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2017年版 12月22日はこんな日


● 今日(12月22日)の主なできごと

1572年 三方が原の戦い……甲斐の武田信玄は、三方が原(浜松市付近)で、徳川家康・織田信長軍と戦い、勝利をおさめた。家康の生涯で唯一の完敗した戦といわれている。

1885年 伊藤博文初代内閣総理大臣……明治政府は、太政大臣制を廃止して内閣制度を開始し、初代の内閣総理大臣に伊藤博文が就任した。


● 今日の主な記念日・恒例日

改正民法公布記念日……1947年のこの日、「民法」の第4編と第5編を全面改正する改正法が公布された。この改正により、男女平等が認められ、家父長制の家族制度が廃止され、戸籍は夫婦単位となった。

労働組合法制定記念日……1945年のこの日、「労働組合法」が公布された。「労働組合法」は、労働者の団結権・団体交渉権・団体行動権等の保障について定めた法律で、「労働基準法」「労働関係調整法」とともに「労働3法」と呼ばれている。


● 今日生まれた人

598年 太宗(李世民)……中国・唐の第2代皇帝で、「貞観の治」という唐王朝の基礎を築く善政を行った中国史上最高の名君の一人。

1847年 東郷平八郎……明治・大正期の海軍軍人。日清・日露戦争の勝利に大きな貢献。

1858年 プッチーニ……イタリアの作曲家。代表作『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』『トスカ』など。


● 今日亡くなった人

702年 持統天皇……飛鳥時代の天武天皇皇后・第41代天皇。

1880年 エリオット……イギリスの小説家。『アダム・ビード』『サイラス・マーナー』『ミドルマーチ』など。

1937年 ケロッグ……アメリカの政治家。国務長官歴任。「不戦条約」締結に尽力。

1943年 ビアトリクス・ポター……イギリスの絵本作家。代表作『ピーターラビット』シリーズ。


● 過去のマイブログ「12月22日」のテーマ

2015年 「飛鳥時代の女帝」 持統天皇
第41代天皇として律令国家の確立に努め、白鳳文化の発展に尽くした女帝の持統天皇(じとうてんのう)が、702年に亡くなった日です。645年、のちに天智天皇となる中大兄皇子の次女として、「大化の改新」開始の年に生まれた持統は、657年13歳のときに、叔父の大海人皇子(のちの天武天皇)に嫁ぎました。大海人は天智天皇の皇太子の地位につきましたが、天智の晩年に意思の疎通を欠き、671年に朝廷を去って吉野山に入ったため、持統もこれに従いました……。

2014年 「不戦条約」 とケロッグ
第一次世界大戦後、フランスから「米仏間の戦争放棄」の提案を受け、日本を含む15か国による「不戦条約」につなげたアメリカの政治家ケロッグが、1937年に亡くなった日です。1856年、ニューヨーク州ポツダムに生まれたフランク・ケロッグは、9歳のときミネソタ州に移住し、農場で働きながら法律の勉強をして20歳で弁護士資格をとり、1877年同州のロチェスター市で弁護士を開業。同市の法律顧問を務めるなど、弁護士としてかなりの成功をおさめました……。

2011年 「おもしろ古典落語」54回目 『ねこの災難(さいなん)』
めっぽう酒好きな熊五郎。朝湯から帰って一杯やりたいと思っても、先立つものがありません。「たまの休みだというのに、なんとかして飲めねぇかな」「あら、熊さん帰ってたの?」「ああ、お隣りのおかみさん。おや、お皿にみごとな鯛をお持ちですね」「鯛ったって頭だけよ。うちの猫が病気をしちゃってね、知り合いが病気見舞いにって鯛をくれたんで、やわらかいとこを猫にたべさせて、頭と尻尾が残ったから、いま、捨てにいくところよ」「捨てる? もったいないねぇ……。

2010年 「東洋のネルソン」 東郷平八郎
日露戦争の日本海海戦を指揮し、ロシア艦隊を破ったことで国民的な尊敬を集めた東郷平八郎が、1847年に生まれた日です。薩摩藩(鹿児島県)の下級武士の子として生まれた東郷は、幼いころから厳しく育てられ、剣法や砲術などを学びました。1863年の「薩英戦争」のとき、はじめて実戦に参加し、3年後に藩の海軍方に入りました。1868〜69年の「戊辰戦争」では、軍艦「春日」に士官として乗りこみ、新潟や函館に転戦して阿波沖海戦、箱館戦争などで活躍。明治政府の海軍士官となって……。

2009年 初の内閣総理大臣・伊藤博文
今日12月22日は、明治政府が1885年、これまでの太政大臣制を廃止して、内閣制度を開始した日です。初代の内閣総理大臣に伊藤博文が就任、日本ではじめての内閣が発足しました。明治維新によって、徳川幕府が幕を閉じ、1868年に明治新政府ができました。でも、内閣制というものはなく、太政大臣制といって太政大臣、左大臣、右大臣の3名の大臣をおき、実際に政治を動かすのは「参議」でした。この参議には、明治維新で功績のあった薩長土肥(薩摩藩・長州藩・土佐藩・肥前藩)の人たちで……。

2008年 団地の 「階段読み聞かせ」
知人から、おもしろい「読み聞かせ」の話を聞きました。砂場・スベリ台・木馬などがある団地内の遊び場は、午後3時ごろになると、幼児と母親でいっぱいになります。子どもたちを見守りながら、母親たちは井戸端会議ならぬ「砂場端会議」です。「あんなふうにして過ごしてしまうのは、もったいない」と感じたのでしょう。ひとりのお母さんが、砂場へ絵本を2冊持って行き、子どもをしばらく砂場で遊ばせた後で「ねぇ、みんな、おもしろい絵本を読んであげようか」と……。

2006年 無駄づかいする子、自信のない子
「無駄遣いの習慣をつけさせたいなら」━━ わが子が小づかいを欲しがるたびに、いくらでもお金をあげることです。小づかいの額をきめてしまってはいけません。それから、子どもが小づかいを何に使おうと、けっして問いただしてはいけません。子どもはますます多くの小づかいをせびるようになります。やがて、それでも不足すれば、人から借金をすることを覚えてくれます。さらには、盗みをすることも覚えてくれます。ムダづかいをさせることは、子どもを非行に走らせる最短の道です……。
投稿日:2017年12月22日(金) 05:21

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)