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新着情報【2011年02月】

今日2月28日は、『小説神髄』『当世書生気質』を著し、シェイクスピア全集の翻訳など、作家・評論家・翻訳家・劇作家・教育家として、多岐な分野で活躍した坪内逍遥(つぼうち しょうよう)が、1935年に亡くなった日です。 逍遥は1858年、尾張藩だった現在の岐阜県美濃加茂市に生まれま...

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投稿日:2011年02月28日(月) 06:04

「おもしろ古典落語」の11回目は、『初天神(はつてんじん)』というお笑いの一席をお楽しみください。天神様というのは、学問の神様といわれる菅原道真公のことで、その天神様を祀ってあるお宮が天満宮です。新年になってから、天満宮にはじめてお詣りにいくことを「初天神」といい、とくに25日...

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投稿日:2011年02月25日(金) 06:45

今日2月24日は、日本人として初めてチベット入国に成功し、経典の翻訳やチベット語の研究に多くの業績を残した仏教学者・探検家の河口慧海(かわぐち えかい)が、1945年に亡くなった日です。 慧海は1866年、桶や樽を作る職人の子として大坂(現・大阪)の堺に生まれました。本名は定次...

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投稿日:2011年02月24日(木) 06:00

「おもしろ古典落語」の10回目は、『ねずみ』という、名工・左甚五郎にまつわるお笑いの一席をお楽しみください。 江戸・日本橋橘町の大工・政五郎の家に十年もの間居候をしていた左甚五郎。その政五郎が亡くなり、今は2代目のせがれの後見をしていますが、もともと旅が好きなため、まだ見ていな...

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投稿日:2011年02月23日(水) 06:27

今日2月22日は、詩情あふれる森や湖の風景画、『真珠の女』などの人物画の傑作を描き、次代の印象派の画家たちに多くの影響を与えたフランスの画家コローが、1875年に亡くなった日です。 コローの生きていた時代のフランスは、革命、ナポレオン戦争、王政復古、プロシア・フランス戦争、パリ...

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投稿日:2011年02月22日(火) 06:19

今日2月21日は、『みつばちマーヤの冒険』などの動物文学を著したドイツの作家ボンゼルスが、1880年に生まれた日です。 北ドイツの港町ハンブルク郊外の医者の子として生まれたボンゼルスは、18歳のときに家を飛び出して、ヨーロッパ各地からアジアなどを放浪して歩きました。やがて、ミュ...

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投稿日:2011年02月21日(月) 06:40

今日2月18日は、明治時代初期に来日したお雇い外国人の一人で、日本美術を高く評価し、紹介に努めたことで知られるアメリカの東洋美術史家フェノロサが、1853年に生まれた日です。 ボストン郊外のセーラムに生まれたアーネスト・フェノロサは、ハーバード大学を卒業後、先に来日していた モ...

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投稿日:2011年02月18日(金) 06:01

「おもしろ古典落語」の9回目は、『平林(たいらばやし)』という、ばかばかしいお笑いの一席をお楽しみください。 昔は、学校なんていうものがありませんでしたから、おとなになっても、まともに字を読んだり書いたりできない人がたくさんありました。 ある店のご主人が、小僧の定吉を呼んで、使...

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投稿日:2011年02月17日(木) 06:21

今日2月16日は、江戸時代中期の儒学者・思想家・文献学者として活躍した荻生徂徠(おぎゅう そらい)が、1666年に生まれた日です。 日本民族の文化の歴史の中で、もっとも華やかに開花した文化のひとつに「元禄文化」があげられます。それまでの文化は貴族か武士による文化でしたが、17世...

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投稿日:2011年02月16日(水) 06:13

今日2月15日は、昭和期に活躍した作家で、『幽閉』(『山椒魚』)で認められてから、『ジョン万次郎漂流記』『駅前旅館』『黒い雨』など、独自の作品を著した井伏鱒二(いぶせ ますじ)が、1898年に生まれた日です。 広島県の旧家に生まれた井伏鱒二は、5歳のときに父を亡くし、祖父にかわ...

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投稿日:2011年02月15日(火) 06:52

今日2月14日は、武士による独立国家を、関東に築こうとした平将門(たいらの まさかど)が、940年に亡くなった日です。 10世紀はじめの関東に、桓武天皇の血すじをひく平氏が、豪族として力を伸ばしはじめていました。平将門は、その平氏の一族平良将の子として生まれました。良将は、蝦夷...

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投稿日:2011年02月14日(月) 06:26

今日2月10日は、明治・大正から戦前・戦後にわたって女性解放運動・婦人運動の指導者として活躍した平塚雷鳥(らいちょう)が、1886年に生まれた日です。 東京麹町に、高級官吏を父に3人姉妹の末娘として生まれた平塚雷鳥(本名・明[はる])は、1887年から1年半欧米を視察旅行した父...

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投稿日:2011年02月10日(木) 06:37

「おもしろ古典落語」の8回目は、『一眼国(いちがんこく)』という、奇想天外なお笑いの一席をお楽しみください。 昔はあちこちに、見世物小屋というのがありました。珍しいものを見せてお金をとろうという商売ですが、中にはインチキくさいものもありました。「さぁ、ごらんよ…世...

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投稿日:2011年02月09日(水) 06:04

今日2月8日は、ロシアの革命家、アナキズム(無政府主義)の理論家の一人で地理学者のクロポトキンが、1921年に亡くなった日です。 ピョートル・クロポトキンは、その一生を貧しく虐げられた人々の幸福のためにささげましたが、自身は1842年、代々宮廷での要職をになってきた名門貴族の3...

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投稿日:2011年02月08日(火) 06:58

今日2月7日は、清朝(中国)第6代皇帝で、康熙(こうき)帝、雍正(ようせい)帝とともに、130年にわたる清朝の全盛期を築いた乾隆帝(けんりゅうてい)が、1799年に亡くなった日です。 17世紀前半の中国では、明が勢いを失いかけていました。現在の中国東北部に満州族が台頭し、161...

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投稿日:2011年02月07日(月) 06:36

「おもしろ古典落語」の7回目は、『猫の皿』という、お笑いの一席をお楽しみください。   (田舎を歩き回って、骨とうの掘り出し物を見つけては安く買いたたき、江戸の好事家へ高く売る、[果師(はたし)] という商売人がありました。ある果師が、とある川岸の茶店で休んでいて、何...

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投稿日:2011年02月04日(金) 06:19

「おもしろ古典落語」の6回目は、『松山鏡(まつやまかがみ』という、心暖まるお笑いの一席をお楽しみください。 (鏡を誰も見たことのない越後の国の松山村に、庄助という正直者で評判の農民がいました。両親が死んでから18年間、墓参りを欠かしたことがないほど孝心のあついことが領主に知れ、...

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投稿日:2011年02月03日(木) 06:16

今日2月2日は、奈良時代に、日本で初めて朝廷から大僧正という高い位をさずけられた行基(ぎょうき)が、749年に亡くなった日です。 渡来人の子孫として、668年に河内国(いまの大阪府)で生まれた行基は、15歳で、奈良の薬師寺に入って僧になりました。 母に孝行をつくしながら長い修業...

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投稿日:2011年02月02日(水) 06:05

今日2月1日は、明治・大正時代に政治家を兼ねながら、陸軍の最高実力者として活躍した山県有朋(やまがた ありとも)が、1922年に亡くなった日です。 1838年、「卒族」という足軽よりも低い身分の下級士族の長男として長州藩(山口県)の萩城下に生まれた山県有朋は、子どものころから槍...

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投稿日:2011年02月01日(火) 09:12

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)