経済学、物理学、論理学などに業績を残し、政治家、外交官としても活躍したドイツのライプニッツが、1716年に亡くなった日です。1646年、ドイツ中東部のライプツィヒに、ライプツィヒ大教授の子に生まれたゴットフリート・ライプニッツは、幼いころから神童といわれ、6歳のときに父が亡くなってからは、父の蔵書を手当たり次第に読んで育ちました……。

2012年 『大和古寺風物誌』 の亀井勝一郎
『日本人の精神史研究』『大和古寺風物誌』『愛の無常について』など、ぼう大な著作を残した評論家の亀井勝一郎(かめい かついちろう)が、1966年に亡くなった日です。1907年、地元銀行の支配人の子として北海道函館に生まれた亀井勝一郎は、旧制函館中学から旧制山形高校(現・山形大学)に入り、ドイツ語でゲーテやハイネの文学作品に親しむいっぽう、共産主義思想に魅かれるようになりました……。

2011年 「弁証法」を体系づけたヘーゲル
ドイツ観念論哲学の完成者とされるヘーゲルが、1831年に亡くなった日です。1770年、ドイツ南西部にあるシュツットガルトの公務員の家に生まれゲオルク・ウィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルは、進歩的な教育者だった母の影響もあって、子どもの頃から語学、文学、哲学などを教わりました。わずか8歳のときに「シェイクスピア全集」の感想文を記すほどの読書家でもありました。ルター派のチュービンゲン神学大学で学び、哲学者シェリングや詩人ヘルダーリンと交友を結び……。
 
2008年 「やきがまわる」「はめをはずす」「なしのつぶて」
[やきがまわる] は、 もともとは刀鍛冶の専門用語です。刀の刃を鍛えるときに熱することを「焼き」といいますが、火が入りすぎると、逆に、切れ味が悪くなってしまいます。つまり「焼きがまわりすぎた」ということになり、これが、年をとったりして、腕前や能力が落ちる時に使うようになりました……。

2007年  インドの偉大な指導者・ネルー
イギリスの植民地だったインドを独立に導き、インド発展に全力を注いだネルーが1889年に生まれた日です。インドの人たちにとっての今日は、偉大なネルーの誕生を祝う日であるとともに、「子どもの日」 にもなっています。ネルー家は、インドのカースト制度ではいちばん上の、バラモンという家がらです。父は名だかい弁護士で、しかもたいへん教養のある人でした……。

2006年 「ハイドン」 のこども時代
ハイドンの父親は貧しい車大工でした。しかし、いつも心の豊かさを大切にし、とくに音楽が好きでした。母も、神を深く信仰する心のやさしい人でした。4歳のころには、父の弾くハープに合せて、美しい声で歌うようになりました。棒切れでバイオリンを弾くまねをして、みんなを笑わせることもありました。5歳のとき、小学校の校長をしている親戚へ預けられました。「家へ帰りたい、みんなどうしているかなあ」 ハイドンは、さびしさに涙ぐむこともありました……。
 
2005年  教科書の絵を替えさせた「ひらいたひらいた」
わらべうたの「ひらいたひらいた」(作詞・作曲不詳) の歌詞は、つぎの通り。ひらいた/ひらいた/なんのはなが/ひらいた/れんげのはなが/ひらいた/ひらいたと/おもったら/いつのまにか/つぼんだ━━ れんげの花って、池や沼の水の上に咲く、ハスの花のことなの。赤や白や桃色の大きな花は、夏の朝、お日さまの光を受けると開いて、みんながおやつを食べる3時ころにはつぼむの……。
投稿日:2017年11月14日(火) 05:26

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)