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2017年版 12月27日はこんな日


● 今日(12月27日)の主なできごと

1923年 虎ノ門事件……この日、無政府主義者の難波大助が皇太子(後の昭和天皇)の乗る車に発砲。現行犯逮捕の上に大逆罪が適用され、翌年死刑となる。


● 今日の主な記念日・恒例日

浅草仲見世記念日……1885年のこの日、東京浅草の「仲見世」が新装開業し、煉瓦作りの新店舗139店が開店した。1923年の関東大震災で倒壊したが、鉄筋の建物として再建。

ピーターパンの日……1904年のこの日、イギリスの劇作家ジェームス・バリーの童話劇『ピーターパン』がロンドンで初演されたことにちなむ記念日。


● 今日生まれた人

1571年 ケプラー……ドイツの天文学者。惑星の軌道と運動に関する「ケプラーの法則」を唱える。

1758年 松平定信……江戸時代中・後期の白河藩主・江戸幕府老中。第11代将軍徳川家斉のもとで「寛政の改革」実施。

1780年 頼山陽……江戸時代中・後期の漢学者・歴史家。代表著作『日本楽府』『日本外史』など。

1822年 パスツール……フランスの細菌学者・化学者。狂犬病ワクチンを初めて人体に接種。「近代微生物学の開祖」

1867年 鈴木三郎助……明治・大正・昭和期の実業家。「味の素」創業。

1876年 大谷光瑞(鏡如)……明治・大正・昭和期の僧侶・探検家。西本願寺22代法主、中央アジア探検家。

1898年 浅沼稲次郎……昭和期の政治家。社会党委員長・書記長歴任。「人間機関車」


● 今日亡くなった人

966年 小野道風……平安時代中期の公卿・能書家。和様書道の基礎を築く。

1834年 チャールズ・ラム……イギリスの随筆家・詩人。代表作『シェイクスピア物語』。

1923年 エッフェル……フランスの工学者・建築家。「エッフェル塔」設計。

1969年 大谷竹次郎……明治・大正・昭和期の実業家・演劇興行主。「松竹」創業。

1987年 椋鳩十……昭和期の児童文学者。代表作『片耳の大鹿』『大空に生きる』『マヤの一生』『大造じいさんとガン』など。


● 過去のマイブログ「12月27日」のテーマ

2013年 「おもしろ古典落語」137回目 『御慶(ぎょけい)1・年末編』
江戸っ子のあいだに富くじという、宝くじのようなのが流行った時代がありました。一攫(いっかく)千金をねらう欲の皮のつっぱった町人も多く、夫婦げんかの絶えない家もずいぶんありました。長屋の八五郎夫婦もそんな家のひとつでして……。「どうするんだい、おまえさん。暮れの28日だというのに、仕事もしないでぶらぶらして、やれ、ゆうべこんな夢をみたからどうだとか、のんきなこといわないでおくれ……。

2012年 「カブキ」 を世界に広めた大谷竹次郎
双子の兄・白井松次郎とともに「松竹」を創業し、日本の興業界をリードした実業家の大谷竹次郎(おおたに たけじろう)が、1969年に亡くなった日です。1877年京都の興業師の子として生れた大谷竹次郎は、幼いころから、双子の兄松次郎と芝居小屋で育つうち、母が経営をまかされていた小屋の売店を手伝うようになりました。1895年に、父が新京極「阪井座」の出資者になると、竹次郎はその代理として……。

2011年 「日本のシートン」 椋鳩十
児童向動物文学の傑作をたくさん著した作家の椋鳩十(むく はとじゅう)が、1987年に亡くなった日です。1905年、長野県南部・喬木村の牧場主の家に生れた椋鳩十(本名・久保田彦穂)は、少年の頃から父親に連れられて近くの山へ狩りにでかけたり、猟師たちからさまざまな話を聞くうち、大自然の中を生きる動物たちへの関心が高まりました。旧飯田中学をへて法政大学に入学したころから、詩や小説を書きはじめ、卒業後に鹿児島・種子島にある……。

2010年 日本式書道を確立した小野道風
平安時代中期に活躍した書道家で、それまでの中国的な書風から脱皮して、和様(日本式)書道の基礎を築いた小野道風が、966年に亡くなった日です。ある日、道風が、ふと柳の下を見ると、1匹のカエルが、たれさがった枝に飛びつこうとしていました。カエルは、飛びあがっては落ち、落ちては飛びあがりました。失敗しても失敗しても、あきらめません。そして、しだいに高く飛べるようになったと思うと……。

2007年 武家の歴史 「日本外史」 を著した頼山陽
江戸時代の後期、第11代将軍徳川家斉が幕府をおさめていたころの学者・歴史家として、源平時代から徳川にいたる武家700年の歴史を綴った 「日本外史」 を著し、詩人・書家としても活躍した頼山陽が、1780年に生まれた日です。山陽は、大坂(大阪)で生まれ、安芸国(広島県)で少年時代をすごしました。父も祖父も伯父も学問をこのみ、母も、文芸にしたしむ人でした。このめぐまれた環境に育った山陽は……。

2006年 隠しごとをする子、おけいこごとを自慢する子
「自分のしたことを隠す子にしたいなら」━━ 子どもが外から帰ってきて、なにか失敗したことをつげるたびに、「なぜ、そんなバカなことをしたの」と、叱ってやりましょう。失敗の原因など、子どもといっしょに考えてやったりしてはいけません。また、子どもが楽しそうに話をしているときにも、ちょっとでもよくないことは、片はしから小言をいいます。子どもが話をしようとしたら「あとで、あとで」「どうせ、ろくな話じゃないでしょ」「いま、あんたの話なんか聞いてるひまないの……。
投稿日:2017年12月27日(水) 05:48

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)