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「せかい伝記図書館」 がオーディオブックに

1982年に、いずみ書房から初版を刊行した「せかい伝記図書館」(全36巻) は、その後何度か再版を重ねながら、現在も販売を継続している人気のシリーズです。

昨年の2月に「せかい童話図書館」(全40巻) のオーディオブックを制作してくれたパンローリング社が、引き続き「せかい伝記図書館」(全36巻) の制作に取り組み、このたび完成にこぎつけてくれました。

全9巻・CD54枚というぼう大なスケールで、総朗読時間56時間21分となっています。内容構成は、次の通りです。

第1巻 シャカ・孔子・ソクラテス・アレクサンドロス・シーザー・イエスキリスト・マホメット・チンギスハン・マルコポーロ・ジャンヌダルク・コロンブス・マゼラン他31名 (CD6枚・朗読時間364分)

第2巻 ミケランジェロ・レオナルドダビンチ・ガリレオ・ニュートン・フランクリン・ワシントン・ペスタロッチ・モーツァルト・ナポレオン・ベートーベン他33名 (CD6枚・朗読時間372分) 

第3巻 スチーブンソン・シューベルト・アンデルセン・リンカーン・ダーウィン・リビングストン・ナイチンゲール・シュリーマン・パスツール・ファーブル・トルストイ・ロダン他29名 (CD6枚・朗読時間352分)

第4巻 ノーベル・マークトウェーン・コッホ・エジソン・ゴッホ・シートン・キュリー夫人・ライト兄弟・ガンジー・チャーチル・シュバイツァー他26名 (CD6枚・朗読時間345分)

第5巻 アインシュタイン・ヘレンケラー・チャップリン・毛沢東・ディズニー・ケネディ・聖徳太子・中大兄皇子・藤原道長・紫式部他36名 (CD6枚・朗読時間395分)

第6巻 平清盛・源頼朝・源義経・親鸞・日蓮・北条時宗・足利尊氏・一休・雪舟・武田信玄・織田信長・豊臣秀吉他28名 (CD6枚・朗読時間378分) 

第7巻 徳川家康・松尾芭蕉・近松門左衛門・新井白石・徳川吉宗・平賀源内・本居宣長・杉田玄白・伊能忠敬・塙保己一・良寛・葛飾北斎他29名 (CD6枚・朗読時間384分)

第8巻 小林一茶・間宮林蔵・二宮尊徳・渡辺崋山・勝海舟・西郷隆盛・福沢諭吉・坂本龍馬・板垣退助・伊藤博文・田中正造・北里柴三郎他28名 (CD6枚・朗読時間385分) 

第9巻 牧野富太郎・豊田佐吉・夏目漱石・野口英世・与謝野晶子・石川啄木・宮沢賢治・湯川秀樹他60名 (CD6枚・朗読時間406分)

各巻定価2940円 セット価26,460円 (共に税込) 

世界や日本の歴史は、その時代に生きていた人間たちの記録でもあります。したがって、その人々の生きてきた姿を知ることこそ、歴史を知ることにほかなりません。「せかい伝記図書館」は、およそ100名の伝記と300名の小伝、総勢400名の重要人物に焦点をあてたシリーズです。要点を簡潔にまとめ、きちんと文学性をもった文章によって語られる内容は、大人にも子どもにも分かりやすく、しっかりと真実を伝えることができると確信しております。

本来は、両親や身近な人たちが、子どもたちに読んであげたり、子どもたち自身が読書に集中することが望ましいでしょう。でも、毎晩寝る前に読んであげたり、習慣化させとなると、なかなかむずかしいのが現状ではないでしょうか。ましてや、読書の楽しみが身についていない子に、読書を強いるのは、苦痛を与えるばかりで、本ぎらいにしてしまいがちです。

そんなときに威力を発揮するのが、このようなオーディオブックです。はじめから順に聞いていくことによって、歴史の大きな流れをきちんとつかむことができ、それぞれの人物たちの歴史が大きくつながっていることに気がいてくれたら大成功です。単に歴史を学ぶだけではなく、偉人といわれるような人たちが決して特別な人間ではなく、生きる姿勢や「夢」や「情熱」がふつうの人より優れていたこと、欠点だらけの人間がいかに立派な仕事をするようになったかなどにふれることによって、子どもたちの生きる意欲や、心の成長につながることは間違いありません。

まもなく、「チャオーネ」でも発売開始となります。また、いずみ書房のホームページでは、各巻の一部を聴けるようにしますので、ご期待ください。

投稿日:2010年02月01日(月) 09:11

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)