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2017年版 12月24日はこんな日


● 今日(12月24日)の主なできごと

1944年 東京初空襲……アメリカ軍の爆撃飛行機B29が、東京へ初めての爆撃を行った。航空機を製造する中島飛行機武蔵野工場が主な攻撃目標だったが、やがて無差別爆撃へ戦術を変え、翌年3月10日には東京の下町を火の海にする大空襲を行った。


● 今日の主な記念日・恒例日

クリスマス・イヴ……クリスマスは、イエス・キリストの誕生日。キリスト教会暦では日没が1日の始まりであり、クリスマスは24日の日没から25日の日没までとなるので、その間の夜をクリスマス・イヴと呼ぶ。多くの国では、モミの木などのクリスマス・ツリーやリースを飾り、イヴには鶏・鴨・七面鳥などのごちそうを家族で囲んで食べ、夜中にはトナカイの引くソリに乗ったサンタクロースが、子どもたちの枕元にプレゼントを置いてくれる日とされている。古代ローマで、冬至にあたるこの日を「太陽の誕生日」と呼び、にぎやかに祝った習慣が基になっている説が有力。


● 今日生まれた人

1491年 イグナチオ・ロヨラ……カスティーリャ王国(スペイン)の修道士。カトリック教会の修道会「イエズス会」創立。

1818年 ジュール……イギリスの物理学者。電流によって生み出される熱についての「ジュールの法則」など、「熱力学」の発展に重要な功績。

1867年 鈴木貫太郎……明治・大正・昭和期の海軍軍人・政治家。海軍大将・外相などを歴任。第42代首相として「ポツダム宣言」を受諾、太平洋戦争の終結を図る。

1920年 阿川弘之……昭和・平成期の小説家。代表作『春の城』『雲の墓標』『山本五十六』『米内光政』『井上成美』など。


● 今日亡くなった人

1524年 バスコ・ダ・ガマ……ポルトガルの航海者。「インド航路」発見。

1863年 サッカレー……イギリスの小説家。代表作『虚栄の市』『ペンデニス』『バラと指輪』など。

1902年 高山樗牛……明治期の評論家・思想家。代表作『滝口入道』(小説)『美的生活を論ず』(評論)など。

1924年 中村彝……大正時代の洋画家。代表作『エロシェンコ像』『田中館博士の肖像』『少女裸像』など。

1946年 河村光陽……昭和期の作曲家。代表曲『ひなまつり』『かもめの水兵さん』『りんごのひとりごと』『赤い帽子白い帽子』『船頭さん』など。

1957年 大川周明……大正・昭和期の国家主義者。A級戦犯として逮捕されたが、精神異常を理由に免訴。代表著作『近世欧羅巴植民史』など。

1984年 美濃部亮吉……昭和期の経済学者・政治家。革新東京都知事として12年。「天皇機関説」美濃部達吉の子。

1997年 三船敏郎……昭和・平成期の俳優・映画監督。『醉いどれ天使』から『赤ひげ』まで黒澤明作品には欠かせない名優。


● 過去のマイブログ「12月24日」のテーマ

2015年 「軍部クーデター」 を指導した大川周明
近代日本の西洋化に対決しアジア主義を唱道した国家主義的思想家の大川周明(おおかわ しゅうめい)が、1957年に亡くなった日です。1886年、山形県酒田市に代々続く医者の家に生まれた大川周明は、旧荘内中学、五高を経て、東京帝国大学で印度哲学を専攻しました。その間、中学時代は、庄内藩の儒者角田俊次宅に下宿して漢学を学び、五高時代には学校当局の不正事件に……。

2014年 『エロシェンコ像』 の中村彝
大正期に活躍した洋画家で、『エロシェンコ像』『田中館博士の肖像』などの肖像、『女』『少女裸像』の連作などで知られる中村彝(なかむら つね)が、1924年に亡くなった日です。1887年、今の水戸市に旧下級武士の子として5人兄弟の末子に生まれた中村彝は、1歳のときに父を亡くしたことから、家計は職業軍人となった長兄に依存することになりました……。

2013年 「美文調」の高山樗牛
大学在学中に代表作『滝口入道』を著し、作家・文芸評論家・思想家として明治期の論壇で活躍した高山樗牛(たかやま ちょぎゅう) が、1902年に亡くなった日です。1871年、山形県・鶴岡に生まれた高山樗牛(本名・林次郎 樗牛=号)は、幼いころにおじの養子になり、その転任にともなって各地を転々としました。東京英語学校、仙台の旧制第二高校をへて……。

2010年 熱力学の大家・ジュール
イギリスの物理学者で「ジュールの法則」の発見や「エネルギー保存の法則」の原理を導いた一人であるジュールが、1818年に生まれた日です。ジェームス・プレスコット・ジュールは、マンチェスター近郊のサンフォードにある裕福な醸造家の子として生まれました。19世紀のはじめのイギリスは、産業革命がかなり進んでいて、特にマンチェスターは、ロンドンや……。

2009年  クリスマス・イブ
今日12月24日の夜は、クリスマス・イブです。12月25日がイエス・キリストが誕生した日といわれ、その前日の夜なのでクリスマス・イブといわれるわけです。クリスマス(Christmas)とは、Christ(キリスト)の mass (ミサ、祭り) です。そのため、本来は、紀元前7〜5年頃に、ユダヤの国ベツレヘム(イスラエルの首都エルサレムの約10km南)の馬小屋に生まれた……。

2008年  インド航路の発見者バスコ・ダ・ガマ
ポルトガルの航海者で、アフリカ大陸南端まわりのインド航路を発見し、ポルトガル海上帝国の基礎を築いたバスコ・ダ・ガマが、1524年に亡くなった日です。バスコ・ダ・ガマが、ポルトガルの国王マヌエル1世の命令をうけ、インドにむけて船出したのは、1497年7月のことです。それまでにもポルトガルは、アフリカをまわって東洋にでる航路を発見しようと……。
投稿日:2017年12月24日(日) 05:55

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)